【アニメ】2019年秋の新アニメ、第1話を視聴した感想 Part3
2019年10月14日
秋アニメ第一話感想の三本目です。
一応おさらい。
ここで感想を書くのは、事前情報ほぼなし、完全初見でクリーンな気持ちで見始めた作品に限ります。2期や3期などの続編もの、またはすでに原作の内容を知っているタイトルは除外します。
あと個人的な期待度も表記していきます。
◎:期待(大)次週も楽しみな作品。
〇:期待(並)とりあえず面白そうだから見続ける。
△:期待(小)もしかしたら後々化けるかもしれないから様子見。
×:期待(無)多分2話は視聴しないと思われる。
『神田川JET GIRLS』
・公式ページ:http://kjganime.com/
・あらすじ
ジェットレーサーになることを夢見る波黄 凛は浅草の高校に転校する。上京早々彼女はトラブルに巻き込まれるが、偶然その場にいた蒼井ミサに助けてもらい事なきを得る。その後、寮に辿り着いた凛はミサと再会し、相部屋で暮らすことに。次の日神田川で釣りをしていた凛とミサの前に武蔵野女学館ジェットレース部が現れ、川の使用権を賭けて紫集院かぐやとそのパートナーの満腹黒丸とジェットレースで対決することになるが……。
・カクヨムでのジャンル:SF
・感想
とんでもねぇアニメが出てきたな!(歓喜) 二人一組の架空競技ものであり、スポ根的な展開が期待できそうな内容でした。第1話としても王道的なガール・ミーツ・ガールといったところでとても馴染みやすかったです。百合の気配を感じます。だがしかし! それらスポ根と百合がどうでもよくなるくらいただのエロアニメだった! 登場する女の子全員がいい肉付きで魅力あるスタイルですし、無駄に尻アップのカメラワークなどなど、おっぱい&尻アニメでしたね。架空競技の詳細なルールの説明がなく正直何がなんだか全くわからないのですが(脱衣レースもの?)、ポルノ要素だけでも充分面白い気がします。エロ目的で視聴して、あわよくばスポ根としても百合としても化けてほしいですね。シナリオが面白ければ傑作アニメになる予感がします。
・期待度:〇
『本好きの下剋上』
・公式ページ:http://booklove-anime.jp/
・あらすじ
本が大好きな女子大生・本須麗乃は本に埋もれて亡くなり、気がつくと別の世界で、病弱な少女・マインとして転生していた。本があれば、どんな環境でも耐えられると思ったマイン。さっそく本がないか家中を探し回るが、どこにも本が見つからない。さらに母親のエーファと一緒に街へ出ても、文字すらなかなか見かけることができない。そこは識字率が低く、本がとても高価な世界だったのだ――。
・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー
・感想
なろう系らしいですが、テンプレートなろうとは毛色が異なる雰囲気があります。露骨に無双するわけではなく、コツコツと順序よく進めていくあたりにある意味新鮮さを感じました。けど、これ第1話として地味ではなかろうか。スローテンポといいますか、第1話ならもうちょっと突っ込んだ話にしてもよかったのではと思わずにはいられません。あと舞台となる世界の設定がまだ把握しきれていませんが、まあそのあたりは後々慣れてくるので問題ないでしょう(街並みが『進撃の巨人』みたいだった)。序盤の引きが弱いですけど、どうやら人気のある原作のようなので、これから化けるのかしら? あと数話視聴して面白くなっていけば見続けたいですね。第1話の段階としては……何とも言えません。
・期待度:△
『BEASTARS』
・公式ページ:https://bst-anime.com/
・あらすじ
名門高校チェリートン学園で、アルパカの生徒が食い殺される『食殺事件』が発生した。犯人は捕まらず、校内には不安が広がる。被害者と同じ演劇部の変わり者・ハイイロオオカミのレゴシにも疑いの目は向けられるが、レゴシは目立たずに生きたいだけの、不器用で心優しい青年だった。ところがその夜。裏庭でドワーフウサギの女子生徒に我を忘れて襲いかかってしまったことで、レゴシの人生は大きく変わり始める……
・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー
・感想
これはヤバい! まさかのケモナー歓喜アニメだった!? 所謂動物の擬人化アニメというのはこれまでも多くあり、というか今期も一本サラリーマンのやつがあったりと、割と定番ネタでもありますが、このアニメは一線を画すものでしたね。動物擬人化ですがほのぼの系の要素は皆無で、人物の関係が生々しいくらいドロドロしているうえにサスペンス的な導入から始まるといった、魅せるストーリー展開は脱帽ものでした。何と言いますか、海外ドラマとかで描かれるようなハイスクールものを動物の擬人化で表現してみた感じですかね。良質なヒューマンドラマ(動物だけど)としてとても面白く見入ってしまいました。あと、映像クオリティが素晴らしい! CGのレベルが半端ない。調べたらアニメーション制作が『宝石の国』を作った「オレンジ」だったので、納得のCGクオリティですね。CGならではの表現方法が斬新でして、もう冒頭の演出から驚きを隠せないくらい何もかもが新しい作品でした。獣擬人化ヒューマンドラマという題材や、進化したCG技術など、これまでのテレビシリーズのアニメにはない新鮮さを感じることができた第1話でした。これはヤバい……(語彙力消失)。正真正銘の注目作品ですねこれは。
・期待度:◎
『アサシンズプライド』
・公式ページ:https://assassinspride-anime.com/
・あらすじ
マナという能力を持つ貴族が、人類を守る責務を負う世界。能力者の養成校に通う貴族でありながら、マナを持たない特異な少女メリダ=アンジェル。彼女の才能を見出すため、家庭教師としてクーファ=ヴァンピールが派遣される。『彼女に才なき場合、暗殺せよ』という任務を背負い、クーファは残酷な決断を下そうとするのだが…。
・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー
・感想
これは男向け作品なのかそれとも女性向け作品なのかわからん。イメージとしてはラノベ化した『黒執事』といった感じでしょうか。見せ方次第で両方の層にうけそうですが、一方でどっちにも見向きもされない可能性もありますね。第1話としては、とにかく情報量が多かったという感想につきます。主人公が淡々と延々に設定を呟いていて、どういった話なのかはなんとなく把握できますが、ふとしたところで「?」となる具合で、作品の全体像が掴み切れなかった第1話だったという印象です。あとアクション系の作品だと思いますが、冒頭の殺陣シーン以降派手な場面がなく、少し地味な印象も受けました。この作品は……どうなんでしょう? 視聴後に調べてみたら原作がライトノベルのようであり、ラノベアニメであれば3話か4話くらいで第1巻を消化するはずですので、そこまで見てから改めて考えたいですね。
・期待度:△
『ノー・ガンズ・ライフ』
・公式ページ:http://nogunslife.com/
・あらすじ
身体を機械化された「拡張者(エクステンド)」と生身の人間が混在する社会。拡張者が引き起こす問題を解決する「処理屋」を、乾十三は生業としていた。そして、彼自身も、頭部が銃の「拡張者」だった。ある日、十三は全身拡張者の大男から一人の少年の保護を依頼される。だが、依頼を引き受けた十三の前に、一人のシスターが現れる。孤児院から誘拐されたその少年を引き渡すように言うのだが…
・カクヨムでのジャンル:SF
・感想
ハードボイルドでかなり渋いアニメでした。こういうアニメはなかなか放送されないので貴重ですね。SFとしてもどことなく90年代くらいのSF漫画っぽいような気がします(完全に偏見イメージです)。SFとしてもハードボイルドとしても古き良き作品を踏襲しているかのようで、珍しさから逆に新鮮さを感じましたね。頭がリボルバーの拳銃という、絵的なインパクトは絶大ですが、ふとしたところでコメディを挟んでデフォルメ化するといったお茶目な要素もあって、ただのハードボイルドというわけではなさそうです。そのあたりが邪魔な要素となるか、もしくはいいスパイスとして機能するのか、注目したいですね。話としては少し捻りがあっていいと思います。あとOPがまさかの浅井健一で驚きました。
・期待度:〇
『星合の空』
・公式ページ:http://www.tbs.co.jp/anime/hoshiai/
・あらすじ
志城南中に転校してきたシングルペアレントの少年・桂木眞己は、幼馴染だった新城柊真と再会をする。働く母に代わって家事全般をこなす眞己。そんな眞己とは違い、男子ソフトテニス部で部長をしている柊真は、最近退部者が出たせいで7人だけになってしまった弱小チームを、なんとか立て直そうと奮闘していた。しかし、夏の大会で最低一勝しないと廃部になることが決定してしまい…。一縷の望みをかけ、柊真は眞己を部活に誘う。
・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ
・感想
いいね! いい青春だよコレ。話のコンセプトとしては王道的な青春スポーツものですが、人物たちがいい感じに闇を抱えているところが面白い。主人公は有能そうに見えて結構捻くれているし、一方相方は馬鹿正直に真っすぐな性格であり、微妙に噛み合っていないからこそ生まれる化学反応的な関係が興味をそそられますね。それが顕著に出たのがBパートのクライマックスであり、「金で解決するんかい!」と突っ込まざるを得ない展開は意外性があってよかったです。またメインの人物だけではなく、脇役(とくに親)とかも闇を抱えていているところもポイントになってくるのではと思われます。純粋なスポーツものというわけではなく、むしろ人物にスポットを当てた青春ドラマのような内容という印象を受けましたね。これは良質な青春アニメの予感がムンムンですよコレ!
・期待度:◎
『歌舞伎町シャーロック』
・公式ページ:http://pipecat-kabukicho.jp/
・あらすじ
新宿區歌舞伎町のBAR『パイプキャット』を一人の男性が訪ねてくる。彼はジョン・H・ワトソンという医者で、シャーロック・ホームズが腕の良い探偵だと聞いて依頼に来たのだ。『パイプキャット』には他にも探偵が集まっていてレストレイド警部が依頼の説明を始める。連続殺人犯・通称「切り裂きジャック」によるものと思われる事件がつい先ほど発生し、その犯人を捕まえた探偵は報酬1000万円を得られると言う。報酬は早い者勝ち!探偵達の犯人探しレースがスタートする。
・カクヨムでのジャンル:ミステリー
・感想
これは感想に困りますね……。コメディ要素のあるミステリー作品なのはいいのですが、コメディが唐突というか不自然であり笑い所がイマイチよくわからなかった。そして致命的だと思ったのが、第1話ラストの推理パートなんですけど、犯人が推理パートで初登場するキャラってどうなのよ? そんなのわかるわけないし納得もできねぇよ。なんかこれミステリー作品として真面目に視聴して損した気分になりました。時間を返してほしい。しかも視聴後に調べたら連続2クールで放送するとのこと。アカンでしょ……。見なかったことにします。
・期待度:×
『ライフル・イズ・ビューティフル』
・公式ページ:https://chidori-high-school.com/
・あらすじ
距離10m、直径1mm、弾数60発、競技時間45分 硬いジャケットを身にまとい、 見た目よりもずっと気力を振り絞る過酷な勝負の世界 ──ビームライフル競技。 ……のはずが、誰もわかってくれないのが 知名度の低いスポーツのつらいところ。 でも私、世界を目指してます! 千鳥高校に偶然集った、 小倉ひかり、渋沢泉水、姪浜エリカ、五十嵐雪緒 の女子高生4人がおくる、ゆるーいけどひたむきな射撃部ライフ!!
・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ
・感想
思っていた以上によかったですよコレ。部活動ものでよくある廃部の危機や部員集めなどの定番をあっという間に片付けてしまい、残りをゆるーい日常的な部活動を描いているあたり、スポーツ推しというよりは女子高生の日常がメインなのかもしれませんね。きらら作品ぽさがあるけど、これきららじゃないのね……。でもきらら以上にきららしていたような気がします。キャラがわかりやすく書き分けされているので、初見でもどういったキャラなのか把握しやすかったです。日常系作品だと作品のキャラや雰囲気を掴むまで楽しみ方がわからないことがありますが、このアニメは第1話の段階から掴みがよかったです。すごく面白いわけでもすごくつまらないわけでもない、安定して視聴できるタイプのアニメという印象でした。今期の貴重なゆるーいほのぼの癒しアニメとして期待できるかもしれません。
・期待度:〇
以上、秋の新アニメ第1話の感想でした。
最後に秋アニメの個人的期待度一覧。
期待度:◎(次週も楽しみな作品)
『BEASTARS』
『星合の空』
期待度:〇(とりあえず面白そうだから見続ける)
『放課後さいころ倶楽部』
『バビロン』
『神田川JET GIRLS』
『ノー・ガンズ・ライフ』
『ライフル・イズ・ビューティフル』
期待度:△(もしかしたら後々化けるかもしれないから様子見)
『あひるの空』
『慎重勇者 ~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~ 』
『俺を好きなのはお前だけかよ』
『旗揚!けものみち』
『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』
『アズールレーン』
『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア』
『
『トクナナ』
『私、能力は平均値でって言ったよね!』
『本好きの下剋上』
『アサシンズプライド』
では! 今期もよいアニメライフを!
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