茶々話

第18話 聖者のブルスケッタ

　学生時代、お金が無いとき、それでも手軽にオシャレで美味しいものが食べたいと考えているとき、知人が教えてくれたのがこれです。

　紅茶と一緒に、また、軽食としてどうぞ。

【材料】二人分

□　食パンの端二枚。お店によっては、何か買えばタダでくれます。

□　トマト　普通玉１個。　

□　オリーブオイル　こだわるならココ。

□　ベーコン　少々。無くても良い。

□　ニンニク　数片。

□　鷹の爪　少々。

□　ハーブ　少々。無くても良い

□　粉チーズ　少々。無くても良い

□　コショウ　少々。

□　塩　これもいいものがあるなら、そちらを。

【料理】

□　１、ペペロンチーノを作るときの要領でみじん切りにしたニンニク、ベーコンと鷹の爪をオリーブオイルで炒める。オリーブオイルをやや多めにする。

□　２、ニンニクに色が付いたら、ガラス容器に移しておく。　

□　３、２の容器に、みじん切りにしたトマト、ハーブ、粉チーズ、コショウ、塩を好みの分量入れ、よくかき混ぜる。エクストラバージンオイルを加えてもよい。

□　４、３の容器の粗熱が取れた後、ラップをかぶせ、冷蔵庫で冷やす。

□　５、食べる直前に、食パンの端を炒める。食パンの端は３ｃｍ×３ｃｍの正方形に切る。キッチン用ハサミで切ると便利。フライパンなら白い面だけ焼けばよい。　

□　６、平皿に白い方を上にした、焼いた食パンを並べる。冷やしておいた４をかき混ぜてからスプーンですくい、パンの上に適量載せていけば出来上がり。最後にハーブを散らしてもいい。

　多めに作って冷蔵庫に入れておけば、一週間は大丈夫。スパゲティーの種にもなる。　　

　お金が無くても、短時間でちょっとした贅沢ができる。

　紅茶だけでなく、ワインにも合いますよ。

　ちょっとした工夫で、色々なバリエーションが楽しめる料理です。

　なお、この品、全ての食材を吟味、高級品に替えたバージョンもあって、そちらは、『愚者のブルスケッタ』と言うらしいです。