第40話:終戦

 FN・2000。ベルギーの銃でアサルトライフルです。口径は5.56㎜、使用弾薬は5.56×45㎜NATO弾を使います。

 装弾数が30発で、プルハップ、発射速度が850発/分です。そして、銃口初速が900m/sです。プルハップと装弾数、口径、使用弾薬をのぞいて、勝っている銃があります。

 その名も M4A1(M4カービン)という米国の代表銃です。口径が5.56㎜、使用弾薬が5.56×45㎜NATO弾というところは変わりませんが、発射速度が最高で900発/分、銃口初速が905m/sのところです。

 だから、川西はアサルトライフル兵にM4A1を配備しました。【死体から取ってきた】


「よし、(あれ)を前に」


 そうすると盾を持った川西軍(接近兵)が前に来て、


「25度斜めに傾けろ」


 指示を受けた隊が盾を25度傾けました。


 ガガガガガガガガガガガガガガキン


 斜めにした盾に全て弾ははじかれました。


「よし、(あそこ)にM4A1隊、放て」


 タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタン


 なんとAIたちが1発で倒れていきます。

 昨日、川西は敵のAIが攻めてきたときに弱点を探しました。

 それが、人間で言うと首にあたる部分でした。

 多分短時間で量産したのでしょう。首のところが鉄になっていません。

 今回はそこを狙ったのでした。


「後続対策隊、1m前進している間に3列目のM4A1隊に交代」


 川西はある作戦を取りました。

 前の列の弾ができたら後ろのM4A1隊に入れ替わることです。

 後ろに下がったら箱からマガジンを取り出してリロードします。

 そうすることでリロードの隙間時間が短縮し、敵に攻撃を与えさせないためです。


「川西隊長、新田とそこにいる大佐は全員生け捕りにしました」

「ありがとう、では最終フェーズに移ろう、フェーズ35!」


 そうすると捕らえた奴のそばには最小限の人数だけ置いて後はM4A1を持って後続対策隊に合流しました。


「はさみこめ」


 合流してきた川西軍が残党を狩りました


「川西隊長、大佐以外は全滅させました」

「まあ、これはやりすぎだったのかな」

「いえ、でないとこちらが負けていました」

「だな、じゃあ今から戦後処理にとりかかるとしよう」


 そうして、新田のところに行き


「お前らの負けだ。とりあえずこの戦場から転移させろ」

「はい」


「わかりました。管理ネーム、新田、番号45758、転送」


 そうして、転移して、戦後処理にとりかかった。


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