あとがき(2)〈キャラの恋愛観〉、以上です。

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 キャラの恋愛観について(おまけ)


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 ★……アルマ(年齢)

 ☆……レジスタンス(年齢)


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 ☆イシュリン(20)


 この人は神官なので、一生独身です。

 清らかな体の人。


 恋愛については、飛翔に「(スプリングから逃げたのは)憂理はアキを愛している(からだ)」と言ったことから、音痴ではなく、むしろ、人の気持ちがよくわかり、よく気づく人です。


 自分は……。叔父さまがいて、皆が平和に暮らせるよう支えられるのなら、それで十分と思っていますね。


 ラセンと話すときは、口調も、人格も変わり(?)、甘えたものになります。


 重度の叔父さまコンプレックスであり続けるでしょう。


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 ☆ワイク(29)


 この人は真面目そうに見えて、ワンナイだったり、恋人がたくさんいる人ですね。遊んでいる訳ではなく、それぞれに真剣(本人談)。女性からもそう思われているでしょう。


 ある日、子供が家に来て「お父さん」と呼ぶので、“あ、あのときの女性か、素敵な人だったな”と、普通に受け入れそうです。


 禰宜(ねぎ)だからといって、結婚してはいけないとか、しなくてはいけないこともないので、子供がいたなら可愛がり、そのときどきで恋人がいればいいんだと思います。


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 ☆オーヤ(25)


 この人は一途ですね。胸を焦がして思い悩む人。


 自分が庶民のなかでも下層の生まれなので、貴族の娘とかに少しの反発とたくさんのあこがれを持っていそうです。


 楽に結ばれることのない人を好きになる気がします。


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 ★サジン(22)


 この人は、恋愛においてはロマンチストですね。


 間近でアキと憂理のカップルを見ており、異世界から来た少女と皇子が運命的に出会い、恋して結ばれたことに感激しており、自分もそんな運命的な恋がしたいと思っているようです。


 今は、理想の女性を求めている段階でしょう。


(彼に片思いしている女の子は多そうです)。


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 ★ラセン(35)


 この人は恋愛に、深入りはせず身を引いた気がします。


 イシュリンが生まれた15歳のときに、もう「息子のように思い」溺愛し、そのまま21歳でアキの教育係兼側近となったので、今度はアキを生き延びさせるのに必死でした。


 イシュリンと同い年のアキのことも、とうぜん息子のように思っており、憂理は娘、サジンも子供、そして平和が訪れ、イシュリンがまた、叔父さまと甘えてきます。


 憂理とアキの子供も生まれ、そちらの世話をするのも自分の役割だと思っており、すでに子供が沢山いるので今さら恋愛モードには……(いや、わからないですね……)。


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 ☆飛翔(16)


「憂理になら、何度裏切られてもいい」と言ったのは立派な愛の告白で、まだまだ、憂理に心を残していそうです。ネイチュに残ったのも、憂理が好きだから。


 しかし、山の頂きでラセンに手首をひねられ何もできなかったことに一番もやもやしているのがラセン本人なので、バッチリ目をつけられ、“鉄は熱いうちに叩け”とばかりに魔力以前の段階からガンガン叩かれて鍛えられ、一人前の男に育てられて、飛翔はめちゃくちゃいい男になると思います。


 憂理とは子供時代からの仲であり、元の世界を知る特別な存在、気のおけない幼馴染として、今後も憂理を支えつつ、ネイチュで新しい恋を見つけてほしいです。


(ちなみに、山の頂きでラセンに反撃するには股間を蹴ればよかったのです。憂理にもできます)。


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 ★アキ(20)


 魔力も剣も強く、男らしくて忍耐強い、それでいて優しいひとだと思います。頭もいいし、理想の皇子さまとして、アリだと思っています。


 呪いのこともあるけど、やはり、憂理が好きだから結婚した。

 でも、照れくさいから、復讐がどうのと言ったのでしょう。そうしたら、断られないし(笑)。


 憂理は最初のキスを「結婚式での儀礼的なキス」と言っていたけれど、アキはかなり嬉しくてぼーっとしたはず。表には出さなくても。


 初めてのキスだったかもしれません。


 間違いなく初恋です。


 憂理に甘く、「気晴らしがしたい」と言われたら身を案じつつも許し、「ご飯が食べたい」と言われたら手配して食べさせ自分も食べる。


 憂理はひとりで(!)この世界に来たので、身内がおらず(笑)、自分たちが家族になり大切にして寂しくならないようにしなくてはと強く思っている。


 また、憂理という可愛らしい女の子が来たことで、男ばかりで皇帝がどうの、復讐がこうの、と、とかく暗くなりがちな生活が、明るくなり、性格も丸く優しくなり落ち着いたことでしょう。

(それまでは、もっとギスギスしていた気がします)。


 憂理という大切な“お姫さま”をこれからも愛して守り、子供にとっていい父親となりつつも、変わらず憂理だけの皇子さまでいると思います。


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 ★憂理(16)


 元の世界では飛翔が好き、と言っても、本当に恋していた訳ではなく、飛翔に好きだと言われ、そうなんだ、私も好きだよ、となった程度であり、飛翔が処女を欲しがったから約束した、でも、そこまで飛翔が好きかと言われたら、あくまで受け身だったと思います。


 けれど、ネイチュという特別な状況におかれたことで、しっかりと意思を持たなくてはと成長し、その過程で、アキを認めて好きになり、恋して愛していったのだと思います。


 アキだから結婚した。


 好きになるひとだから。


 そして、好きになってくれるひとだと思ったから。


 何があっても離れない。

 どんな運命が待ち受けていても、元の世界には帰らないと決めた。


 そんな決意に応えられるように、愛する人の子供に恵まれ、母親となった。愛されて大切にされ、甘えさせてくれ、頼りになり、優しいアキのそばにいられ、心から幸せだな♡と思っていることでしょう。


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 私は、この7人の中では、


 結婚・お椀を集めた人

 恋人・三度腕組みした人

 友達・舌打ちした人

 兄弟・塔を壊した人

 いとこ・呼び水になった人


 選外/机を叩いた人→細かそう

 同/おれが守るよ→憂理のほうが強い


 という感じです。

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 おわり。


 ありがとうございました!


 〈2020年1月19日 午前0時〉


 

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異世界で闇堕ち妃になった私は処女のまま正義と戦いあの女に必ず復讐する あおいまな @uwasora

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