【アニメ】2020年冬の新アニメ、第1話を視聴した感想 Part1

2020年1月7日




 あけましておめでとうございます(二回目)。年が明けたということは、そうです冬の新アニメの時期です。



 というわけで、今回は2020年冬アニメの新作をピックアップ。放送された第1話の感想を書いていきます。




 ここで感想を書くのは、事前情報ほぼなし、完全初見でクリーンな気持ちで見始めた作品に限ります。2期や3期などの続編もの、またはすでに原作の内容を知っているタイトルは除外します。



 あと、個人的な期待度みたいなものを表記していきます。


 ◎:期待(大)次週も楽しみな作品。

 〇:期待(並)とりあえず面白そうだから見続ける。

 △:期待(小)もしかしたら後々化けるかもしれないから様子見。

 ×:期待(無)多分2話は視聴しないと思われる。









『恋する小惑星アステロイド


・公式ページ:http://koiastv.com/


・あらすじ

 春。高校に入学した木ノ幡みらは、絶対入ろうと決めていた天文部がなくなっていて大ショック。みらには、幼い頃にある人物と約束した「小惑星を発見する」という夢があったのだ。今年から「天文部」と「地質研」が合併した「地学部」が出来たと聞いてさっそく入部する。部室でみらを待っていたのは個性的な3人の先輩と、そしてもう1人……。



・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ


・感想

 素晴らしい! ナイス百合です! いやー冬アニメの一発目がこんなにも素晴らしい作品とは、幸先いいですね。基本的なプロットとしては所謂日常系なのですが、この作品は第一話から百合としての尊さに注力している具合ですかね。とにかく悶絶級の尊さでした。いやだって、夜それぞれの自室から同じ星を見上げて電話で語り合うなんて、もう半分百合セッ〇スしているようなもんじゃないですか!(錯乱) 主人公のみらちゃんはまさに物語を動かすにふさわしい能動的な活発キャラだし、お相手のあおちゃんも一見クールビューティーを思わせつつもポンコツ感を隠しきれていないなど、作品のキャラクター造形がもう秀逸。というかみらちゃんとイチャイチャしてるあおちゃんがカワイイ! あと主人公の親友ポジションの子がcv上田麗奈ということもあるせいかキャラ的に『わたてん』のみゃー姉っぽさがあり、百合的にとてもおいしい役ですね。こう百合好き視聴者にとって共感できそうな登場人物がいると、より百合作品として親しみがもてるのでありがたいですね。一応作品のコンセプトとしては天文や地質を扱った青春劇であり、第一話としては物語が動き出したばかりでまだコアなネタは登場していませんが、今後よりサイエンスなネタが登場しそれがどう物語に影響をもたらすのかに注目したいですね。というか、百合で天体って、もう俺得アニメじゃないですか!(錯乱) いや何というか、ありがとうございます。


・期待度:◎










『ダーウィンズゲーム』


・公式ページ:https://darwins-game.com/


・あらすじ

 平凡な日常を送っていた男子高校生のカナメの元に、ある日アプリ「ダーウィンズゲーム」の招待メールが届く。何気なくアプリを開いた事でゲームのプレイヤーになってしまったスドウカナメ。怪しげな雰囲気のゲームを訝しんでいるうちにバトルが始まり、突如パンダの着ぐるみを着た謎の人物が襲い掛かかる。果たして、絶体絶命のバトルにカナメは生き残ることができるのか!?



・カクヨムでのジャンル:現代ファンタジーorホラー


・感想

 まあよくあるデスゲームものですね。昔アニメ放送していた『BTOOOM!』とか好きな人は多分面白く感じられるかと思います。『BTOOOM!』の爆弾が異能力になった感じかと(主人公の能力が衛宮士郎っぽさがあるけど)。初回一時間放送でしたが、正直に言えば「一時間長いなー」と見ながら思ってしまいました。それくらい目新しさのないフツーのデスゲームでした。ただこれ一時間の枠で放送したからいいものの、通常の30分枠の第一話だったらまず間違いなく一話切りレベルの内容だったので、初回一時間放送にして正解だったかと思います。後半の方はcv上田麗奈キャラが実に楽しそうであり(cv上田麗奈はだいたいヤベェ奴)、推し声優が上田麗奈である自分としては、まあその……よかったです。あと最後のエロオチというか事後オチは思わず吹き出してしまいましたね。第一話でこのオチは引きが強くていいですね。なんだか批判的な感想になっていますけど、作画などはかなりいい方で、映像クオリティとして見入ってしまいました。二話以降はcv上田麗奈と作画に注目したいですね(万策尽きなければ……)。


・期待度:〇








『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』


・公式ページ:https://id-invaded-anime.com/


・あらすじ

 殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。



・カクヨムでのジャンル:SF


・感想

『ダーウィンズゲーム』に続き初回から一時間枠(第一話、第二話連続放送)の作品。これはですね……結構難しいアニメでした。一回見ただけでは全部を理解できないくらいに情報量の多い作品でして、視聴しながら頭の中で独自に噛み砕いていかないと置いてきぼりになってしまうタイプの作品といったところでしょうか。でもこういうアニメ、嫌いじゃないッス。むしろSF感がエモく、世界観だけでも強烈に引き込まれ、作品が持つ力強さを感じましたね。ひとまず犯人の精神世界(?)からアプローチして現実の事件を解決するお話、という認識で大丈夫ですかね? ミステリー的な話の進め方ではありますが、しかし推理パートはあくまで仮想世界で行われるため、ミステリーとして見ると肩透かしを食らうといいますか、ミステリー的な整合性は気にしない方がいいみたいです。この作品はあくまでSFアニメというポジションかと。話の難しさから第一話で脱落してしまう人が多く出る作品だと思いますが、しかし一方で考察が捗りそうな雰囲気のある内容なので、自分みたいに意識高そうな質アニメが好きな方は面白く感じられるかと思います。好き嫌いがはっきり分かれる賛否両論なアニメですが、自分は好きですよこういうアニメ。個人的にとても面白かったです。全部は理解できなかったけど。


・期待度:◎









『映像研には手を出すな!』


・公式ページ:http://eizouken-anime.com/


・あらすじ

 アニメーション制作を夢見る高校1年生の浅草みどりは、同級生の金森さやかとともにアニメ研の上映会へ。 すると、カリスマ読者モデルとして知られる水崎ツバメが声をかけてきた。水崎はなぜか黒ずくめの男たちに追われていた。 浅草と金森は彼女を助け、男たちを撃退する。そして2人は水崎が意外にもアニメーター志望であることを知る。 浅草と水崎の即興での合作が始まり、意気投合した3人の前に「最強の世界」が広がっていく…。



・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ


・感想

 これぞ湯浅作品! といった具合の、癖はあるものの自然と見入ってしまう作品でしたね。近年の劇場監督作品とは違いもっとサブカルに攻めた作風をこれでもかと発揮している感じで、以前テレビ放送された『四畳半神話大系』とか『ピンポン』とかの癖の強さに近いように思えました。これはひとえに監督と原作の相性がよかったからでしょうか。ストーリー的な内容と映像が見事に合致していて素晴らしかったです。これぞ湯浅作品!(二回目) ただ声優さんの演技は、これは演出のひとつと捉えるべきでしょうか? 作画だけではなく演技もなんだか濃い癖を感じましたね。作風からしておそらく0話切りしてしまう人が多いと思われますが、一回騙されて一話を視聴してほしいですね。量産型なアニメにはない個性的な作画演出は、それだけでも一見の価値があります。いやなんか、いいもの見れてよかったです。ただサブカル的な作品なので、見る人を選ぶ作品ではありますけど……。


・期待度:〇









『pet』


・公式ページ:https://pet-anime.com/


・あらすじ

 ヒロキと司は、健治の営むダイビングショップに住み込みで働いていた。いつか健治のように店を持ちたいと語り合う2人。しかし、健治はショップ経営の傍らで怪しげな依頼を受けていた。様子がおかしくなっていく健治に2人は…。



・カクヨムでのジャンル:SF?


・感想

 え? ん? ああ……。正直わけがわからなかった……。視聴後公式ページなどいろいろと調べてみましたが、どうやら記憶操作系のストーリーらしく、察するに第一話は記憶操作された側の視点だったようです。それなら確かにわけがわからないのも納得ですが……果たしてそれはアニメ第一話としてどうなんだろう? いや導入としてはある意味インパクトありますけど……。とりあえずこの作品は第一話だけではなんとも言えませんね。ひとまず第二話を見ないと作品の真価がわかりませんね。


・期待度:△









『群れなせ!シートン学園』


・公式ページ:https://anime-seton.jp/


・あらすじ

 間様人です。この春、シートン学園に入学しました。そこで出会った、清楚で優しく可憐な女性――牝野瞳さん。僕らはすぐに意気投合、二人で料理部をつくり、一緒にレシピを考える毎日です。これってもしかして、将来の予行演習!?そんなリア充スクールライフ! が、過ごせるはずだった。――ここが、ケダモノどもの学園でなければ。



・カクヨムでのジャンル:現代ファンタジーorラブコメ


・感想

 ……『BEASTARS』2期かな? なんというか、ケモノ擬人化学園ものは前期にもあったような……。でもこちらはコメディ作品なので『BEASTARS』のようなストーリー推しというわけではなさそうです。前期に放送していた某アフリカのサラリーマンの第一話からシュールさを抜き取った感じで、『BEASTARS』風の舞台設定で『けものフレンズ』をやった感じが近いかもしれませんね。コメディ系は第一話がピークの出オチか、逆にこれから尻上がりに面白くなっていくかの2パターンあると思いますので、ひとまずしばらく様子見します。


・期待度:△








 といった具合に、ひとまず新アニメ6本感想を書きました。今期はなかなか……出だしから面白い作品が放送されていますね。今期はかなりいいクールになる予感がしてます。


 そんなわけで、Part2に続きます。



 ……今期新アニメの本数多くないですか? なんだか感想記事がPart4とかPart5までいきそうな予感が……。




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