2020年 秋
【アニメ】2020年秋の新アニメ、第1話を視聴した感想 Part1
2020年10月3日
夏アニメにおいて新型コロナウイルスの影響により放送延期となった作品がこの秋に集中したためか、今期は結構本数多め。ということで2020年秋アニメの新作をピックアップ。放送された第1話の感想を書いていきます。
ここで感想を書くのは、事前情報ほぼなし、完全初見でクリーンな気持ちで見始めた作品に限ります。2期や3期などの続編もの、またはすでに原作の内容を知っているタイトルは除外します。
あと、個人的な期待度みたいなものを表記していきます。
◎:期待(大)次週も楽しみな作品。
〇:期待(並)とりあえず面白そうだから見続ける。
△:期待(小)もしかしたら後々化けるかもしれないから様子見。
×:期待(無)多分2話は視聴しないと思われる。
『アサルトリリィ Bouquet』
・公式ページ:https://anime.assaultlily-pj.com/
・あらすじ
近未来の地球――人類は「ヒュージ」と呼ばれる謎の生命体の出現で破滅の危機に瀕していた。全世界が対ヒュージという一事に団結し、科学と魔法の力<マギ>を結集した決戦兵器「CHARM(チャーム)」の開発に成功、その使用者となる少女たち「リリィ」を養成する機関「ガーデン」を各地に設立した。ガーデンの中でも名門と名高い百合ヶ丘女学院に補欠ながらも合格を果たした一柳梨璃は、人類存続のために戦うリリィとしての一歩を踏み出す。かつて、自身の窮地を救ってくれた白井夢結を追ってこの学園を受験した梨璃は登校初日に邂逅を果たすも、以前の夢結とはどこか違っていて……儚くも美しく戦う、少女たちの物語が花開く──。
・カクヨムでのジャンル:SFor現代ファンタジー
・感想
なんだろう、十年前とか二十年前のラノベを美少女アニメとしてリバイバルした感じ。「突如現れた敵が~」とか「学園が戦闘員育成機関で~」みたいな設定は昔よく見かけたような気がします。でも最近はあまり見かけなくなったので、若い子にとっては逆に新鮮に感じられるかもしれませんね。もしくは懐古的なおっさん向けかも。ノリが『刀使ノ巫女』っぽさがある。とはいえ現代のアニメーションで映像化し、キャラクターデザインも近年トレンドの性癖であるウエストよりも太い太ももを取り入れ、さらには女の子同士による百合要素も入れているため、不思議と古臭さは感じられませんでした。まあ設定的に割とツッコミどころがあり、あと登場人物が無駄に多い点、そして制作がシャフトで今後の作画の心配(第一話はよかったです)など、気になるところは多々ありますが、とりあえず見守っていく方針で。
・期待度:〇
『100万の命の上に俺は立っている』
・公式ページ:http://1000000-lives.com/
・あらすじ
読モで成績優秀な新堂衣宇と体が弱く学校を休みがちな箱崎紅末。そんなふたりの取り合わせが珍しいと思っていた四谷友助は、次の瞬間異世界にいた。空気を動かすことしかできない新堂と、戦士のくせに剣を振るえない箱崎、そして武器が鍬と鎌しかない四谷とろくな戦闘力がないパーティは、強敵であるトロールに挑む。
・カクヨムでのジャンル:現代ファンタジー
・感想
以前、漫画のプロモーションで全話無料公開ただし絵はいらすとや、という奇抜なことをした作品が話題になりましたが、この作品のことだったのか……。TOKYO MXの放送はまさかのいらすとや素材のアニメでした。それはそれで別にいいのですが(本当はよくないけど)、これ気になったのは本当にいらすとやの素材を使っているのか、それともいらすとや風にアニメ制作会社がわざわざ作画したのか、そのあたりちょっと気になります! まあいらすとや抜きにして純粋に内容に関してですが、基本なろう系異世界転移もの(調べても小説家になろう発である情報がないため漫画オリジナル作品だと思われる)。話は第一話としての掴みのある構成であり悪くはないといった具合。ただいかんせん作画がいらすとやなので話に集中できないところが痛い。ひとまず後日放送される通常版を見ないことにはなんとも言えませんね。
・期待度:保留(ストーリーだけなら〇)
『魔女の旅々』
・公式ページ:https://majotabi.jp/
・あらすじ
あるところに一人の旅人がいました。彼女の名はイレイナ。若くして魔法使いの最上位「魔女」となった才女です。幼いころに読んだ旅の物語に憧れて、流されるように気ままな長い旅を続けています。この広大な世界を自由に渡り歩き、わけのわからない可笑しな人や、誰かの美しい日常に触れながら、彼女は旅人として、これといった目的もなく、色々な国や人との出逢いを繰り返します。そして同じ数だけの——
「構わないでください。私、旅人なものですから。先を急がなければならないのです」そんな魔女イレイナが紡ぐ、出逢いと別れの物語…。
・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー
・感想
なんか……いいね……。ストーリーもなんか尊さがあり、作画もよく背景も綺麗で、全体的にアニメーションのクオリティが高かったような気がします。アクションシーンも素晴らしいですね。話としては完全に導入エピソードであり本題はこれからといったところですが、ラストの雰囲気からして『キノの旅』っぽい作風なのではと感じました。あとこれは完全に個人的な趣味の問題ですが、なぜラストで時間を飛ばして十八歳にしたんだ? あのまま十四歳でいてくれれば……。十八歳だと幼さというか少女感が薄れてしまうでしょ! 話も雰囲気も素晴らしいのですが、何といいますか少女の冒険譚を期待したかったです。
・期待度:〇
『ヒプノシスマイク』
・公式ページ:https://hypnosismic-anime.com/
・あらすじ
『戦争を止めない愚かな男共に替わって、世界は女性によって新生する!』ある日突然宣言された言の葉党による革命。人を殺傷する全ての武器の製造禁止、及び既存の武器を全面廃棄する「H法」の施行により、すべての争いは特殊なマイク「ヒプノシスマイク」によって行われることとなった。それから3年が経ち、ディビジョンバトルの開催が決定 。言の葉党から重要チームと認識されている「Buster Bros!!!」「MAD TRIGGER CREW」「Fling Posse」「麻天狼」 は、それぞれのディビジョンのなかで存在感を増していく。
・カクヨムでのジャンル:SFor現代ファンタジー
・感想
いやーキツイっス。世界観の設定などはとても秀逸なのですが、なんだろう……内容的にはシリアスなのにシュール過ぎて笑いが止まらなくなる感じですかね。基本シリアスである分失笑を禁じ得ない。あの……シリアスをやるのであればちゃんとシリアスにしてほしいです。おそらく意図していないであろうギャグ要素は正直反応に困ります。まあでも実況アニメとしてはネタ的に面白いです。
・期待度:×(実況アニメとしては◎)
『トニカクカワイイ』
・公式ページ:http://tonikawa.com/
・あらすじ
大雪の夜、高校受験を控える由崎星空(ナサ)は道の向こう側に美少女をみつける。運命的な出会いを直感し思わず美少女に引き寄せられるナサだったが、トラックに撥ねられ重傷を負ってしまう。瀕死の状態になりながらも美少女のもとにたどり着いたナサは、決死の覚悟で告白をする。「私と結婚してくれるなら、付き合ってあげる」と告げる美少女。ナサは「はい!」と即座に答えるが、その直後、気を失ってしまう。数年後、再会を信じバイトに明け暮れるナサの自宅に何者かが訪れる。扉の向こう側にいたのは、運命の美少女だった。
・カクヨムでのジャンル:ラブコメ
・感想
いろいろと間にあるもの全部すっ飛ばして結婚するラブコメは斬新でいいんじゃないでしょうか。近年だとTwitterでバズる漫画とかで恋人未満カップルが延々とイチャイチャしているだけで全く進展しないラブコメよりは、潔くて好感が持てるくらいです。むしろもう最初の状態で着地点に到達しているので、このあとただただイチャイチャしているだけの展開になっても納得して楽しめそうな気さえしています。なるほど、新しいですね! あとこれはもしかしたら個人的な深読みかもしれませんが、なんとなくヒロインが只者ではない雰囲気があるのが気になりますね。それも人ならざる者みたいな感じの。このあたりのことは後々明かされていくのか、それともそんなものはなくてただの杞憂なのか。この部分についても勝手に期待して楽しんでいきたいです。
・期待度:〇
『キングスレイド 意志を継ぐものたち』
・公式ページ:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/kings-raid/
・あらすじ
運命が導く戦いの旅路へ
カイル王が魔王アングムンドを葬り去って100年。平和な時代に見習い騎士のカーセルは生きていた。だが、魔族が近隣に現れたとの知らせからカーセルの運命が動き始める。大賢者に導かれ、頼れる仲間を得たカーセルは旅立つ。封印されし聖剣を求めて・・・
・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー
・感想
王道ファンタジーといったところ。……王道過ぎて第一話の段階ではこれといって物珍しさや見所といったものが薄く、ストーリーも終始たんたんとしているので、掴みがかなり弱いですね。時間があれば惰性で見続けられそうですが、昨今放送本数も多いことですし、別に無理してまで視聴するタイトルでもないような気がしました。
・期待度:×
『呪術廻戦』
・公式ページ:https://www.jujutsukaisen.jp/
・あらすじ
並みはずれた身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁。祖父が死んだ夜に呪術高専一年の伏黒 恵と出会う。彼は、虎杖の持つ“呪物”を回収しに来たというが、ちょうどその“呪物”は虎杖の先輩らによって封印が解かれていた。“呪物”が引き寄せた、呪いの化け物に襲われる先輩たち。そこに虎杖と伏黒が駆けつける。
・カクヨムでのジャンル:現代ファンタジー
・感想
スゲー気合の入ったアニメで驚いた。作画がいい、というか戦闘シーンが素晴らしくて映像作品としてかなり引き込まれた。設定もストーリーもわかりやすいうえにしっかり見せ所を用意しているので、純粋に視聴しているのが楽しい作品でした。いいですね、現代和風アクションというのも。最近の作品(とはいえもう最近ではなくなってますが)でいうならば、『東京レイヴンズ』と方向性が似ているような気がしました。『東京レイヴンズ』がお気に入り作品だということもあって、『呪術廻戦』も面白い! ……というかもう『東京レイヴンズ』の上位互換みたいな感じもしてます。さすがジャンプ作品。これは続きを期待したいですね。
・期待度:◎
といった感じで、秋アニメ第一話感想Part1でした。
またある程度感想が書けましたら第二弾を公開します。
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