朝比奈みくるの懺悔
朝比奈みくるの
The Confession of Her Ladyship Mikuru of Asahina
「あら、キョンくん?そんなところでなにをやってるの?」
なにって、仕事ですよ。
「へー、キョンくんが人様の悩み相談なんて受けるようになったのね。いろいろとたいへんでしょうね」
なんかトゲがありますね。告解は強制ではないんで、お嫌なら別にいいんですけど
「知ってるかしら、聖書の教えでは神父が信徒の罪を
朝比奈さん、困りますよーそういう設定なんだからマジに突っ込まれちゃ
「あらごめんなさい。そうよね、神様も商売だものね。じゃあ神にも等しい未来人のわたしが
あげますって……、まあどうぞ
「じゃあ行きまーす。神父様、わたしは罪を犯しました。あ待って、キョンくん好みにもっとかわいいほうがいいかしら。神父さまあ、あのぅあたしぃとっても悪いことしちゃいましたあテヘッ。八百年の未来からはるばるやってきて、白銀の王子様を見事射止めちゃいましたあ。奥さんがいたんだけど、別れてわたしと一緒になってくれたんですよー、若いって罪ですよねー。名前がジョンスミスってだけでそれ以外はなんの共通点もないんだけどー、こっちにして正解だったなーなんて。あらーキョンくんワナワナ震えてるけど風邪引いたのかしら」
あの、もういいです。寄付箱にお金入れて、アベマリアでもなんでも
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます