【アニメ】2019年冬アニメまとめ。その他感想(辛口注意)
2019年4月2日
前回は個人的な趣味全開で冬アニメベスト5を選びました。
今回は残念ながらランク外になったものの最後まで楽しめた作品をご紹介(順不同)。
※否定的、批判的な感想もあります。予めご了承ください。
『ケムリクサ』
・公式ページ:http://kemurikusa.com/
・カクヨムでのジャンル:SF
・感想
多くの伏線が設定されている都合上、ややスロースタートな印象を序盤で抱きましたが、全体で見てみるとストーリー構成がお見事でなかなかよく考えられている作品だったという感想でした。この作品は所謂考察アニメに属するものだと思いますが、しかし一方でディテール面では曖昧な部分も多く、考察は考察でいいのですが考察してもらいたい点と考察材料として開示する情報という点の選択をもう少し整えてあると、より面白さが際立つと感じました。SFとしてフワッとしている印象であり、SF好きとしてその部分は残念でなりませんでした。でも作家性が強く出ている内容のため、物語としてはとてもいい作品だと思いますし、話題になるのも頷けます。受け手の好みの問題もありますが、ハマる人はハマるという作品だと思いますね。
『明治東亰恋伽』
・公式ページ:http://meikoi.com/tv-anime/
・カクヨムでのジャンル:恋愛
・感想
なんだかんだで最後まで見ちゃったアニメ。乙女系作品は主人公のキャラクターデザインが秀逸なものが多い傾向で、この作品も例に漏れず可愛い。性格面でも素直でいい子であるものの真っすぐな逞しさもあり、とても好感の持てる主人公像だったと感じました。自分は乙女系作品のターゲット層から外れているはずですが、しかしそれでも最後まで視聴できるものがありましたね。お話としては乙女系らしい展開であるものの、ある種力強い引き込みがあったのは確かでした。その部分は主人公の逞しさとリンクしており、主人公がグイグイと話を進めていくそのテンポにうまく馴染むことができたため、飽きることなく視聴し続けることができたのだと思います。たまにこういう当たり作品と出会えるので、乙女系はなかなかに侮れないッス。
『風が強く吹いている』
・公式ページ:http://kazetsuyo-anime.com/
・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ
・感想
いい最終回だった……。いやホントこれにつきます。最初は腐れ大学生感満載なドラマでしたが、回を重ねるごとに逞しく変化していく姿。成長物語を描いたテレビシリーズアニメとしては、ここ数年のなかではトップクラスの傑作だったのではないでしょうか。所謂スポーツものですが、陸上競技ということもありスポーツネタはシンプルにまとまっており、どちらかといえば演出としての表現力で引き込んでくる作風でしたかね。終盤の箱根駅伝のシーンはお見事の一言。作画も素晴らしいですね。そしてシンプルだからこそ人物に寄せた人間ドラマを描き切ることもできたのだと思います。正直にいえば地味な作品ではありますが、しかし視聴して損のない良作だったと感じましたね。
『五等分の花嫁』
・公式ページ:https://www.tbs.co.jp/anime/5hanayome/
・カクヨムでのジャンル:ラブコメ
・感想
キャラデザに特化しているものの、内容としてはテンプレラブコメといったところでしたね。テンプレだからこそツッコミたくなるくらいのお約束展開。いやまあハーレムラブコメってそういうものだと思いますけど、一つひとつのシーンはいいけど全体でみると……みたいな。大体ハーレムラブコメの終わらせ方ってどう足掻いても荒れる傾向にあると思いますから、まあ無難なエンディングだったのではないかと。原作がまだまだ連載中とのことなので、原作販促アニメとしてはいいんじゃないですかね(適当)。
『火ノ丸相撲』
・公式ページ:https://hinomaru-zumou.com/
・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ
・感想
まさに王道スポ根でしたね。実にジャンプらしいジャンプ作品。話の流れがテンポよくて軽快に視聴できるのと、あと漫画原作であるもののテレビシリーズのアニメとして終わらせ方がスッキリしているのもよかったです。なかなか、いいアニメでした。
『W'z 《ウィズ》』
・公式ページ:http://wz-anime.net/
・カクヨムでのジャンル:現代ファンタジー
・感想
事実上『ハンドシェイカー』2期。相変わらず映像と音楽が素晴らしい! この圧倒的な映像美とお洒落な音楽に関しては、間違いなく今期のアニメで一番だったでしょう。『ハンドシェイカー』はストーリーがアレでしたけど、今回は『ハンドシェイカー』よりは面白かったです。ええ、あくまで前作よりは、という感じでした。でもまあ普通に最後まで視聴できる見応えはありましたよ。割と綺麗なかたちで終わっているので、『ハンドシェイカー』シリーズとしてはこれで完結ですかね? また別のかたちでGoHands制作アニメを楽しみたいです(とりあえず脚本に注力していただければ……)。ああ……サントラ欲しいです!
『えんどろ~!』
・公式ページ:http://endro.jp/
・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー
・感想
なんだかんだで最後まで見てしまった。最初のうちは、ファンタジー全開でキャラも全然馴染めていなかったため、30分が長く感じられたアニメでした。ただ中盤以降ではキャラにも慣れ、日常ものとして普通に見れましたね。あと姫様が登場してきてから面白さが跳ね上がった印象です。姫様によって百合要素が加えられ、百合目的で視聴が続けられた感じですかね。百合アニメとして素晴らしかったです。最終回は、おそらく今期で一番強引な終わらせ方だったと思いますね。力業でゴリ押しな感じで、コメディという面では最終回が一番面白かったです。
『ソードアート・オンライン アリシゼーション』
・公式ページ:https://www.swordart-online.net/
・カクヨムでのジャンル:SF
・感想
分割で続きは10月から放送されますけど、約半年ほど間が空いてしまうので一旦感想を。第一話から仮想世界でのファンタジーを描きつつしっかりSF感も出していて、SF好きとしてはいい感じに見応えがありました。以降仮想世界に潜りっぱなしですが、途中で描かれるアスナの現実世界パートの方がSFっぽさがあって面白かった。そして最終話のラストではなかなかいい引きでしたので、続編では現実世界についてのエピソードに期待したいです。
『荒野のコトブキ飛行隊』
・公式ページ:https://kotobuki-anime.com/
・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー
・感想
とにかく空戦シーンがすごかった。それに尽きる。とくに終盤、最後の2話くらいはずっと空戦でしかもなかなかに熱い戦いだったので満足です。キャラも何人か気になる子もいて、主人公のキリエもいいキャラしているし、味方クルーのアディ、ベティ、シンディのそっくり三人組も出番は少ないけどいい味を出していますね。そしてなにより、自分はリリコさんがお気に入りですね。あのガーターベルトは素晴らしいです……。とまあ、魅力的なキャラクターが多く登場しますが、反面人物が多過ぎるせいか本筋のストーリーが面倒くさいことになっている点が残念でしたね。難解というわけではないですが、誰が何をやっているのかが把握しにくかった。素晴らしい空戦シーンをメインにし、ストーリーや人物をもっとシンプルにした方がよかったのではと、個人的には思いましたね。でもまあ1クール楽しませてもらいました。
あと来期継続は『盾の勇者の成り上がり』と『どろろ』ですね。あ、『ジョジョ』もそうか。『どろろ』は1クールであれば間違いなく今回の冬アニメベスト5に入っていた……というか堂々の1位だったでしょう。それだけに2クール目も期待です。
そうそう、『とある魔術の禁書目録Ⅲ』の感想を書いていませんが、今回は割愛しようかと思います。まだ最終回が放送されていないというのもありますが、何と言いますか……アニメの出来があまりよろしくなく……昔原作を読んだのでとくに語るようなストーリーもなく、単純に懐かしいと思いつつ惰性で見ている感じでした。もう少し気合入れて作ってくれませんかね?
あと『ブギーポップ』は途中録画に失敗したので、中途半端なところまでしか見れていません。アニメ作品としての感想が書けないのでこちらも割愛します。
まあそんなこんなで、2019年冬アニメのまとめでした。
ではまた春アニメでお会いしましょう!
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