6 世界は変わらない

 戦いが終わると、傍にいた白衣の女はとにかく安静にしてくださいと言い、アマト研究歩と掲げられた木造の2階建て、そのへんてこな建物へと四十川たちを連れていった。

 アマト研究所の主だと言う白衣の女性、名を天音あずさは、1階の誰も使っていないような部屋をあてがい、そこのベッドに四十川を寝かせた。


「あれ? 何かもうだいたい治ってないか?」

 四十川はベッドに寝転がりながら、自分の朱き身体を見まわしそうつぶやく。

 言う通り、なんと先程迄ボロボロで傷だらけだったはずのそのアマトの身体は

 もうほとんど、傷が治ってしまっていた。

「さ……、さすがはアマトです! うわさ通り、傷の治りなどは早いのですね!」

 白衣の天音は笑顔でそういった。

 まるで、天使か女神か何かがイメージされてしまうような笑顔だ。

「おうおう嬢ちゃん、アマトってののこと、いっぱい知ってるみたいだな? なんせここは『アマト研究所』だもんなあ」

 四十川は相変わらずのアマトの身体でそう言うと、ベッドから起き上がった。

「セ、センパイ! 大丈夫なんですかもう!?」

「ああ。もうどこも痛くもなんともないよ。……ありえない傷の治癒力。これがアマトの力ってか? 嬢ちゃん?」

 四十川は白衣の女にそう言う。

「嬢ちゃん……。あ、そ、そうですね……。アマトには謎が多すぎますが、確かに傷がすぐ治るというのは共通点ではあります」 

 嬢ちゃんと呼ばれたことに、白衣の女、天音もまんざらではないようだ、

「はえーアマトって便利なもんだ。……つーかさ、アマトって結局何? さっきのアガルトとかいう奴にも聞いたけど、結局よくわからんっていう」

 四十川とそして秋、麻生の3人はいきなりこんなワケの分からない並行世界に連れてこられ、そして命の危機まで覚えた。

 もはや訳がわらないし、そして今頼れるのは目の前にいるこの天音という、白衣を着た小さな女の子のような見た目の女だけ……。

 アマトとは何なのか、3人は真剣な目で天音を見た。

「……あ、あの! そ、そんな期待に満ちた目で見られても困ります!」

 天音は恥ずかしそうに顔を隠しじたばたしている。

「……へ? ココってばアマト研究所だろ? その所長? のアンタなんだからシャキッと答えてくれよ!」

 四十川はアマトの身体で天音をビシッと指さした。

 しかし天音はおどおどするばかり。

「……、いやー、そのー、……。あ、『アマト研究所』というのは、わたしが勝手に掲げた看板でして……。本来この建物は誰も使っておらず放置状態で、だからわたしが特別に大学側から使わせてもらっているんです。『戦後その存在が顕著になったアマト及びアガルト』を調査する施設として……」

「へー」

 よくわからんので四十川は適当に返事をした。

「しかし……。世界大戦後にその存在が顕著になったアマト、そしてアガルトは分からないことが多すぎるんです。だからわたしも、アマトについてほとんど知りません。だから調査して知っていきたいな、という努力目標が『アマト研究所』の名前の由来です……!」

 天音は長々と恥ずかしそうに語った。

 3人は段々とあきれながら聞いている。

 四十川が口を開く。

「えっじゃあさ、結局はアマトのことはよくわからんってこと?」

「はい! いまアマトの姿でいる四十川さまを前に少し興奮しています!」

 天音は目をキラ付かせうれしそうにそう言った。

「……」

「……」

「……」

「……ばかやろ!」

 と言って四十川は麻生の頭を叩いた。

「……うわ痛たあ! ちょ、ちょっとなんでワタシを殴るんですかあ四十川サン! 禿げたらどうするのですか!」

「いやもうハゲとるだろ。何とかしろこの空気よおー」

「いや自分に言われても……」

「まったく。……おい! 嬢ちゃんよ!」

「……え! な、なんでしょうか?」

「いいか、あたしたちは別の過去だか世界だか何だかから来ちまった。いま頼れ得るのは世界中であんただけなんだぞ? チャンとしてくれよもう……」

「え?、な、何か気に障ったでしょうか?」

「ちげーよ、あーもういいや。ところでさ、あたしらは住む場所もないんだ。このアマト研究所、なかなか部屋が空いてそうじゃないの? こっそりあたしらを住まわせてもらってもいいかい?」

「え!!!」

 一瞬天音は驚くが、その後少し考えて合点が言ったような顔をした。

「……はい! 大学の職員もこんな所にはほぼ来ませんし、空いている部屋もたくさんあるのでしばらく身を寄せられるかと思います!」

「おお! なんて優しい嬢ちゃんだ!! ありがとな!」

「はい! ……あ、もうこんな時間ですが、晩御飯はどうされますか? よければ私が給湯室で作りますが」

「マジで!? ワ~なんていい奴なんだ! 色々ありがとなー!」

「いえ! アガルトから助けてもらったお礼、そしてその四十川さまのアマトの姿をこの目に見せてくれたお礼です!」

「おう! そうと決まれば宴の用意だ! おいハゲにチビ! 一緒にこの世界に持ってきたチャリの中に酒とつまみあったろ? すぐ持ってこい!」


 こうして傷は治ったもの、アマトの姿になったゆえか腹ペコの四十川はウキウキで天音の作る夕食を待った。

 そして出てきた料理は、ザワークラフト、シュニッツェル、クネーデル……

 やたらドイツっぽいものばかり並んだが、四十川は特に別にしない。


「ん? よく見たらなんだかドイチェくせえもんばっかだなあ。ところでビールは? ドイチェときたらビールよ」

「ええ! 飲むんですか!」

 秋が呆れた顔で言う。

「当たり前だろ! こんなにめでたい日だぞ! ビール! ビール!」

 何がめでたいんだ……と秋が思っていると、四十川は何か思いついたように目を見開いた。

「おい! 持ってきたビール冷えてるか~」

「え? そこにおいてますけど……」

 秋は床に転がる、かの2019年の世界より持ってきた缶ビールとつまみを指さす。

「馬鹿野郎さっさと冷やせ! おいハゲ冷蔵庫入れてこい!」

「えええ……。何でそこで自分なのですか……」

「ふふふ。楽しそうな人たちですね。わたし以外ほぼ誰も居なかったこのアマト研究所が盛り上がってうれしいです。ビールならわたしのものが冷蔵庫にありますよ」

「おっマジか?」

「よっしゃ宴イクゾオオオオオオオオオオ!!!」


 こうして酒を交え、やたらドイツっぽい料理と四十川たちが持ってきてしまったつまみとで宴会が始まった。

 よく考えたら18歳の秋は未成年飲酒だが、この世界では18歳から飲酒可能らしいので完全に合法だ。

 ちなみに四十川は、まだアマトの身体のままだ。


「ブヒャーこの嬢ちゃんが用意したビール、苦くてドイチェっぽくていいな!」

「もうセンパイ! 飲みすぎですよ! ていうかアマトの状態で飲んだり食ったりできるんですねえ……」

「そういうもんじゃないの?」

 四十川はクッソデカいジャガイモをほおばりながら言う。すると天音が四十川にビールを注ぎながら考えるような顔をした。

「……う~ん、あのアガルトも言っていた通り、普通アマトは全身、そう顔まで姿を変えます。そしてその状態でご飯など食べるのでしょうか? ……まあ、四十川さまは顔が人間のままですから可能なのでしょうね」

「ぎゃはは~よくわからんねアマトって!」

 四十川は人ごとのように笑う。

「……センパイ、なんか楽しそうですけど……。いつアマトの姿から人間に戻るんですか?」

「は? 知るかそれより飲むゾオオオオオオオオオオオオ!!!」

「もう傷も治ってますよ? 戻ろう! って念じたりしたら戻れるんじゃ?」

「そーなの? そーなのか嬢ちゃん?」

「え! ……そ、その辺はよくわかりません」

「は~つっかえ。まあいいよ。ちょっと今戻るように念じてみる」

 四十川は両手の甲を前にしてクロスさせ、一呼吸置くと

「戻れ!」

 と叫んだ。

 すると確かに。彼女は人間の姿に戻った。

 もちろん、服は破り捨てていたため真っ裸の姿で。


「おおおお戻った! やったぜ! ……あり?」

 皆は固まった。真正面にいる秋と天音は目のやりどころにわからず目がぐるぐるしている。

 四十川の真後ろにる麻生は、自分の位置に悔しがりながらもそこから動けぬ空気に歯がゆい顔をしながら、ただただ背中から左右にはみ出す四十川のやたらデカい乳と尻を見ていた。


「……あそっか! アマトにヘンシン! した後服の下で変身したからゼンブ破っちまったんだった……。よい嬢ちゃん、そこに転がってるコート取ってくれ」

「……! は、はい!」

 天音は床においてあった、四十川が脱ぎ捨てていたコートを彼女に差し出した。

 そして四十川は悠々と、素肌の上からそれを着た。

「うっしこれでまあ問題ないな。つーか暑! エアコン10度下げてくれ!」

 唖然とする皆をよそに、四十川は裸コートのまま食事を続け始めた。


 1階の小さめの会議室? のような場所で勝手に食事会を開催する四十川たち。

 するとそこに、ピンポンとチャイムの音が鳴り響いた。

「おっやべえ大学当局が嗅ぎ付けたか?! なんせここは只の大学の施設だもんなあ嬢ちゃん?」 

 そう言うと四十川はそそくさと脱出の準備をする。

 だが天音は、余裕そうに笑ってる。

「いえ、その心配はありません。あれはきっと芥川あくたがわさんです」

 そういうと天音はすたすたと玄関の方へと速足で歩いて行く。

「アクタガワ? 聞いたことのある苗字ですなあ」

 麻生がブルスト(ドイツ語でソーセージ)をほおばりながら言う。

「うーん年増で小うるさくて化粧の濃いあいつを思い出すぞ……」

 四十川コートの中でも腕を組み顔をしかめる。

 やっぱり胸を腕にのっけている。


 すると1分もしないうちに、やかましい関西弁が四十川たちの方まで聞こえてきた。

「えーセンセ? うちのために飯作ってくれはったんですか?」

 とデカい声で四十川たちの宴会場の扉を開けた関西弁娘は、四十川たちを見るとさらにデカい声をあげた。

「……なんやアンタら! 不法侵入やで不法侵入! しかも無銭飲食か? 全くここの学生はけったいなやつばっかりや!」

 そうやかましくうなる彼女は髪を金髪に染めていれど、

 あまりにも見覚えのある顔と声は、

 まさしく元の世界で四十川たちの属していたSF研究会会長部部長、芥川のものだった。

 そんな四十川たちの気もしらず、彼女は四十川たちを警戒とさげすむような眼で睨んだ。

「てなんやそこのチチのデカい女! 裸にコートって変態かあ!? センセー何ですかこいつらは? 通報しましょ通報!」

「まあまあ。彼女たち、特にこの胸の大きな四十川さまなどは、なんとアマトなのですよ!」

「げえ! うそですやんそんなん! アマトがこんなところに!?」

「うそではないのです! ついに、ついにこのアマト研究所も、アマト接触することに成功したのです!」

 天音は眼を輝かせてはしゃいでいるが、

 一方の芥川と呼ばれた女は以前、怪訝な顔をしている。


「アンタがアマトぉ~? ウソつけ! 裸にコートの変態爆乳女やんけ!」

「……あのさあ」

 四十川は金髪の芥川に真剣なまなざしを向ける。

「おい年増、あんたまでこっちに来てたのかよ。つーかなんだその関西弁と金髪は。全然似合ってねーぞバーカ!」

「……は? 何イミ不明な事言うとんねんこの変態デカチチ娘が」

「……ちょ、ちょっと!」

 秋が止めに入る。

「センパイ、よく考えてください! ここはいわゆるパラレル世界です。目の前にいる芥川さんは、よく似てますがぼくたちの知る芥川さんとはきっと完全な別人です!」

 四十川のコートを掴みながら必死に説得しようとする秋だが、

 四十川自身はあきれ顔で返す。

「あのなー、それくらいわかってるっちゅーの。初対面からボケていく、これが四十川流だ」

「ンもう先輩ってば……」

「でもまあ、あの時、あたしらがこの世界に飛ばれたとき、年増も一緒に来ちゃってた可能性もあったし多少はね?」


「……ちょっと!」

 勝手に訳の分からん話をされて困惑する芥川が、

 グイと麻生の胸ぐらをつかんだ。

「アンタら一体何の話しとんねん!」

「いたたた! なんでワタシに食って掛かるんですか!」

 するとそこで天音が割って入る。

「あぁ~すいません! わたしが芥川さんにまず説明すべきでした!」


 天音が四十川たちのいる理由、

 2019年の別世界から来たことを芥川に話した。

 芥川が先生と呼ぶだけあり、彼女の話を芥川は一応うなづきながらちゃんと聞いていた。


「――でもセンセ、ウチかてオカルトとか好きやけど、流石に無理があるんちゃいますの? 過去、それもパラレルワールドから来たって、素っ頓狂すぎておいそれと信じれますかいな」

 芥川は疑いのまなざしをパラレルワールド組に向ける。

「は? うっせっーぞ金髪関西弁。事実は事実なんだよバーカ」

 いつのまにやら天音の用意した服に着替えた四十川が煽り気味に言う。

「は? なんやねんその態度!? 今すぐ大学に通報したろか!」

「ま、まあまあ!」 

 天音は2人に割って入り、そして四十川たちが持ってきたビール瓶を1つ、皆の前に掲げて見せた。


「よく見て下さい、このビール缶の底の賞味期限……。ヘイセイ33ネン4月、とあります」

「へー」

 四十川は適当に返事した。平成33年って多分存在しないよな、とも思った。

「……わたし私たちの歴史において、ヘイセイという元号は存在しません」

 天音がそういうと、パラレルワールド3人と芥川は静かになった。

「ほ、ホンマですか……。うわホンマや!」

 さらに天音は続ける。

「それにこれら沢山の、四十川さまたちが持ってきたビールのラベルや社名、わたしは見た事がありません」

「むむ、むむむ……」

 芥川は眉間にしわ寄せ、四十川をガン見しながら考えこんだ。

 そして次の瞬間、ふいに笑顔を見せた。


「……なんやホンマっぽいな! ははは! とりあえずは信じたるわ!」 

 かつての四十川あがいた世界の芥川とちがい、拍子抜けするほど物分かりがよい彼女に四十川は面食らった。

「お、おいおい自分で言っといてなんだが、信じるのかよ……」

「まあな。ウチは一度アマトに襲われとる。この世はよーわからんことばかりや。パラレルワールドとかまだよくわからへんが、まあ、センセに免じてここは信じてやるわ」

「……ほお、あたしらの知る厚化粧ヒステリックの年増より随分も物分かりがいいじゃん」


 そんなこんなで、芥川も交えて宴はさらに騒がしくなった。

 芥川は四十川に、手の甲の黒い石を見せろという。彼女はホレと芥川の顔の前に突き付けた。芥川は妙に真剣な目つきでそれを見たり触ったりしている。

「うわ~……、ホ、ほんまにアマトなんやなあ……」

「そうなのか? この世界、みんなこの石が手の甲に付いてるなんてことはないのか?」

「あるわけないやろ! ウチや先生の手の甲見てみい!」

 四十川は天音と芥川の両の掌をまじまじと手に取って見つめた。

 確かに、それはきれいな女性の手であって、妙な石などあるはずもなかった。


「はえ~。じゃあこの左手の甲の石は、ほんとにアマトの印ってわけだ」

「そうや。ウチかて一度見た限りや。アマトは世界中におるが、その数は少ない。フツー、生きててもお目にかかるもんやない。……せやけど、フツーは左手やのうて右手、それも石は赤色ちゃうかったかなあ……」

 芥川は合点がいかぬようにぶつくさ言っている。

「なにブツブツいってんだ?」

 いいながら四十川は、自分の左手の石を麻生にコンコンぶつけてみた。

「いたた。そんなことして大丈夫なので?」

「いや知るかよ。でも思ったより丈夫って言うか、もう不思議物質だなコリャ」


「――しかし」

 突然天音が真面目な顔で話し始める。

「四十川さまは明確に”アマト”です。ということは、今後アガルトに倣われる可能性が十分あります。まさに、今日のことのように」

「へーそうんだ」

 四十川はニヤけたような興味なさそうな感じで、頬杖をついている。

「アマトはアガルトを感知できませんが、その逆、アガルトはアマトを感知し、そして襲います。……これから四十川さまが、心配でならないです……」

「だーいじょうぶだってアガルトなんてボッコボコよう!」

「……いやいや、聞いていたんですかわたしの話!!」

 天音は四十川のコートの端を掴み心配そうに目を潤ませるが、

 当の彼女は嬉しそうに胸を震わせている

「悪の怪人! アガルトは私が倒しまくってやるぜ!」

 四十川は天高く、石の埋め込まれた左手を掲げた。

 麻生は「流石四十川サン!」と酔っぱらった顔ではやし立て、

 さっき入ってきたばかりの芥川も「ええやん、かっこええでー!」

と拍手を送る。

「いえー! いっちょ正義のアマトとして暴れっかー!」」

 酔いが回ったか、四十川は威勢のいいことばかりを言う。

 だがそんな中、1人だけそのテンションについていけぬ者がいた。


「ちょ、ちょっとセンパイ!」

 秋はビールを持ったまま立ち上がる。

「センパイ! 今日死にかけたのを忘れたんですか!? RXとか言うのが来なかったら、センパイはあの女アガルトに殺されてたんですよ!」

 涙目で必死に訴える。

 だ四十川は……

 そのバカでかい胸とともに秋を抱きしめた。


「……心配すんな。あたしはきっと大丈夫だ。それにあんた、チビのことだってきっと守ってやる。さあ、あたしの胸の中で落ち着け……」

「……うう! 本当は男の子のぼくが、センパイを守らないといけないのに……」

 秋はそのまま四十川の胸の中で泣き続けた。

 何とも言えぬ空気になる宴の場――

 ――羨ましそうに見る麻生。

 

 ――こうして、四十川たちのパラレル世界での一日は、

  やっと終わりを迎えたのだった。

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