応援コメント

第14話 魔王の「強さ」、勇者の「弱さ」」への応援コメント


  • 編集済

    どうも、吉城ムラです。
    『熱心な書き手さん募集!!』に参加していただき、ありがとうございます。

    すべて読ませていただきました。

    魔王に侵略されている世界なのに、なかなか魔王が登場せず、幹部としか戦わない。
    逆に魔王と勇者ばかりが出てきて、最初は戦闘シーンを入れておきながら、仲がかなり良くなっていき、果てには恋人の仲にまで発展する。
    自分が色々な作品を読んでいて感じたことなのですが、こういった極端な話しか存在しないのかなとずっと感じていたんですよね。

    その点、この作品はどちらに傾くわけでもなく、自分好みに構成されているなと感じました。

    実際のところ、勇者と魔王の戦いは王道になってしまっていますから、どれだけ設定を捻っているかや話の引き方とストーリー展開の持っていき方がより多くの読者に読んでもらうために重要だと思います。

    それを念頭にこの作品を読んでいました。とりわけ文章に引き付けられたり、キャラに愛着が湧いたりしたわけではないのですが、ストーリー展開に巧味があって、次を読み進めたくなる衝動が収まらないんですよね。次話の更新日もつい確認してしまいました…。

    人称を三人称に固定していること。
    それでいて、視点に沿っての描写を入れていることは評価されるべき点だと思いました。

    一人称視点で書いていくならば、もう少し直喩などを交えながら具体的な描写を入れてもいいと思いますが、三人称視点であれば自分はさほど必要ないとも思います。
    (例えば、この話の最後の文に出てくる『黒さ』はきっと突如として暗闇に放り込まれたことを表現されたのだと思うのですが、黒さと言っても光の閉ざされた完全な闇であったり、回想シーンでもう一人の自分が登場するときの背景に使われる黒だったり、ただ目が眩んだりして状況を掴めなくなったことを暗喩した黒だったりと色々ありますので)
    まあ、三人称視点だからといって、登場人物の感懐描写に具体例を加えていけないわけではないですし、くど過ぎても読むのが辛くなっては本末転倒なのですが。

    自分は自主企画に参加していただいた作品には評価点と指摘点を述べるようにしているのですが、この作品においてあまり指摘点は見受けられませんでした。
    場面転換のときに文章がそのまま続いていて、読みづらさを覚えたので、数行開けるなどの工夫をしてみるといいくらいですかね…。

    他には特に思い浮かびませんでしたし、それ以上に話に夢中になっていたので、今後の展開への期待くらいしか伝えたいことはないかな。
    今後の参考にしていただければ幸いです。
    長文失礼しました。

    作者からの返信

    吉城ムラ様
    感想ありがとうございます。
    この作品は「平凡な学生が、いきなり異世界に召喚されたくらいで急に殺しなんか出来るのか?」という疑問から生まれたので、こういう話になっています。
    「次を読み進めたい」と言っていただけたのは作者としてとても嬉しいことです。

    >一人称視点で書いていくならば、もう少し直喩などを交えながら具体的な描写を入れてもいいと思います
    この作品は三人称ですが、一人称の作品も時々書くのでこういうアドバイスはとても勉強になります。直喩ですね。覚えとこう。

    これからも頑張って書いていくのでよろしくお願いします。
    本当に丁寧な感想をありがとうございました。