【アニメ】2019年秋の新アニメ、第1話を視聴した感想 Part2

2019年10月9日





 前回に引き続き今回も秋の新アニメ第1話の感想を書いていきます。



 一応おさらい。


 ここで感想を書くのは、事前情報ほぼなし、完全初見でクリーンな気持ちで見始めた作品に限ります。2期や3期などの続編もの、またはすでに原作の内容を知っているタイトルは除外します。


 あと個人的な期待度も表記していきます。


 ◎:期待(大)次週も楽しみな作品。

 〇:期待(並)とりあえず面白そうだから見続ける。

 △:期待(小)もしかしたら後々化けるかもしれないから様子見。

 ×:期待(無)多分2話は視聴しないと思われる。








『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア』


・公式ページ:https://anime.fate-go.jp/ep7-tv/


・あらすじ

 人理継続保障機関・カルデア。人類最後のマスター、藤丸立香とそのサーヴァントであるマシュ・キリエライトは、魔術王が成した「人理焼却」により失われた未来を取り戻すため、六つの時代と地域を旅してきた。そして今、最後の特異点修復のため、二人は古代メソポタミアへと踏み込む。神々が日常的に存在しているその地に着くなり、圧倒的な数の魔獣に襲われてしまう二人。あわやという時に空から現れたのは、見目麗しい一人の少女だった。



・カクヨムでのジャンル:現代ファンタジー


・感想

 ゲームはやったことないです。で、アニメ初見としての感想は……よくわからない。なんか途中(?)の話で、それまでの話の事前情報がないと何がなんだか……といった具合。完全にファン向けのアニメであって一見さんお断りな感じがしました。ただ戦闘シーンなどの映像クオリティはすごかった。初見で話に置いてけぼりな身としては、画面の中だけで盛り上がっている感がありますけど、なんとなくで見ちゃいそうです(多分途中で脱落するかと思われますが)。あと尻アニメだった!


・期待度:△









戦×恋ヴァルラヴ


・公式ページ:https://val-love.com/


・あらすじ

 人類に迫りくる悪魔を迎え撃つ9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)彼女らの原動力は1人の高校生との“恋”だった――――

「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲に怯えられ、上手く他人と関わることができない孤独な高校生・亜久津拓真。一人の少女を助けたことをきっかけに、悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)の恋人となって育て、人間界を守ってほしいと頼まれる。その方法は…戦乙女と“恋”イチャイチャをすること!!9人姉妹と恋人契約を結んだ拓真は彼女らと一つ屋根の下で暮らし、様々な濃いミッションを乗り越え、彼女らを戦いへ導くことに…恋が世界を救うことを証明せよ!戦乙女ヴァルキリー、発動――



・カクヨムでのジャンル:ラブコメ


・感想

 コンセプトは把握した。バトル漫画になった『五等分の花嫁』というわけですね。いや9人姉妹なので「九等分の花嫁」といったところか。雰囲気的には『トリニティセブン』に近いものがあると思います。つまりはバトルアニメの皮を被ったエロアニメ! ただ第1話の感じからするとそこまでエロを推していないというか、中途半端なエロに落ち着いてしまっている感じがしました。もっとこう、やるなら紳士アニメを目指してほしかったですね。話の内容としては10年くらい前の深夜アニメといった具合。バトル系ラブコメアニメとして、どこまで突き抜けるかによって面白さが変動しそうですね。


・期待度:△









『トクナナ』


・公式ページ:http://www.tokunana.jp/


・あらすじ

 中学生の頃、凶悪犯罪組織「ナイン」によるテロ事件に巻き込まれた七月清司は、一人の警官に命を救われる。事件から9年が経ち、命の恩人である警官に憧れ、自らも警官となった。ある非番の日に、銀行強盗の現場に居合わせた七月は、そこで同じく警官だと言う一ノ瀬栞に出会う。この日を境に、七月の人生は大きく変わることになるのだった――。



・カクヨムでのジャンル:現代ファンタジー


・感想

 あらすじを読む限りではよくある刑事ものですが、実際はエルフとか吸血鬼が当たり前のように存在している世界観で、イメージとしては前期の『コップクラフト』からSF要素を抜き取ったような感じですかね。あるいは『ストライク・ザ・ブラッド』から異能要素とSF要素とエロ要素と青春要素を抜いて野郎どもだけの刑事ものにした感じかも(それは最早『ストブラ』の要素ないのでは?)。エルフとか吸血鬼などといった魔族が登場する割にはファンタジー要素は薄めであり、なんだか物理で真面目にアクションしていましたね。今後魔族がどうストーリーに関わってくるのかは謎ですが、第1話を見る限りでは刑事ものとして見応えはありました。一方でシナリオの勢いが弱めな印象でしたので、今後盛り上がる回があれば面白いアニメに化けるかもしれません(今のままだとちょっと……)。様子見。


・期待度:△









『ACTORS -Songs Connection-』


・公式ページ:https://actors-anime.jp/


・あらすじ

 学園特区スライブセントラル第七学区にある私立天翔学園。その歌唱部に所属する光司陽太たちはコンテストで歌うための楽曲を探しているうちにひとつのボカロ曲に行きつく。歌唱の許可を取ろうと制作者の神樂蒼介にコンタクトを取る歌唱部の面々だったが、彼は音域の広さを考えるとボカロでなければ厳しいと難色を示す。そんな折、蒼介はその歌をアカペラで見事に歌いこなす転入生・音之宮朔と偶然遭遇して……。



・カクヨムでのジャンル:現代ファンタジー(?)


・感想

 これはすごい。第1話を最後まで視聴したのにこのアニメが何を目指している作品なのか全くもってわからねぇ。なんだこれ! 舞台設定がSFっぽい雰囲気はあるもののかなりフワッとしていて本筋の話に絡んでこないし、なんか白い幽霊といった不思議要素もあって、でも多分これは音楽アニメなのではと思うけどOPの映像見る限り楽器なめてる描写で本格音楽アニメとはとてもじゃないが思えない。あと声優陣が無駄に豪華だけどキャラが多過ぎて何がなんだかわからない……。自分は一体何を見たのだろうか? なかなかな初見殺しなアニメだった……。ただ初見殺しな分ク〇アニメ枠として期待できるかもしれないので、時間に余裕があれば(多分ない)ネタとして見るかも。


・期待度:×








『アフリカのサラリーマン』


・公式ページ:http://afusara.com/


・あらすじ

 アフリカの朝は早い。動物たちは日の出と共に起きたり起きなかったりして、明るい一日がはじまっていく。ごく普通のサラリーマンであるライオンは、スーツについた毛をコロコロして出勤。一方、彼を先輩と慕うトカゲとオオハシは、満員電車で肉食女子高生に絡まれていた。



・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー(?)


・感想

 絵面的なインパクトはあるものの、やっていることは普通の社会人系日常ギャグといったところ。かなりシュールなアニメだこれ。主役のライオンがcv大塚明夫なのはいいのですが、主役を完全に食う形でcv下野紘劇場と化しているので、まーウザい(一応誉め言葉です)。内容的に5分アニメとか15分アニメの短編の方が合っているような気がします。30分はキツイっス。声優アニメとしてファンサービス的なアニメかもしれません。


・期待度:×








『バビロン』


・公式ページ:https://babylon-anime.com/


・あらすじ

 東京地検特捜部検事の正崎善は、製薬会社の不正事件を追ううちに一枚の奇妙な書面を発見する。そこに残されていたのは、毛や皮膚のまじった異様な血痕と、紙一面を埋め尽くすアルファベットの『F』の文字。捜査線上に浮かんだ参考人の元を訪ねた正崎は、信じがたい光景を目にする。



・カクヨムでのジャンル:ミステリー


・感想

 これは面白い。いいサスペンスアニメで、深まっていく謎がとても興味深く、最後まで飽きることなく見れてしまう。というか気がついたらエンディングになってた。そしてそれだけ見応えのある内容だからこそ次週への引きが効果絶大といったところ。内容的には実写のドラマや映画でやるような話であり、テレビシリーズのアニメとしては微妙にターゲット層が異なるものでして、アニメとして大ヒットするような作品ではないかもしれません。しかし物語としての濃さがあるので、ストーリー重視で視聴される方なら強烈に刺さるものがあります。加えて原作小説の作者があの野﨑まど先生であり、序盤の引きが強く中盤以降は良くも悪くもぶっこんでくる作風なので、今後の展開が全く読めない。そのあたりも含めて注目したいタイトルですね。……『カド』の二の舞だけは勘弁ですけど。そこだけが不安です。


・期待度:〇








『スタンドマイヒーローズ』


・公式ページ:https://www.standmyheroes.tv/


・あらすじ

 麻薬取締官、刑事、情報屋、著名人、名家の人間といった官民に関係なく適正のある者で構成された、薬物絡みの事件を取り扱う独立捜査機関。新人マトリである泉玲(いずみれい)は、[スタンド]の候補者として選出されたメンバーのスカウト役に任命される。その候補者として選出されたメンバーを待ち受けていたのは、異なる正義を持つ組織間の対立と、謎のドラッグに紐付く未解決事件であった。彼らがたどりつく真実とは―



・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ


・感想

 今期まさかの刑事系サスペンスもの三本目。こちらはイケメンのお兄さんがいっぱい登場する内容で、まるで乙女ゲーみたいだなーと思って視聴後調べたら原作が女性向けソシャゲでした。ソシャゲ系のアニメはキャラクターをたくさん出さなければいけないせいか、本筋のシナリオがおざなりになってしまう傾向がありますけど、このアニメはなんだか伏線っぽい思わせぶりな台詞が用意されていてちゃんとサスペンスしようとしている印象を受けました。ただ実際の内容は所々ツッコミたくなるくらいとんとん拍子であり、なんだかなーと思わずにはいられませんでした。これも所謂ファンサービス系のアニメだと思いますので、お気に入りのイケメンがいれば面白く感じられるかもしれませんね。生憎ノンケなので遠慮します。


・期待度:×








『私、能力は平均値でって言ったよね!』


・公式ページ:https://noukin-anime.com/


・あらすじ

 人よりちょっとだけ「できる子」だったため、孤独で思うように生きられなかった女子高生・栗原海里(くりはら みさと)とある事故をきっかけに、異世界へ転生することになった彼女は普通に友達をつくって、普通の生活を送りたい ― そう願って、神様にひとつお願いをする。「能力は、その世界の平均値でお願いします!」しかし、神様に授けられたのは、「平均的な能力」などではなく… 魔法が存在する世界に生まれ変わった少女が「普通の幸せ」を求めて大奮闘!魔術師のレーナ、剣士を目指すメーヴィス、そして、商家の娘ポーリンとの出会いにより少女・マイルの新たな異世界生活が始まる!



・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー


・感想

 なろう異世界転生系アニメだけど、女の子が主人公のアニメって珍しい気がします。イメージとしては『えんどろ〜!』みたいなノリですかね。『えんどろ〜!』の日常系コメディ要素をパロディに変えた感じが近いかもしれません。あと『賢者の孫』みたいな「オレ何かやっちゃいました?」を彷彿とさせる主人公のインフレ能力とかは、まさになろう系だと感じました。話の概要はおおよそ理解できましたが、しかしこれアニメの最終回はどういう風にオチをつけるのだろうか? そのあたりは全く予想できませんけど、軽いノリで楽しめるアニメとして期待したいですね。というか何気に今期コメディ系異世界アニメも三本目ですね。あとどうでもいいですけど、なろう系は「○○太郎」と呼ばれることがありますが、これ女の子が主人公のときは何て呼べばいいのかしら?


・期待度:△








 と、今回はここで一区切り。次回も新アニメ第一話感想をお送りします。Part3も引き続きお楽しみください。次で多分ラストだと思います。おそらく週明け?







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