拓海千秋(11)カーラ

 兎殺し事件に端を発するオカルト狩りが、牧宏一という生贄を見つけだしたのはとあるタレこみからだったという。

 発信者の正体は依然として謎だが、タレこみにしたがって牧宏一の机を面白半分に探った大庭晃たちは彼の鞄から楠井晴彦著の『魔法の国からの呼び声』というオカルト本に行き当たった。

 よくある中二病的な魔法文化の解説書だ。

 世界中の神話や宗教、民間伝承ごとの魔法や魔術を大系別に紹介しつつ、現代にも残る実在のオカルト事件や、カルト教団による悪魔召喚を目的とした殺人儀式を取り上げたその内容は、大庭たちが牧宏一に容疑をふっかけて、大儀を得るには打ってつけのものだった。

 だが彼の鞄からその本が出てきたことは、僕には不可解でならなかった。

 牧宏一という男子がどういう人間なのか。

 僕は本質的なことは知らないけれど、あの時期に魔法やそれに類する書籍を持ち込むことがどれだけリスキーなことだったか。

 高校生である彼にわからない道理はないはずだ。

 誰かに嵌められたのか。

 もしくは彼自身の意図によるものだとして、何か別の目的があったのか。

 どちらにせよ、彼は未成熟な子ども社会の理論で一方的に兎殺しの犯人と断定され、モブジャスティスにも等しいいじめに晒されることになった。


 牧宏一が兎殺し事件の容疑者となるや、彼の周りから友達はいなくなった。

 皮肉屋で減らず口の中本雄太は牧宏一のオカルト趣味について頑なに『知らない』と首を横に振り、設楽豊と祠堂和也は大庭たちの影に怯えるように牧から距離を置いた。

 他クラスのオタクたちも彼に挨拶すらしなくなった。

 かくして牧宏一は僕や湯浅まなみを差し置いて校内一のぼっちとなり、孤立無援のまま大庭や夏見たちの暴力に晒されることになった。


 なお、彼が実際に兎殺しに関わったのかどうかは、今をもって謎である。


「魔法陣……」


 牧宏一の自殺から四か月後。

 隻眼の女曰くエアリースと呼ばれる異世界で三度真紅の魔法陣と対面した安芸東高校二年八組の面々は、まるでそこにぽっかりと大きな穴が穿ったかのように魔法陣を避けて外円に立ち尽くした。


五十嵐真由子以外は。


「……校庭にあったものに似ている」


 全体を眺めたのち、ゆっくり腰を下ろして五十嵐は呟いた。

 特徴的な長い黒髪を耳の後ろにかきあげ、亡き人の遺影を触るように魔法陣に刻まれた文字を指でなぞっていく。

 彼女は牧宏一と同じ大野原東中出身で幼馴染という噂もある。

 かねてからの中二病患者でオカルト趣味も疑われていた五十嵐が、魔女狩りの標的から外れたのは親友の飯塚茉莉の働きによるものが大きかった。

 飯塚の証言によって五十嵐のそれはただのファッションに過ぎないとわかると、たちまち彼女を覆っていた妖艶な不思議ちゃんのオーラは消え去り、キャラ作りに熱心な痛い女というレッテルが代わりに貼られることになった。

 けれど今の彼女を見ていると、飯塚の証言がただのロビー活動にすぎなかったのではないかという疑念もぬぐえなくなった。


「あなたの言う『よく知る人間』って……誰なの?」


 五十嵐がその強い眼差しを隻眼の女に向ける。


「契約上明かすことはできん。が、お前たちで探り合うのは自由だ」

「ここは私たちの知っている世界じゃなくて、別の世界。私たちはその誰かによってこの世界に召喚されて、あなたたちに引き渡された」

「そういうことだ」


 クラスメイトの間に動揺が走る。

 つまりこの状況は、僕らのよく知る人物によって引き起こされているということだ。

 でも、いったい誰が。

 何のために。

 まさしくそれを問おうと飯塚が再度挙手するなか、空気を読まないあの男がいつものように自己啓示欲を満たすために要らぬ言葉を挟んだ。


「馬鹿げてる」


 林田雅臣だ。

 彼は無礼であることがマスコミを志望する者に求められる資質と言わんばかりに、頼まれてもいない自論を展開しはじめた。


「異世界なんてあるわけない。第一、それが本当ならあなたがそんな流暢に日本語を喋っているのはおかしい。漫画やアニメじゃあるまいし、別次元に存在する世界の母語が偶然日本語だったとでもいうつもりですか。そんな世迷言じゃ、オタクしか騙せませんよ」

「ニホンゴというものが何かは知らんが、お前は私を嘘つきだと。言いたいのか」

「あなたたちがどこのテロリストかは存じ上げません。でも、政府と交渉したいのなら馬鹿げた妄言で僕らを煙に巻くようなことはやめて、さっさと本題に――」

「――嘘つきだと」


 女の声がひときわ冷たさを増した瞬間、クラスメイトたちを乱暴にかきわけるように黒衣の男が二人近づいて、たちまち林田を拘束した。


「な、なにするんだ!」


 もちろん抵抗は意味をなさなかった。

 林田は左右から両腕をひねりあげられ、神の前で懺悔でもさせられるみたいに膝から崩れ落ちて、頭上に君臨する隻眼の女を仰ぎ見るような体制を取らされた。

 隻眼の女が自分の首の横に人差し指を立てる。

 それを見て黒衣の男の一人が腰に手に持っていた剣の刃を林田の首元にすっと当てた。

 後は押すか引くだけで終わる。

 殺意の感触。

 浜辺で同じような目に遭ったことを思い出し、僕は思わず首に手を添えた。


「その刃を自分の首にめり込ませたければ構わんぞ。続けろ」

「……」


 息をするだけで林田の首に細い血の線が垂れた。


「お前たちが気絶している間に頭の中に『虫』を入れさせてもらった。『虫』は私の頭の中にもいる。『虫』を飼っているもの同士は言語の壁を越えて、伝えようとしている言葉の意味や意図について共有することができる。ただし一定時間経てば、『虫』は死滅する。だから無駄口を叩いている時間だけ惜しい。わかったな」

「……」


 声も出せず、林田は小刻みに首を縦に振った。

 女はそれで一応のところ、満足したのか。

 人差し指を首から離して、男たちに元に戻るよう命じた。

 みんな黙って、連中に道を譲ることしかできなかった。

 誰一人助けに回らなかったことを恨むように、林田は背後にいる僕らをにらみつけた。


「勝手な発言は貴重な時間を浪費するだけだ。次は脅しではすまさん」


 多分、本気だ。

 あの女に間近で射竦められた僕にしかわからないことかもしれないが、彼女の目も声もどっしりと据わっていて、躊躇いがない。

 林田は運が良かっただけだ。

 彼は僕らを黙らせるための躾に利用されただけであって、噛みつくタイミングが少しでも遅ければ、本気であることの証拠を示すために容易く首を切られていただろう。

 いつもなら大口を叩くはずの大庭晃や、不平不満を包み隠さずばら撒く夏見梨香がやけに静かなのは、僕と同様隻眼の女の恐ろしさを、その身を持って思い知った後だったからなのかもしれない。


「もっともすでに脅しですまなかったものも、いるがな」

「あの……」


 涼華樹里が恐る恐るその細い手を挙げた。

 ポップなショートカットにロシア人祖母とのクォーターとも言われる透明感のある美貌、モデルのようなすらりとした体形。田舎の公立校には不釣り合いな都会的な美少女である涼華でさえ、カーラや黒衣の男たちを前にしては僕らと同じ日本の一高校生に過ぎなかった。

 隻眼の女は発言を許した。


「久遠先生は、どこですか?」


 僕はハッとした。

 時生先生がいるのに、肝心の担任である久遠健介がいない。

 篠原智彦たち第二離反組に引率するようにキャンプを去ったあの優男が、この塔のどこにも見当たらない。

 隻眼の女が小さく笑い始めた。


「いるぞ。お前たちの目の前に」


 松明は広場の中央で燃え続けていた。

 オレンジ色の光が広間の北方にある巨大な二枚の鉄扉を照らす。

 さきほどからなんとなく目にはついていたが、高さが三メートル近くはあり、鉄製で鈍重に見えたので近づく気にならなかった。

 そこへ篠原たちを担いで現れた例の巨漢が動きだし、鉄扉の前に立った。

 巨漢がその剛腕で扉を開く。

 鉄扉が内側に向けて全開になると冷たい風が一気に広間に流れ込んだ。

 扉の奥は檻のような頑丈な鉄柵で往く手が塞がれていた。

 柵の向こうは暗くてよく見えない。

 吹き込む風の音と底の見えない深い闇で、そこがかなり広い空間であろうことだけは察しがついた。

 ギリシャの神殿で見るような太い柱が何本も規則正しく立ち並んでいる。

 その奥に何か大きな黒い塊が潜んでいるのがわかった。


 何かいる。


 そう思った瞬間、さっきまで風だと思っていたものが巨大な生き物の息づかいのようにも聞こえはじめた。

 黒衣の巨漢が松明を拾い上げ、それを柵の向こうにむけて放り投げた。

 大理石の上で燃える松明。その灯りが奥でもぞもぞと動く物体を妖しく照らし出す。

 呻き声のようなものが聞こえる。

 でも、それが何のか。まだはっきり見えない。


 すると何を思ったのか。

 涼華樹里が立ち上がって、扉に近づいた。

 黒衣の巨人を一瞥することもなく、ただまっすぐと鉄柵に歩み寄っていく。

 全員が固唾を飲んで見守っていると、


「!」


 突如、柵向こうの暗がりからけたたましい鳴き声が響いた。

 塔全体を揺らすかのようなその雄叫びはライオンの数百倍の声量と重低音で僕らの身体を一瞬でその場に釘付けにした。

 続いて足音のようなものが近づく。


「嫌だ、何!」

「もうやめて!」


 女子たちが小さい悲鳴を上げながら互いに身を寄せる。

 得体の知れないものの気配に男子たちも慌てて扉の反対側に後ずさる。


「樹里!」


 彼女の友人の藤宮杏が涼華に離れるよう訴えても、彼女はその場を動かなかった。

 巨大な足音が一歩ずつこちらに迫る。

 涼華は鉄柵に近づき、中の様子に目を凝らした。


「助けでっ!」


 大広間の奥からものすごい勢いで何者かが鉄柵に激突した。


「きゃっ!」


 涼華は思わず尻もちをついた。

 激突した拍子に血飛沫が、涼華はもとより沢代善美や祠堂和也たちに飛び散った。


「助けてぐれぇ……頼むぅ……」


 鉄柵から伸びる右手は血に塗れている。

 柵の間から逃れ出ようとする顔は涙で血と体液でぐじょぐじょになり、左手は肩から先がごっそり「引きちぎれた」ようになくなっていた。

 声こそ馴染があるもののその姿にもうかつての面影はない。


「……先生?」


 涼華の一言で僕は目を見張った。

 久遠健介だ。

 あのナルシストじみた二重瞼とうねる髪、やせ細った頼りない身体とプライドだけ高いことを象徴するようなビジネススーツは二年八組の担任、その人のシルエットだった。


「すず……か……」


 久遠の声に腰をぬかしていた涼華が腰を上げ、手を差し伸べる。

 その手が久遠の真っ赤な手に触れようとしたそのとき、ついに巨大な足音の持ち主が僕らの目の前にその全貌の一端を表した。


「こんなっ――」


 その言葉を最後に、久遠の身体はトラック大の上顎と下顎に噛み砕かれ、一気に鉄柵から引き剥がされた。鉄格子よりはるかに太く鋭い二列の牙を有したその顎は、まるで鰐のように見えたが大きさはその数十倍あった。


「うぁああ――」


 断末魔は牙に砕かれた。

 こちらに伸びた手を残して、久遠の頭蓋が勢いよく弾け飛んだ。

 眼球が。

 歯が。

 千切れた舌が。

 久遠を形作っていたありとあらゆる部位が花火のように炸裂して広間に飛び散った。

 口内に残った本体を飲み込むや否や、獣の牙が今度は鉄格子を食らい引きちぎる。


「きゃあああ!」


 長く突き出た口は硬い鱗のようなもので覆われ、上顎の左右についた目は爬虫類のそれのように鋭く、こちらを一心不乱に睨み付けている。

 蜥蜴のような二本の足が執拗に前に出ようとするが足首にかかった鉄の枷が獣を後ろに引っ張って、それ以上は僕らの方に接近できないようにしている。

 長く伸びた首の根本からボロボロではあるが蝙蝠のような羽が腕の代わりのように大きく生えて広がっているのも見えた。


「……ドラ……ゴン」


 僕の背後で瀬名波さんが奮える声で呟いた。

 彼女のか細い指が僕の服の裾を引っ張るのを感じたけど、僕は獣の目に射竦められてしまって恐怖のあまり泣かないでいるのがやっとだった。


「お前たちを狩る際にこいつの炎で森からいぶり出すつもりでいたのだが、この通り獲物と餌の区別も付かんのでな。こうして鎖をつけて、お前たちが現実を受け入れるための見世物にすることにした」


 隻眼の女が語る間もドラゴンとしか呼び様のないそれは、食べこぼした久遠の欠片を絨毯ほどもある舌で巣食いとった。


「ひどい!」


 友人たちを庇いながら、飯塚茉莉が叫ぶ。

 隻眼の女は言った。


「最初に説明してやったんだぞ。この『ゲーム』に大人は必要ないと。するとどうしたわけか。こいつは自分一人が元の世界に戻れるものだと勘違いしたらしくてな。勘違いも鬱陶しいので私が即座に否定してやると、今度はみっともなく抵抗した。すぐに始末をつけてやってもよかったが、ドラゴン同様こうして余興のために生かしておいた」


 満腹になったドラゴンの口から久遠のジャケットが吐き出される。


「きゃっ!」


 赤い肉片と胃液に塗れたそれは僕らに久遠の死を十分実感させたあとでやおら白く発光し、風に砂埃が舞うように粉々に砕けて宙に消えて行った。


「そこの髪の長い女は、『召喚』と言ったが、正確には違う。この世界に来たのはお前たちの魂だけだ。肉体はお前たちの魂に宿る記憶を元にこの世界の精霊が形作ったものに過ぎん。だから死ねば、そうして光の屑になって散る。そして、この世界での死は、お前たちのいた世界での死も意味する。お前たちが死ねば、以前の世界で眠り続けている本物の肉体も魂とのつながりを失って、その生命活動を完全に停止させる。嘘だと思うなら試してみることだ。その勇気があれば、な」


 鎖が巻かれ、ドラゴンがリードを引かれた犬のようにその意思と関係なく後退させられるなか、五十嵐真由子は怯える友人たちの輪を後にして、久遠が消えた後の床に手を触れた。

 まるで久遠健介の残滓を求めるかのように。


「なら、彼は本当に死んだのね」

「ああ。死んだ」


 僕はそのとき、五十嵐が数日前に口にした、あの言葉を思い出した。


『彼にはいずれ天罰が下る』

『そして、私がそれを見届ける』


 久遠健介に何の恨みがあったのかはわからないが、少なくとも彼女の声音に天罰を見届けたものの高揚感とか感慨みたいなものは感じられなかった。


「どうした。悲しいか」

「いいえ。死んでくれたのなら……それでいいわ」

「てめぇ、正気かよ」


 五十嵐の発言に大庭が噛みついた。

 言葉にこそしないものの、彼女の発言に違和感を抱いたクラスメイトは他にもいるようで、それは非難の視線として彼女に注がれた。

 だが、五十嵐真由子はそんなことで狼狽えるような女子ではなかった。

 おかしなことだけど、彼女は前の世界にいたときよりもずっと生き生きとしているように見えた。躊躇いがなく、堂々として見えた。

 大庭に正気かと問われた五十嵐は自分に注がれる様々な目を見渡して一言、


「ええ。あなたたちよりはね」

「なんだと!」

「おい、やめろって」


 食って掛かろうとする大庭を松島貴之と佐々木俊が押しとどめる。

 五十嵐の暴言に耐えかねて、夏見梨香も非難の声を上げた。


「先生が殺されたっていうのに、あんた何も感じないの!」

「感じてるわよ。あなたよりずっと――」


 不意に言葉を切って、五十嵐はしばし夏見の顔を見つめた。そして、


「今日は吐かないのね、お姫様」

「……いい根性してんじゃないの、このクソ野郎!」


 掴みかかる間もなく夏見もまた大庭と同じく仲間の制止を受けた。

 五十嵐はくるりと踵を返すと隻眼の女に向けて、


「勝手に発言してごめんなさい、奴隷狩りの君! 私にも罰が下るのかしら。できればもっとこの世界のことについてあなたから話を伺いたいのだけれど!」

「ふ、はははっ!」


 大庭や夏見の怒号。

 それを素知らぬ顔で受け流し、隻眼の女に話の続きをせがむ五十嵐。混乱の坩堝と化す僕らの光景が、やけにおかしかったらしい。

 隻眼の女はひとしきり笑うとぐったりするように欄干に凭れかかった。


「面白い女だな、お前は」


 蛇のように冷たい目が三日月よりもずっと細い弧を描いた。


「今回は大目に見よう。お前はいい値がつきそうだ」


 女が一瞬天を仰ぐ。

 天井まで続く回廊に立っている白い像たちが俄かに動いた。


「これからお前たちにこの世界のことと、『ゲーム』について説明する。なぜお前たちが奴隷として狩られ、売られなければならないのか。その理由についてもだ。質問があればさっきの優等生のように挙手をしろ。許可なく私の言葉を遮るようなことがあれば、お前たちの鼓膜に残ったあの断末魔を思いだせ。なあに、売り物でも死にさえしなければ値はつく」



 その一言に、大庭や夏見たちの表情が目に見えて凍りつくのがわかった。

 やはり彼らとあの女の間で何かがあったのだ。


 女の段取りは完璧だった。


 事実の提示と実証を繰り返しながら、僕らの中にある常識を確実に塗り替えていく。

 もうこの部屋に、異世界とか、ドラゴンとか、精霊の類を疑うものはいない。

 しかも、クラス内の空気すら悪化しつつある。


 五十嵐の発言を容認したのは、この空気を狙ってのことだったのだろうか。


 ひょっとしたら漂流から十四日間のあのサバイバルも、あえてこの女によって作りだされた状況だったのかもしれない。


 例えば最初の夜に見たドラゴン。

 さっき久遠健介を捕食した二本足のドラゴンにシルエットが似ているような気がする。


 すべてはこの女の手の内でのこと。

 だとして、今の僕に何ができるというんだ。


「自己紹介がまだだったな。私はこの奴隷狩り集団ブラックフードの頭目。生来の名前などと言うものはないが古い友人からは『カーラ』と呼ばれている」


 担任教諭・久遠健介(28) 死亡。

 安芸西高校二年八組生存者数・男子生徒十八人、女子生徒二十人、教師一人。

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