第31話:死後戦争・3
「新田統鑑府、お呼びですか」
「ああ、呼んだ。浜岡があのヘカ-ト2の奴にやられて重傷を負った。浜岡がやられたことは勝敗を分ける。その影響を受けるのは後半だ。その影響を受ける前にAIを増員しようと思うがそれだけでは敵の勢力を押せない。だからMS―34A1を持って新見、加勢してほしい」
「はっ。御意。では用意をして行って参ります」
そうして新見はAIの後ろについた。
MS―34A1。前代のMS―34も口径34.7mmの弾を3秒間に30発撃てる脅威の銃ですがMS―34A1は反動を抑えるためにマズルブレーキを搭載し、そしてバックバック給弾式を用し、そして銃身を冷やすため冷却装置を搭載しているので重量はとても重たいですが。
そしてそれを支えるために前に二脚がついていますが。
とりあえず新見はMS―34A1の二脚を立て、新見は伏せて構えます。そして、
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
そのころエリカ陣営では
「ぐはっ」
一人が口からちを出して倒れました。どんどんドタバタと倒れていきます。
「な、なにが起こったの?」
「わかんない」
そしてエリカが88式自動狙撃小銃のスコープを覗いてみると
「あ、誰かが撃ってる」
「何!?」
そして藤田もエリカの88式のスコープを覗くと
「いたな。この事柄の首謀者はあいつだ。口径がでかいのになぜあんなに安定してるんだ?」
「多分マズルブレーキと冷却装置で反動を調節してるんだよ」
「狙撃できるか」
「800・・できるよ」
「お願いだ、やってくれ」
「わかった」
そのころ天守閣では
「なんだ、味方がバタバタ倒れていってる。どうして?」
わたしはへカートⅡのスコープを覗くと
「あいつか。首謀者は。とりあえず下の陣地からは約800、だからやってくれるだろう」
そうしてAI潰しに専念しました
「あいつ狙撃しようとしてるな」
新見は射撃を止めて人形を置いたとわからないようおいて、に北の方角に行ってスコープを覗いてエリカをゼロインしました。
「ちょっと遊ぶか。距離800、方向北、風力なし、発射」
ドォン
エリカは人形に惑わされ
「距離800、方向東、風力なし、撃つ」
チャキン
「あいつエリカの足を狙うつもりだ。でもそうはさせない!」
私は弾と弾が当たるところを計算し、そして
「させるか」
ドォン
私たちは伏兵が北と南に配置されたのを見てませんでした。
そう、それも新見の作戦でした。
「あとはこれを終わらすだけだ」
三つの銃が同時に火を吹きました。
その中でも私と新見の弾は新見の弾がエリカの足に着地する前に私のへカートⅡの弾が上から当たりました。
へカートⅡの弾より大きいですが、それでも進路を変更させることに成功しました。
斜め45度に折れ曲がった弾はそのままエリカの足の3㎝先の土にめり込みました。
エリカも気づいたようでそちらを向いて
「方向北、距離750、風向西、風力3、撃つ」
チャキン
エリカが撃つ数秒前
新見が指示を出しました
「俺の死が合図だ。突撃しろ」
「はッ、新見大佐」
そうして
チャキン
新見が脳天にエリカの弾を食らって死亡しました。
「全軍、総攻撃!」
「あ、伏兵に気づいてなかった」
そうして状況が一気にエリカ軍が不利になりました。
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※新見大佐は狙撃も近距離も戦略もオールマイティにできます。
だからMS-34というオールマイティにできる武器を渡したのでした。
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