実写化タイトル4本まとめ

 一本一本真面目にレビューしていくのも阿呆らしくなる昨今の日本映画。特段興収を上げる訳でも無し、酷評される事を覚悟で鋭意製作勧めて行く監督の面の厚さだけは素直に賞賛し、素敵な原作をドブに投げ込んでしまった原作者諸賢には多大なる名誉と作品の慰霊碑を海の見える丘の上に是非とも贈呈したい心持ちと、亡くなってしまった作品たちに今こそその宿業を雪ごう、——黙祷。

 さて前置きはこの辺にして。今回は簡易的に実写化映画のレビューをしていこうではないか。私は一切の忖度はしないよ。


「ジョジョの奇妙な冒険」

  ゴミ。カス。観ないでいい。再現度もクソもない。記号的なコスプレだけ並べてアレンジもエッジも効いていない制作費だけ無駄にかけたゴミ映画。監督の三池崇史は素敵な映画を作れる人なのに実写化に携わるとろくな事がない。あと山崎賢人はあんな演技しかできないのですか?


「東京グール」

 ゴミ。カス。観なくていい。CG技術の足りなさが露呈してる。正直アニメでも作画の物足りなさを覚えたのに何故実写化したのか。あと一部配役しっかりしろ。


「鋼の錬金術師」

 ゴミ。カス。うんこ。役者含め構成がダメ。あの名作をあんなにゴミにできるのはある意味才能。後世二度と語られる事のない作品。ただCG技術に関しては一長一短。実写映画にしては頭一つ飛び抜けている印象。しかしダメなCGはとことんダメ。予算が足りなかったのか発想が足りなかったのか。とにかく沢山CGを使った挑戦心だけは高評価。


「銀魂」

 正直一番書くの迷ったけど、二度観たいとは思わない。これが世間的に評価されることが分からないし。映画としての完成度はかなり低いと思っている。福田監督という奇才によってギリギリ成り立っているだけで、戦闘描写やCGはそこらへんのYouTuberレベル。面白いところは確かに面白いし、原作とは違うテイストのギャグセンスは才能として観ていられるけど、銀魂じゃなくてもいいよなこれってなるキャラやネタが多すぎる。作品の私物化にとれなくもない。



 以上が私の直近で見た実写映画4本の感想なのだが、ボキャ貧につきこれ以上語ることはできない。文句なんて死ぬほど出てくるが、これらに付随する言葉はもはやゴミ。やカス。で十分な気がするのだ。

 私が説きたいのは何故わざわざ実写化する必要性があるのか。アニメや漫画を超えられない実写化になんの意味があるのだろう。これらが台頭するということはコンテンツの衰退を助長しているという事が何故分からないのだろうか。これはまさに業界の危機である。アベンジャーズよ助けて。

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ロボの超映画ビュワー ロボ @sekitarobo

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