拓海千秋(5)サバイバル

 ヤシの実調達係には僕と屋島の他に不良グループの松島貴之と都倉正明、それに林田雅臣の五人が選ばれた。

 木登りは屋島と松島が担当するらしい。

 ヤシの実は腐りにくいらしいからこの際に捕れるだけ捕る方針だ。

 両手で抱えるにはさすがに限界があるので大漁の暁にはシャツを脱いで風呂敷代わりとすることになった。


 日が登り、とても日本の十一月とは思えない陽光が林冠の向こうから僕らに注ぎ始める。

 森は僕らの知っているような涼しげで陰湿な感じと違って、陽気ではあるけど、じめじめしていて、歩くたびに汗がじっとりと噴き出る。

 聞いたことの鳥の鳴き声や虫の羽音が絶えず合奏を続ける。

 膝をこする草木や得体の知れない昆虫に警戒してか、この熱さのなか誰もズボンの裾をまくろうとはしなかった。


 最初のうちは無言の行進が続いた。

 何分、この五人はグループが違う。


 僕と屋島は小学校時代の同級生だが昔の仲を取り戻すにはまだ至ってないし、不良グループの都倉は僕以上に無口で、反対にいつもは饒舌な松島はこの異質な組み合わせの班に様子伺いをしている感じだ。


「皆で前向きに楽しくヤシの実を集めましょう!」


 という雰囲気には到底ならなかった。

 ただ空気を読まないやつが一人だけいた。


 林田雅臣(出席番号28番)だ。


 彼は誰に頼まれたわけでもなくこの異様なサバイバルについての見解を述べ始めた。


「僕が思うにね。多分、数時間海流に流されてきただけで、きっと京都からはそう離れてないと思うんだよね。バスから這い出た記憶がないのは皆必死だったからだし、月が三つに見えるのも何かの特異な天体現象に決まっている。ドラゴンに見えたのだって、きっと航空自衛隊の夜間飛行と見間違えたのさ。それをどこかの誰かさん曰く『異世界転移』だっけ? 馬鹿らしくて聞いてられないね」

「いせかい……って、なに?」


 聞きなれない単語にむせ返るように松島が尋ねる。


「異世界転移だよ、松島くん。君だって『ナルニア国物語』とか『ピーターパン』くらいは見たことがあるだろう。あんな風に僕らが住んでいる世界とはまったく違う世界にワープしてしまうことを中本や設楽みたいなオタクたちの間では『異世界転移』って言うんだよ」

「へぇ。じゃ、お前はオタクじゃないのか」

「まさか。オタクなんて、人生において使い道のない知識ばかりを蓄えている快楽主義者どもだ。いわば犯罪者予備軍。世界に害を成すロリコン集団だ」

「いいじゃん、オタクでも。設楽のおかげで川だって見つかったわけだしさ」

「川なんて谷間を探していれば誰にだって見つけられる」

「火も起こしたぞ」

「いまどき火の起こし方なんてオタクでなくても知ってるさ」

「そりゃ、知ってるけど。俺がやっても無理だったぞ。手が痛くなるだけで」

「彼らはただの出しゃばりだ。こういう機会を利用して、自分たちの持っている知識をひけらかしたいだけなんだ。それもわからずまんまと彼らの作戦に乗って、調子づかせるから、『異世界転移』なんて戯言を聞かされる羽目になる」


 彼はオタクに何の恨みがあるのだろう。


 林田雅臣は、都倉正明がいなければ学年首席を取れたであろう優等生だったが性格に難があって、友達は少なかった。

 顔は中性的で、目はパッチリしていた。

 肌が綺麗で、化粧水を使っているんじゃないかって噂もあった。

 香水も使っていたけど、他の男子と違って鼻につんとしない仄かで上品な身に着け方をしていたし、立ち姿もいちいちモデルように優雅で気品にあふれていた。しかし、上品に見えるのはその容姿や姿だけで中身にはかなり問題があった。


 新聞部であることを理由に校内で起こる事件や事故を必要以上にスキャンダラスに煽り、あろうことかSNSを使って校外に発信しているのだ。

 名門運動部内部で行われている一年生いじめの実態や、図書室司書による女子生徒への猥褻行為など。

 動画や盗聴音声、チャット画面のスクリーンショットなどを使って暴かれる校内問題の数々は毎週ネットのフォロワーたちを沸かせた。

 過去には彼が発信した情報が地元のニュース番組でニュースソースとして取り上げられたこともある。

 もちろん彼の行いは記事を上げるたびに校内で物議をかもし、新聞部の活動を制限しようと生徒指導の先生や校長、県の教育委員会が圧力をかけたことも一度や二度じゃない。

 取り上げる記事によっては対象のプライベートを赤裸々に書きたてられることもあり、結果として彼の友人というものは片手で数えるくらいしかいなかった。

 しかし、表だって彼に攻撃する人間もまた必要以上に皆無だった。

 彼の怒りを買うことがどんなに危険なことか。みんなよく知っていたのだ。


「君もそう思うだろう。都倉くん」


 彼の質問の仕方はテレビでよく見る囲み取材の記者そのものに見えた。


「ずっと黙ってないで、何か話したらどうだい。こういうときは僕や君のような人間が正しい知識や状況認識で、一定の現実的なラインを引いてやらないと」


 林田が意見を求めた人物・都倉正明(出席番号22番)は、僕が思うにクラスで最も異質な存在だ。


 神様が特別に手を加えて拵えたスペシャルエディションともいうべき人間。

 学校一の秀才にして、運動神経も抜群。

 アイドル顔負けの容姿を持ち、背も高い。

 学内カーストでは不良グループに属して、髪型もオールバックに撫でつけてはいるが、大庭たちと一緒になってバカ騒ぎに興じることはほぼなく、いつも黙って静観している。

 物静かで決して自分からは他人を攻撃したりしないし、嫌味のひとつだって言わない。

 インテリヤクザと陰で呼ぶ人もいる。

 それほどに得体の知れない男である。


「大丈夫だよ。僕が意見を求めてるんだ。でしゃばりだなんて思ったりしない」


 林田は都倉のことを常にライバル視していた。

 授業の内容やテスト、果ては社会問題まで何かと題を持ち出しては議論をふっかけて、無視されると「論破してやった」とばかりに勘違いの笑みを浮かべた。

 相手にされていないだけなのに……。

 でも、今日の都倉は違った。


「熱帯の植生だ」


 初めて都倉が林田の望みに答えた。


「根が地上にせりだしているし、つる植物や着生植物も多い。ヤシ科の樹木が多く、湿地帯にはマングローブも生えている。樹冠も高い。熱帯雨林だ。日本海側の植生ではない」


 実に手短に都倉は結論とその理由を述べた。

 本当に頭の良い人というのは相手に伝わる話し方を心得ているもので、僕や屋島や松島は都倉の意見に納得した。

 なんとなくそうは思っていたが、無人島といえばこういう森のイメージがあったから中々、自分たちだけではそこまで明確な答えを出せずにいたのだ。


 林田だけは気に入らない様子でふんと鼻を鳴らした。


「ヤシの木なら学校の前とか市役所にもたくさん生えてるけど?」

「あれらは皆、植樹したものだ」


 即論破されたが林田は食い下がる。


「外来種の可能性は? 余所から持ち込まれれば、日本に不似合いな植物が育つことだって考えられるだろう。小笠原諸島では今でも島に上陸するときにマットで足を拭くそうじゃないか。生態系なんて種の一粒で変わる。それに僕らはまだこの島のほんの一部しか見てない。それなのに熱帯雨林と結論づけるのは早計じゃないか」


 林田の弁がヒートアップするも、都倉は極めて冷静だった。


「そもそも気候がおかしい。今は十一月のはずだ」

「だから? 年々、温暖化の影響で地球の気候がおかしくなってるんだよ。それとも何? ひょっとして君はここが東南アジアのどこかだとでも言いたいのかい。浦島太郎の元ネタみたいに海流に流されて、熱帯近くまで来たと? 四十人全員が? 一塊で? 数時間の間に? ありえないよ」

「ありえる、ありえないという話は正確な状況認識を狂わせる。狭い知識に基づいた偏見にすぎない。今、目の前にある状況を受け入れるべきだ」

「あ、そう。じゃ、わかったよ。受け入れよう。受け入れて、どうなるの。まさか、君まであのオタク連中のような現実逃避じみた妄言を唱えるわけじゃないだろうね。ここが異世界で、僕らは勇者とか魔王とかに召喚されたとでも?」

「そういう仮説を立てたとして、俺たちのサバイバルに何の支障がある。柔軟な発想は持っていた方がいい」

「がっかりだよ。学園一の天才様ともあろうお方が、非科学的な寝言を支持するとは」

「おいおいおい」


 二人の白熱する議論を前に肩をすくめていた松島が頃合いを見計らって仲裁に入った。


「なに突っかかってんだよ。同じ秀才同士だろ。仲良くしろよ」

「仲良く? ああ、君たちみたいに?」


 林田は勢いを緩めず、なおも食ってかかった。


「都倉くん。君が成績に似合わず大庭のような不良たちと付き合う理由がわかったよ。優越感が欲しいんだろ。僕のような同類とじゃ息が詰まるから、程度の低い連中と群れて自分が優秀であることを耐えず確認して自尊心を保持していたいんだ」

「程度が低いって、俺のこと?」


 松島はおどけた顔をして、僕の方に振り返る。

 一瞬、林田と取っ組み合いの喧嘩にでもなるんじゃないかと心配した僕は彼の表情を見て一安心した。


 林田の振る舞いに我慢しきれず今度は屋島が割って入った。


「よせよ、林田。おかしいぞ、お前。こんなところで――」

「――こんなところでまで職務に忠実だね。学級委員長どの。いや、篠原にリーダーシップをとられてるから忠実とも言えないか。成績も運動も級長としても凡庸。本当、突出したものが何もないよね。屋島くんって」

「何だと!」


 屋島の手が林田の胸倉に伸びて、またしても松島が間に入った。


「やめろやめろ。ほっとけ。こいつ、四日も動画アップできないから頭がイカれてんだ」

「動画が何だって?」

「はいはい。ユーチュバーもどき様は無視無視」


 と顔の前に群がる羽虫を手で払いながら、松島は屋島と都倉の肩を抱いてズンズン前に進む。


「ほらほら、お前も林田に捕まんないうちに行くぞ。ええっっと……」


 僕の顔を見て、急に言葉に詰まる松島。

 心情を察して、僕が名前を言おうとすると。


「いや、言わなくていい! 大丈夫、思いだせねぇだけだから! ええっと……ほら、あの…………立花の前の席の……だろ? わかる。わかってんだけど……屋島も言うなよ! もう膝まででかかってるから……」

「拓海千秋だ」

「そう! ってトク! トク! 今、俺が言おうと思ったのに!」


 トク、というのは不良グループの中での都倉のあだ名だ。

 松島に責められた都倉は素直に謝った。


「すまん。知らないのかと思った」

「し、知らないなんて。クラス替えして半年にもなるのに、こんな特徴的に特徴のないクラスメイトの名前、むしろ知らないわけないだろ!」


 と言いつつ「ごめんな」と松島は僕に小さく手刀を切った。


 前からそうだけど松島貴之(出席番号34番)という人は悪い人じゃない。

 バカっぽいけど。

 自分で自分のことをバカだと理解したうえで道化のようなことまでやってしまう彼のことを僕はあまり嫌いになれなかった。

 さっきのように他人の挑発にも乗らないし、大庭のように悪ぶって暴虐の限りを尽くす、ということもない。

 不良グループにいるからといって嫌なやつとか、悪いやつというわけではないことの一例が、松島貴之という人間だった。


「ああ、うん。いいよ、べつに。松島くん」

「うわっ、俺の名前は憶えてるのに、俺は覚えてないって超罪悪感じゃん! よし、最初のヤシの実はお前のためにとってきてやるよ! 任せろ!」


 クラスメイトが僕の名前を知らないことは大して問題じゃない。

 僕にだって過去のクラスメイトの中には名前を思い出せない、もしくは知らない人間もいる。

 歴史のテストに出るならまだしも、一年か二年教室が同じというだけの間柄で同級生全員の名前を覚えようというのが異常なのだ。


 だから都倉正明が僕の名前をフルネームで知っていたことは結構な驚きだった。


 不良グループにいる彼が、不良とは真逆のボンクラで存在感の薄い僕の名前を知っているというのはかなり特異なことだった。

 挨拶を交わしたことすらないのに。

 喋ったこともない人間にフルネームで呼ばれたのは同級生では彼が二人目だから、余計に彼に特別な何かを感じた。


「しかし、トクよぉ。よく熱帯雨林のこととか知ってんな。試験に出たっけ?」

「五歳のころ、本で読んだ」

「五歳!?」


 松島の大きなリアクションは、僕と屋島の気持ちを代弁するようだった。


「五歳のころ見た本なんて、題名も覚えてないぞ!」

「一度、目を通したことは、忘れないんだ」

「そういえば前に言ってたな。一度受けた授業の内容は忘れないって。羨ましいぜ。試験前だっていっつも俺らとつるんでんのに、お前だけ赤点どころか学年上位の常連だもんな。一度見たら忘れないとか……もう頭の構造が違うわ。さすが、さすがだわ」

「でも、その優等生ぶりがサバイバルゲームで活かされるかは別でしょう」


 林田が苦笑する。

 都倉は短く反論した。


「ゲームじゃない」

「人生はゲームでしょう。誰が生き残って、誰が脱落するか」

「おいおい。全員で生き残ろうぜ」

「都倉くんはそんな甘いことは考えてないでしょう。なにしろゲームが大好きだから。こうしてる今もどうすれば自分だけが生き残れるか考えてる」

「俺の考えは松島と一緒だ。全員で生き残る。それしか考えてない」

「優等生ってわけだ」

「違う」


 断言した。

 次に都倉から出た言葉は僕らの胸の奥にズシリと重く響いた。


「これ以上、クラスから死人を出したくないだけだ」


 死人。


 それを聞いて、みんな言葉に詰まった。


 死人っていうのが誰のことなのか。

 何のことなのか。

 わからない人間はこのクラスには一人もいない。


 あの夏の日に消えたひとつの命のことを都倉は言っているのだ。

 僕らが『死人』とか『犠牲者』とか『生贄』とかいう言葉を口にするとき、話しているのは常に「そのこと」でしかない。

 もちろん林田も承知しているはずだ。それなのに林田の言葉は、軽い。


「死人ねぇ。でも、あれって僕たちのせい?」


 ********


 修学旅行の約四か月前。


 安芸市の南西にある駅前ビル屋上から、二年八組のクラスメイトが投身自殺を図った。

 当該ビルのテナントに彼が通っていた進学塾があったことから、地元警察は受験ノイローゼによる自殺と断定。

 学校側もそれに倣ったが、僕らにはわかっていた。

 彼の自殺がノイローゼなんかによるものではなく、学内でのいじめが原因であるということを。


 学校ではその年の四月に生物部が飼っていた兎が無残に殺され、校庭にその死体がばら撒かれるという通称「兎殺し事件」が起こっていた。

 自殺したクラスメイトはその犯人と決め付けられ、モブジャスティスにも等しいいじめの標的となっていたのだ。

 このことは二年八組の生徒でなくても皆知っているはずだった。


 けれど、誰も何も言わなかった。


 彼が死んだあとでさえも口をつぐんで、いじめの事実をもみ消そうとする学校側の思うがままにさせた。

 日々の報道を無視し、事の重大さに耐えきれず退学するクラスメイトや責任を感じて辞表届を提出する前副担任の後姿からも目を背けた。


 彼を自殺に追い込んだいじめの主犯格たちは今でも僕らと行動を共にしている。

 クラスメイト一人を死に追いやっても、やつらはのうのうと学校に通い、修学旅行に参加し、青春を謳歌している。


 いや。


 加害の責任は僕にもある。


 いじめの事実があるとわかっていたのに、とめずに見て見ぬふりをしていた僕にも、彼らと同じでないにしても罪はある。


 だとしたら、僕らは罰を受けているのではないだろうか。


 彼を救えなかった罰。

 彼を生贄に差し出した罰。

 そして、死してなお、真実を公に対して語ることを躊躇った罰。


 ふと頭を過った考えは、あながち見当違いとも思えなくて、僕はその後もずっと亡くなった彼の無念を思い続けた。

 どうして生贄になったのが彼だったのか。


 どうして、僕じゃなかったのか。


 ********


 風呂敷代わりのシャツは収穫したヤシの実でパンパンになった。

 五人分すべて。

 それもこれも木登り係の松島・屋島コンビのおかげだった。

 帰るころには島に雨が降った。

 熱帯雨林は雨が多いというから、やはり都倉の分析通りなのだろうか。

 とにもかくにも飲み水の心配は減った。

 松島の真似をして、僕もこっそり口を天に開いて雨で喉を潤した。


 キャンプに戻ると時生先生がギャルグループのリーダー・夏見梨香をビンタしたあとだった。


「おいおい、なんだよ……」


 さすがの松島も女同士の修羅場には切りこめない様子で僕の横で語尾を濁らせた。

 無言の緊張が辺りを包む。

 雨足が強まると同時に夏見が何事かを叫び、時生先生に突進する。

 すかさず同じグループの西山や萩原が制止に入る。

 夏見の形相がみるみる険しくなる。

 対する時生先生は厳しい表情のまま、仁王立ちでその場を譲らない。

 先生の後ろには瀬名波さんと江藤がいた。

 何がきっかけで口論が起ったのかはわからないが心臓の鼓動が早くなる。

 余計な考えばかりが大きくなる。

 夏見の視線が時生先生から瀬名波さんに移る。

 最後にまた何か叫んで夏見は森の奥へ走って去った。

 後を西山たちが追う。


 ずぶ濡れのまま立ちすくむ瀬名波さん。時生先生に向かって首を横に振りながら、笑う。

 無理をして、笑っている。

 どうみても傷ついている。

 そんな彼女を見たくないのに、目を離すことができない。


「案外、早かったね」


 僕らの近くで、湯浅まなみが木の銛を地面に突き刺した。

 銛には魚が三匹刺さっている。

 病弱なはずのに、素潜りで捕ってきたのだろうか。

 火起こし担当の設楽の下まで戦利品を持って行くと湯浅はとりあえずの義務を果たしたと言わんばかりに、騒ぎから距離を置いてまた銛を持って砂浜に出た。


 「早かった」というのが僕らの帰りを指すものだったのか。

 それとも時生先生と夏見梨香の間に走った亀裂を指すものだったのか。

 後者であるのなら、湯浅まなみは僕と同じように昨晩のクラスの団結を一時的なものだと見抜いていたことになる。


 小説『蠅の王』のように。

 彼女も僕と同じことを考えていたのだろうか。


 それからわずか三日後。

 夏見梨香たちをはじめとした離反組十四名が島からの脱出を図るため、キャンプを去った。

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