missing child - 4
トラックに積荷を強奪しようと襲ってきた連中は全身に火傷を負っていたが九死に一生を得ていた。
その身柄はブライアンと白夜により拘束され、軍警に引き渡され落着した。
その後取引相手へ積荷の受け渡しを済ませた一行は、アイリスが営む薬屋へと戻った。
店の前で停まる聞き慣れたエンジン音が耳に届いたのだろう、八重の父親―八雲が店の外へと飛び出して来た。
すると八雲の目の前に飛び込んできたのは車体があちこち凹み、穴が開き、罅割れた、自分が仕事で使う大型貨物車だった。
ただ事じゃない何かに巻き込まれた予感が八雲の脳内を駆け巡り、一気に血の気が引いていく。
転がるようにトラックへと近づくと、車から降りて来たのは白夜だった。
「びゃ、白夜君…?」
発つ時に乗車した三人ではなく想定外の人物がトラックから降りてきた事に驚き、八雲の声が上擦る。
「おや、八雲さんこんにちは。お久しぶりですね」
「ひ、久しぶり…あの、どうして君がこの車から…」
「ああ、私は今回、強盗の追跡から逃げる手伝いをしてほしいと頼まれて同乗したんですよ」
強盗という単語に八雲の心臓が跳ねる。
「強盗…って、み、皆は無事かい?」
「勿論ですよ」
「八重のおとーさん、ただいまー」
平静さを取り戻せないでいる八雲とは裏腹に、そんな心配など露も知らないユキの無邪気な声が路地に響いた。
後部座席側からユキがぴょんっと軽やかに降車する。
続いて姿を見せた娘の姿にも傷一つなく、八雲はほっと胸を撫で下ろす事が出来た。
八雲が娘に話し掛けようと近付く。しかしそこで八重は父親の姿を見つけるなり目を吊りあげた。
「父さん!どうして外に出て来てるの、寝てなくちゃ駄目じゃない!」
「ご、ごめんよ…」
八重に気おされ弱々しく謝罪を口にするが、その表情には安堵の色ばかりが浮かんでいた。
父親の身を案じる八重と娘の無事を喜ぶ父親の姿に、ユキはにこにこと微笑んでいる。
「お前の事が心配だったんだろうよ、あまりキツく言ってやるな」
嗜めるような口調でブライアンが言うと、八重は頬を膨らませる。
「そんな事分かってるわ。でも、私だって父さんの身体が心配よ」
「ああブライアンさん、今日は本当にありがとう、助かったよ」
「おう。ちゃんと荷物は送り届けたぜ。これ、受け取りのサインと車のキーな」
「うん、確かに」
「車だいぶ傷ついちまった、悪ィな」
「父さん、車が傷ついてしまったのは強盗から私達を護ってくれたからなのよ」
「白夜君から聞いたよ。頼んだのは僕だ、気にしないでくれ。車は買い換えたら良いんだから。君達が無事でなによりだ」
「あらまー。強盗に?それは運が悪かったね」
のんびりと外に出て来たアイリスが会話に加わる。
「多いんだよね、積荷を狙った強盗って。今はどのトラックがどんな荷物積んでるかなんて情報もお金を出せば買えるからさぁ。医薬品は需要が高いし高額で売りつけられるから特に狙いたくなるんだろうねぇ」
「だから八重が代わりに行くって言い出した時渋ってたのか」
ブライアンの推測に八雲が小さく頷く。
八雲自身これまでに強盗に襲われそうになった経験をしている。
なので、八重が仕事を代わりに引き受けると言い出した時、真っ先に強盗に襲われる可能性を思い浮かべ懸念を抱いた。
あちこちで積荷を狙った強盗被害の報告は耳に届くが、そう何度も自分自身が狙われるものではない。
なのでまさか、娘が代理で配達の仕事をしているこのタイミングで狙われるとは思わなかったのだ。
八雲の顔が曇る。
「僕が浅はかだった。君達にも怖い想いをさせてしまったね、申し訳ない」
「引き受けるって言い出したのも、ブライアンさんに同行を頼んだのも私よ、父さんは気に病まないで」
「…八重のお父さんは、大変な仕事をしてるんだな」
素直な感想がユキの口から零れた。
八重はユキの傍らにしゃがみこみ、ユキの目をまっすぐ見つめる。
「そうね。でも、必要とされている、立派なお仕事なのよ」
力強い八重の言葉に、八雲は照れたように頭を掻いた。
「さて、もう用事は済んだんだからそろそろ解散してくれない?店の前でいつまでも屯されたら困るんだよね」
コンコンと人差し指でトラックを小突きながらアイリスが言う。
彼の言う通り車は店の玄関前に停車しているため、来客の妨げになっていた。
「ああ、すまない。今から車をどかすよ」
「父さん、運転して大丈夫なの?」
「充分休ませてもらったからね、もう平気だよ。お前も送って行こう、乗りなさい」
「本当の本当に?無理したらまた倒れてしまうだけなのよ?」
「分かっているよ」
車に乗り込みながらも父親の体調確認が止まらない八重に苦笑しながら、八雲がエンジンをかける。
無事エンジンがかかる事を確認してから、ガラスが砕けて風通しがよくなった窓から八雲が顔を出した。
「それでは失礼します。ブライアンさん、天使様、白夜さん。今日は本当に助かりました。アイリスさんも、休むのにお部屋を貸してくださり、有難う御座いました」
「これからもお仕事頼みたいからね、八雲君には元気でいてもらわないと」
「礼なんていいからさっさと帰って養生しろ」
「そうだぞ!」
「お気を付けて」
八雲と八重が笑顔を返す。
四人が見送る中、父親と娘を乗せた車が走り出した。
「それでは私達も帰りましょうか。ユキさん、送りますよ」
「何言ってんだよ、お前には先に行くとこがあるだろうが」
「?どちらでしょうか」
「仕事、放ってきただろうが」
◇
三人は白夜の仕事先へと向かった。
店主は白夜が戻って来た事に気付き眉を吊り上げたが、自警団の団長であるブライアンが自分が助けを求めたのだと説明して謝罪をすると理解を示してくれた。
自警団が日々街の治安のため危険を顧みず活動している事は街の人間ならば大多数が知っている。
店主も自警団に感謝している一人だった。
当然、働いていないので白夜に給与は支給されない。
けれど店側は人手が足りていない状況に陥り困っているため斡旋場を頼ったのであって、人手不足は解消されていない。
そこで、多忙である明日も白夜がこの喫茶店で仕事をこなし、一日分の給与が支払われるという事になった。
「ブライアンさん、店主さんに話をしてくれて有難う御座いました」
「お前にこっち手伝えっつったのは俺だからな。さて、次はユキだ。お前今から帰って大和は家にいるのか?」
「今日も遅くなるって言ってた。最近毎日帰りが遅いんだ…」
「だろうな。最近子供の失踪が続いたから肩に力入っちまってる。白夜、大和が帰って来るまで一緒に留守番しといてやれ。俺が言わなくってもそのつもりだろうけど」
「勿論です、ユキさんのご迷惑じゃなければ」
「うぬ…気持ちは有難いけど…」
「白夜に気遣う事ねえって。勝手にさせとけよ。ここでお前が遠慮したって、どうせコイツは大和が帰って来るまで部屋の前で見張るぜ」
ブライアンが冗談めかして言うと、ユキはぎこちなく乾いた笑いを漏らした。
先日ユキが教会に泊まった時、白夜が部屋の前で一晩中番をしていた事があったからだ。
一人で留守番する事になると耳にした白夜が、大和が帰宅するまで部屋の前で番をしてくれている姿がありありと思い浮かぶ。
ユキにとって己の身を案じてくれる事は素直に嬉しいのだが、白夜の行動力には戸惑うのもまた事実だった。
ユキの様子から既に部屋の前で見張っていた事があったんだなと察したブライアンはユキの肩を叩く。
「無償で有能なボディガード雇ったとでも思っとけ」
「なるほど…?」
ユキが白夜を見上げる。
白夜の瞳は誇らしい重大な任務を与えられた番犬のように爛々としていて、やる気に満ちている。
「じゃあ、お願いするぞ…」
「はい、お任せください!」
ブライアンと別れた二人は閑静な住宅街を進む。
賃貸住宅が連なる一角に大和が借りている部屋がある。
館内は年季が入っているが管理者による清掃が行き届いており、不潔さは感じられない。
階段を上り部屋の前まで来ると、ユキが預かっていた合鍵を取り出し使い慣れた手つきで開錠する。
「ただいまー」
「お邪魔します」
ユキが先行して室内の灯りをつけると、室内が照らし出される。
最低限の家具は揃っているが、あまりに物が少なく、生活感が感じられない。
大和は自警団の活動や日銭稼ぎの仕事で忙しく、家に帰宅するのは疎らなので生活拠点として頻繁に利用していないからだろう。
白夜が室内を見回す。
すると、戸棚など下段に物が集中して置かれている事に気が付いた。
ユキの身長を考慮してなのだろう、大和なりのユキへの気遣いに心中で微笑む。
「白夜。どうぞ、ここに座るといいぞ」
「ありがとうございます」
ユキに手招かれ、勧められた椅子へと着席する。
ここはどうやら食卓で、椅子が二つ木製のテーブルを挟むように置かれている。
白夜が進められた椅子と向かい合う位置にある椅子は明らかに子供用のサイズで、ユキの指定席である事が窺えた。
「何か飲むか?珈琲とか、紅茶も何種類かあるぞ」
ユキが小走りで食器棚へと移動して、戸棚の奥から来客用のカップを取り出しながら尋ねる。
「ありがとうございます。ではお言葉に甘えて、珈琲をお願いしてもいいですか?」
「任せろ!」
「ユキさんは珈琲を淹れた事があるのですか?」
「実際淹れるのははじめてだ…あ、心配しなくて大丈夫だぞ!大和が淹れてるの何度も見て覚えちゃったから!」
「そうですか、楽しみです」
手順を思い出しているのか手が止まる瞬間が何度かあったが、心配しなくて大丈夫というユキの言葉を尊重して、ユキがコーヒーを淹れている間白夜は一切口を出さなかった。
火傷をするんじゃないかと内心心配でたまらず、何度も席を立ちそうになりはしたのだが。
ユキの手順に大きな間違いはなく、数十分後、無事に完成した珈琲が白夜の前に出された。
カップの取っ手を摘まむように持ち、表面の熱を冷ますように何度か息を吹きかけた後口へと運ぶ。
ユキは白夜の反応が気になるのか、緊張した面持ちでじっと白夜の様子を凝視している。
丁寧な動作でソーサラーにカップを置いてから、白夜はやさしく微笑みながら言葉を紡ぐ。
「ありがとうございます。とても美味しいです」
「わは!そうだろ!」
ユキの笑顔が弾けた。
嬉しそうに鼻歌を歌いながらユキはキッチンへと戻っていく。
その足取りは今にもスキップをはじめてしまいそうな程に軽い。
ユキは珈琲とは別にホットミルクも用意していた。自分用のカップに注ぎ部屋に戻ってくると、白夜と向かい合うように座る。
「今日は大変だったな。お疲れ様」
「ユキさんもお疲れ様です。強盗に遭うなんて不運でしたね、大事にならなくって良かった」
「白夜が助けてくれたおかげだぞ。改めて、ありがとうだ」
「お力になれてなによりです」
「白夜は狙撃が得意だったんだな」
「ええ。銃の扱いだけは昔から得意なんです。身体が銃に馴染んでるというか…自然と身体が動くんです。銃との相性が良いんですね、きっと」
「狙撃って料理より難しいと思うんだけど」
「料理とは相性が悪かったんだと思います」
朗らかにユキが笑ったので、白夜も一緒に笑う。
ユキはミルクを一口啜り、ほっと一息ついた。
「八重のお父さんは、毎日あんな危険な仕事をしてるんだな」
「安全な仕事はありませんけど…昔に比べて、随分危険は減ったと思います。そういえば、ユキさんのお父様のお仕事は…」
取り留めのない会話の中、ふと浮かんだ疑問を白夜が口にする。
すると、ユキがきょとんとした顔になった。
自分が口にした問いかけにハッとする。
和やかな時間に気持ちが緩み、踏み入った質問をしてしまったと白夜が取り乱す。
「あ、あっすみません、私、軽率に」
「え?いやいや白夜が謝る事じゃないぞ。そういえば、ちゃんと考えた事なかったなって思って。お父さんの事とか」
「そう、なんですか」
「俺にもお父さんもお母さんもいる筈だけど…むう、覚えてない」
「ユキさんは、ずっと大和さんとここで暮らしているのですか?」
「そうだ」
「大和さんはユキさんの見内だったりしないのですか?」
「うん、それは違う。大和と生活する前を思い出せないくらいずっと長い間面倒を見てくれてるけど、大和は俺を保護してくれてるんだって話してくれた」
「……」
「でも俺、寂しくないんだ。恵まれてるよな。親不孝な話だけど」
寂しくない。
それは本音なのだろう、眉尻を下げてはいたが、ユキの顔に屈託はない。
両親を覚えていない。
この世界で、ユキのように両親の記憶を持たない子供は少なくない。
幼い頃に死別した子供。
捨てられた子供。
売られた子供。
誰もが己が生き抜く事で精一杯の中、子供に寄り添い育てる事は難しい事だった。
「…私も」
ぽつりと白夜が呟く。
か細く消え入りそうな声は口にしながらも言葉にしようか悩んでいるようで、白夜は言葉を詰まらせる。
白夜の呟きが耳に届いていたユキは、急かす事なくじっと白夜の言葉の続きを待っている。
きっと、このまま先の言葉を濁して誤魔化したとしても、ユキはその話題には触れずにいてくれるのだろう。
そんなユキ相手だからこそ、白夜は言葉を濁さずに続ける。
「私も、覚えていないのです」
「ん?」
「ユキさんの事情とはまた異なるのですが…4、5年より前の事をきれいさっぱり覚えていないのです」
「初耳だけど!」
「個人的な話なので、お耳に入れる話ではないと思って」
「いやいや大事な話だよ!あ!じゃあもしかして、白夜って本名じゃないのか?」
「いえ、それは本名です。私、大和さんと顔見知りだったらしくって、簡単な自分の素性は大和さんが教えてくれました。私も大和さんに助けてもらった身なんです」
「もしかして、前に教会で話してくれた…俺が白夜に話しかけたっていうの、その時?」
「はい。恥ずかしながら、記憶がない事に不安を抱いて気落ちしていた時期がありました」
「それは別に恥ずかしい事じゃないぞ」
「ありがとうございます。でも、そんな時期があったからこそ、ユキさんと言葉を交わす機会が巡って来たのだと思います。きっと私の人生の中で、必要な時間だったのだと思います」
「白夜はとっても前向きだな」
「だったらそれは、ユキさんに出会えたからですね。貴方に出会えたから、今の私があるんです」
「お、おう…照れるぞ…」
「私も、寂しくありません。今は不安もありません。街の皆さんは良くしてくれますし、心強い人達に囲まれていて、こうしてユキさんと向き合って歓談する事ができている。恵まれていると思います。家族の顔も思い出せないというのに。親不孝な話ですね」
「いや、そういうの親不孝って言わないって!記憶喪失って、なろうと思ってなれるもんじゃないんだし、そうなった原因俺にはわかんないけど、それは絶対白夜のせいじゃないぞ!だから、親不孝とか言って、今の自分を後ろめたく感じる事ないって!寂しくないってのは、良い事だって、絶対!」
ユキが身を乗り出してまくしたてる。
その表情は真剣そのもので、やさしい人だな、と白夜は思いながら微笑む。
「でしたら、ユキさんも」
「ん?俺?」
「親不孝なんて、どうか気負わないように」
ユキが目を丸くする。
寂しくない事に後ろめたさを感じないでほしい。
白夜がなにを伝えたかったのか理解して、ユキはしおしおと座り直した後、気恥ずかしそうにユキはミルクに口をつけた。
◇
街外れ。
街灯のない夜道を貨物自動車が走っている。
前方を照らすヘッドライトが合流地点である廃工場を照らしだす。
出入り口は取り外されており、まるで壁に大きな穴が開いたかのように口を開いている。
内部はがらんとしていて、床はところどころ剥がれ地面が剥き出しになっている。
今にも崩れそうな屋根には大きく穴が開いていて、そこから月明かりが廃工場の内部を淡く照らしだしている。
車が慎重に内部へと進む。
中には既に小型の貨物自動車が複数停車していた。
それらに並ぶように停車させてから運転手が降りると、男の到着を待っていた男が一人暗がりから現れた。
「コンバンハ、八雲サン」
「やぁ、こんばんは。遅くなってすまないね」
「いえいえ待ち合わせ時間通りデス。いつも配達御苦労サマ。今日は倒れたと聞きました。体調は宜しいデスか?」
「ありがとう。もうすっかりよくなったよ」
「それは良かった。八雲サンに何かあったら不便デス。新しい取引相手を探さねばなりません。それはとても困ります」
「僕も収入がなくなるのは困るし、娘のためにも健康でありたいものだよ」
八雲が穏やかに話しながら荷台の後ろへと移動する。
男は軽い足取りでその後を追い、八雲が開錠する様子を鼻歌交じりで眺めている。
「さ、積荷の確認をお願いするよ」
「はぁい」
男が荷台の扉を開ける。
すると中から幽かに啜り泣くような声が漏れた。
荷台の中に灯りはなく、呑み込まれそうな暗闇が広がっている。男が懐中電灯を点灯させて中を照らすと、くぐもったどよめきが荷台の中に広がる。
中には複数の子供が怯えながら身を寄せ合っていた。
全員猿轡を噛まされ、後ろ手に縛られている。
子供達の泣き腫らした目が男を見据える。
男は一人一人懐中電灯で照らしながら人数や容姿、その生死を確認していく。
一通り見回った後、上機嫌な様子で荷台から降りる。
「うんうん。問題ないヨ。とてもイイ子達。八雲サンはいつもとてもいい仕事をするね。じゃあハイ、今回の手当て」
男が分厚い茶封筒を八雲へ手渡す。
受け取った茶封筒には紙幣が封入されていて、八雲は慣れた手つきで枚数を確認する。
「確かに受け取りました」
「ふふ、また宜しくお願いしますヨ」
「こちらこそ。毎度ありがとうございます」
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