第5話

保健室を飛び出しカバンで顔を隠しながら学校を抜け出していった。家に帰りつき(あぁ、何であんなはっきり言っちゃったんだろう・・・。)と後悔した。するとピンポンとインターホンが鳴り先生かと思いドアを開けるとそこにはクラスメイトの優馬が立っていた。「どうしたの?もう夕方だよ?」と涙で濡れた顔を手で拭いながら私が聞くと優馬は「ばーっか、好きな人が泣いてるの見てほっとける訳ねーだろ」と注意され顔にデコピンされた。私は頭の整理が追い付かなくて(え?今優馬好きな人って言った?もしかして私のこと・・・。)と思い、内心ビックリとちょっとのドキドキでいっぱいだった。そして「公園で話し聞いてやっから準備しろ。制服じゃもう夕方なんだから不思議に思われんだろ」と言われ私は慌てて、私服に着替えて私たちは近くの公園に向かった。

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