私は書籍で買って読みました。
正直、このレベルの作品を『なろう』でただ同然で読めた時期があったことに戦慄を覚えましたが。
私はこの作品を恋愛モノと捉えることがどうしてもできませんでした。
あの二人が恋愛感情を育んでいたようには思えなかったのです。
その前にあのどうしようもない終焉が訪れて、それでも、容赦なく日常は続いていく。
成長を余儀なくされることへの恐怖を覚えました。
私の感性がネガティブ方向にまっしぐらしているからなんでしょうけれど。
けれど、間違いなく名作だと思います。
作者からの返信
そうなんですよ、この作品は間違いなく名作なんですよ。
ただおっしゃる通り、この作品を恋愛ものとカテゴライズするにはちょっと方向性が違うのかなとも思います。作中でも、友達でもなく恋人でもない仲のいい関係、みたいなことを言っていたような気がしますしね。
むしろ恋愛云々よりも、死ぬことや生きることなどといったテーマが前面に出された内容で、カクヨム的なジャンルでは「恋愛」よりも「現代ドラマ」に当てはまる作品だったと思います。理不尽に向き合うという意味では、ネガティブな感想もわかりますし、私もそういう部分で感じるところがありました。終わりを迎えてからの彼らの姿が、ある意味作品の本質なのかもしれませんね。
私は書籍も読んでアニメも実写映画も見て泣けるいい話で住野よるさんのファンです。
作者からの返信
自分も、大変素晴らしくよくできた作品と認識しています。ファンが多いのも頷けますね。
ただ30歳を過ぎたおっさんが楽しむには少々眩しすぎましたね。もっとピュアであれば心からハマっていたかもしれません。いやはや、歳はとりたくないものですね。