【概要】

　タイトル：ワールズエンド・カーニバルシティ

　作者：緑茶

　カテゴリ：現代ファンタジー

　状態：連載中

　文字数：729,924字(2020/11/29現在)

【あらすじ】

　シャーリーは夢想していた。薄汚れた街で生きるには、あまりにも純粋無垢で無知な夢だ。十年来思い続ける親友エスタの姿を追いかけて、シャーリーはロサンゼルスへと足を踏み入れる。

　イメージしていたのと違う？　そりゃそうだ、だってここはアンダーグラウンド――言葉にするのも汚らしい、おぞましい、嫌悪感を剥き出しにしたくなる掃き溜めみたいな空間だ。綺麗になんて生きられない。人ならざるモノが蔓延る地下街で、シャーリーは今日も生きていく。

【語り愛】

　洋モノ好きな人は高確率でハマると思う。

　洋モノ、というかアメリカンなノリですね。ジャンキーで整理整頓なんてされていない、無茶苦茶なビルの街並みやスクランブル交差点、タクシーが渋滞を起こしているような、そんな風景が好きな人なら刺さるのではないかと。

　もちろん今言ったのは有澤の勝手なアメリカのイメージなので、雰囲気ということで、ね？

　わちゃわちゃしてます。そういった街の混沌を感じさせる文章が好き。バトル、異能、シナリオ、キャラクター、様々な魅力はあるのでしょうが、こちらの小説は文章に惚れたタイプです。この支離滅裂でカオスな世界観を一発でわからせる文章、素晴らしい。

　ああ、もっとこの文章に浸っていたい！　もっとこの喧騒を楽しんでいたい！　そう思って次へ次へと読みたくなってしまいます。

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