第98話
「あは。
彼方君は、やっぱり可愛いにゃん」
「うー」
僕は、その場でうなだれた。
「さぁ、弁当を食べるにゃん!」
みさき先輩は、そう言うと弁当を広げた。
「うん」
僕は、パンの袋を開けた。
「はぁ。
今日も良い天気だね」
「うん」
「今度さ……
お祭りがあるんだけど、彼方君も一緒に行くにゃん?」
「え?
デートの誘いっすか?
俺、邪魔?」
「そんな事ないよ」
「さ、日向。
答えるのだ!」
「うん」
「どっちだにゃん?」
「行く……」
僕は、そう言って頷いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます