07　僕とお祭り

そして、あっという間にお祭りの日がやって来た。

時間が流れるのは、早い……

僕は、待ち合わせの校門前にやって来た。

デートの待ち合わせは、30分前……

女の子は、待たせたらいけない。

待たせる前に待て！

池宮君にそう教えてもらった。

なので、30分前に校門の前にやって来た。

だけど、みさき先輩は、もっと先にやって来ていた。

「みさき先輩……」

「あ、彼方君。

　こんにちわ

　早く来たんだね」

今日は、一人みたいだ。

ボブは居なかった。

「先輩の方こそ……

　先輩は、いつから待ってたんですか？」

「30分前には、来ていたよ。

　デートは、待ち合わせの一時間前に！

　これが、私のモットーなんだー」

池宮君。30分前では、ダメだったみたい。

僕は、心の中でため息をついた。

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