第11話
パンを食べ終えると、僕は、ゆっくりと手を合わせた。
学校に行かなくちゃ……
俺は、走って学校に向かった。
学校につくと、クラスメイトの1人が声をかけてきた。
「おはよう」
僕は、ゆっくりとお辞儀した。
なのに、相手は、それが不満なのか僕の胸ぐらを掴んだ。
「俺は、『おはよう』と言ってるんだ!」
仕方がない……
声を出すか……
「おはよう」
「『おはよう』」
そいつは、僕の声色を真似しているのか、裏声で挨拶をしてきた。
なんか、不愉快だ……
「お前の声、キモいんだよ!
喋るんじゃねぇ!!」
そして、僕の体を突き飛ばした。
女子達がざわめく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます