昭和65年硬貨
今日は記念貨幣についてお話しましょう。
記念貨幣とは、日本で大きなイベントが開催されたり、節目になるような出来事が起きたときに、造幣局が期間限定かつ数量限定で発行する貨幣のことです。沖縄サミットや長野オリンピックなどでも貨幣が発行されたみたいですね。記念切手とおなじようなものと考えていただければいいでしょう。この貨幣は時間が経過するにつれて価値が高くなるため、コレクターや好事家たちのあいだで高値で取引されたりしているそうです。
ところで、この記念貨幣のなかに、恐ろしく貴重なものがあるそうです。
それは一見すると一般に流通している硬貨とほとんど差異はないそうなのですが、ただひとつ、ありえない年号が刻印されているらしいのです。
『昭和65年』と。
ご存知のとおり、昭和は64年で終わっています。なのになぜ昭和65年硬貨が発行されているのでしょう? 真相は明らかではありませんが、諸説によると造幣局が悪ノリで作ったとか、来年に向けてすでに発行していた硬貨の一部がわずかに市場へ流れてしまったそうです。
すでに市場に出回っているその昭和65年硬貨なのですが、造幣局が回収に乗り出したためにそのほとんどが姿を消してしまったそうです。現在では数百枚ほどが、いまも日本中のだれかの財布に眠っているとか。
なお、その超貴重な昭和65年硬貨は、いまや本来の貨幣の10万倍ものプレミアがついているそうです。1円玉なら10万円と引き換えに。5円玉なら50万円、10円玉なら100万円──こうなると、ちょっとした宝くじのようなものですよね。
もしかしたら、あなたの財布にも『昭和65年』の硬貨が入っているかもしれませんよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます