応援コメント

第10話 正しい使い方」への応援コメント

  • お見事な解決策でした!
    星原さんの家の壁も、井荻さんの件もどちらも解決策が全く思いつかなかったので、こんな考え方があるのだなと目からウロコでした。
    素晴らしい伏線の回収だけではなく、しっかりとテーマに沿った結末まで導き出されていて改めてすごいと思いました。

    最後の星原さんの、ぱっと花が咲いたような笑顔が可愛いく印象的でした(≧▽≦)
    星原さんは、外見はお母様で性格はお父様ですね〜。

    作者からの返信

    落書きの止め方は「アンダーマイニング効果」と言って行動経済学の本で数年前に紹介されていた現象をネタにしてみました。
    井荻さんの方は事情がわかってみれば「なんだ」という話だったかもしれません。
    そんなわけで今回はお金に振り回されるのではなく、目的をもって正しく使うことが大事だよねという話でした。お褒めにあずかりましてありがとうございます。

    星原さんに関してはおっしゃる通り親からそれぞれ良いところが遺伝したのかもしれませんね。楽しんでいただけて嬉しく思います。
    コメントありがとうございました。

  • 第一章もとても面白い内容でした。
    ジャンルは違えど創作活動をしている身としては、落書きの彼の胸中も分からなくはない気もします。(もちろん落書きはNGですが)

    趣味は仕事にせず、趣味のままのほうが良いとよく耳にしますが、おそらく他人の評価が付いて回るようになるからなのでしょうね。
    一度評価されると『次はもっと評価されないと……。その次はさらにもっともっと……』となってしまい、最初に始めたきっかけを見失ってしまうのかも知れませんね。
    話は脱線してしまいましたが、読みながらそんなことを考えてしまいました汗

    それに、色々考えさせられる内容ではありましたが読み心地は非常に良く、いつも通り楽しみながら読み進めさせていただくこともできました。
    雪世さんの書く物語は味わい深いのに読みやすいので、いつもガッチリと心を掴まれます。
    ラストもホッコリした内容で二人の関係にも少し進展がありましたね。

    次の物語も楽しんで拝読させていただきます。

    作者からの返信

    テーマとしては善意や芸術性に値段がつくと、それ自体はただの目安のはずなのにその大小が重要に見えてくるという話でした。

    ただご指摘の通り「創作も評価されるとそちらが重要に見えてきて、純粋に創作する楽しさを見失う」という風刺も自分への戒めとして、含めてはいます。

    楽しんでいただけて本当に嬉しく思います。
    今回はトラブル解決的なお話でした。
    次章は謎解き要素も少し出てきます。


  •  第一パート読了しました。

     今回もまた変わった切り口が面白かったです。

     人間、明確な結果が判る方法としての金銭は悪いことじゃ無いんですよねぇ。曲がりなりにも意欲は掻き立てられるし研鑽努力もしますから。だからプロが存在できる訳ですし……。
     カクヨムのロイヤリティプログラムもそうですが、やはり作品に関しての評価の一つであれば悪い気はしませんし。

     ただ、作中にあったように目的が入れ替わると要注意ですよね。面白い作品というのは作者が楽しく書かないと難しいというのが私の持論ですので……。

     創作は産みの苦しみ──なんてことを言う人も居ます。作者さんが努力した作品が必ずしも良作となるかは微妙ですが、良作には作者さんの努力や工夫の跡が少なからず見えてくる。
     雪世さんの作品は実に巧みですから、その工夫も並々ならぬものと思います。


     今回も楽しみに読み進めさせて頂きますね。

    作者からの返信

    そうですね。どんな分野でも創作物を評価されるのは嬉しいものですが、評価されることを第一目標にするといずれ何を書けば良いのか解らなくなる気がします。

    自己表現と創作する楽しさを追求した後で結果的に認めてもらえたらそれが何よりなのですが。

    評価していただいてありがとうございます。
    とても励みになります。

  • 拝読させていただきました。

    今回は中々綱渡りな印象でした。
    というのも、私が基本的には真守サイドの人間らしく、一発で男子の動機を見抜いてしまう星原に驚いてしまったので。

    真守には「雄弁は銀」からの「沈黙は金」のコンボ技を決めて欲しいところです。
    お父さんは手強そうですしw

    作者からの返信

    本当ですね。
    多分お父さん、星原さんに近づく男に対しては物凄く厳しい目を向けてくると思われるので、月ノ下くんもいざという時は相当な覚悟がいると思います。

  • ご無沙汰しております。
    一編目からとても素晴らしい短編を読ませていただきました。
    雪世さんの豊富な知識と含蓄のあるストーリーにはいつもながら驚かされます。

    作中に出てくる"アートスペース"を"カクヨム"に、"ストリートアート"を"書き物"に置き換えて、我が身を振り返ってしまいました。
    もしかしたら雪世さんもそれを意識して書かれたのではないでしょうか?
    雪世さんの作品はどれも私の中のマスターピースです。

    作者からの返信

    雪村さん、こちらにもお付き合いいただいてありがとうございます。

    テーマについてはその通りですね。
    最初は書くこと自体が楽しくて、ただ執筆に取り組んでいるのですが、評価やアクセス数に振り回されていると本来の創作姿勢を見失ってしまう気がするのです。

    勿論評価してもらえるのは嬉しいことですが、それは結果としてついてくるもので、それ自体を目的にしてはいけないなと思って書いたものでもあります。

    お褒めにあずかりまして、感謝の言葉もありません。
    これからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

  • 今回も見事でしたね!
    テーマは目的がすり替わること、なんてところでしょうか。
    身近でありつつも深いテーマでした。

    そういえば銀行員が一円合わなくて、残業して探した、なんて話もありますね。あれもどうなんでしょうね(笑)

    作者からの返信

    そうですね。
    私自身、物語を書いているわけですが。
    評価されることは嬉しいけれどそれは後からついてくるものであって、評価されること自体を目的にして書くようになったら、楽しくなくなってしまうかもしれない、と自戒するつもりで作った話でもあります。

    ……残業代の方が高くついてしまいますね。
    太宰治の「裸川」だと「こんな寒い川の中をいつまでも探していられない」と思った人足の一人が十文を自腹で出して見つかったことにしてしまうのです。
    青砥藤綱は喜んで「よくやった」と褒め称え、人足の方は騙されている彼を内心馬鹿にするんですが、後でそのことがばれて見つかるまでもう一回探させられるというオチでした。

    私なら一円くらい自腹で出してしまいたい誘惑にかられるかもしれません。

  • そういうことでしたか、良いお話でした。そして今回も星原さんが可愛い、、

    作者からの返信

    嬉しいお言葉です。ありがとうございます。

  • やはり宿題男子は女子に好意があったのですね。(*⌒▽⌒*)

    星原さん「あなたがそういうのなら仕方がないわね」この一文、素直じゃないけど可愛いですね。(^^)

    作者からの返信

    何とか話す口実が欲しかったのでしょうね。

    「本当は自分も行きたいけれど……」という本心を誤魔化しているのですよね。
    そう言っていただけると嬉しいです。

  • お金の価値はそれだけに留まらない、勉強になりますね!
    今回のお話もとても面白かったですっ!^-^

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    お金は大事なものですが使いどころを間違えないように
    自分にとって大事にしたいものが何なのか、見失わなずにいたいものです。