補習4 サクラ(認証とセキュリティ)
ハヤト「俺が目覚めると、そこは、……あれ?教室じゃない。ここは……廊下か?早く教室入んないとな、また白い悪魔に虐げられる……、くそう開かないぞ、なんだこの扉」
謎の女性X「(扉の向こうから)合言葉は?」
ハヤト「えっ?何すか?」
謎の女性X「合言葉は?」
ハヤト「えーっと、1234、とか?」
謎の女性X「ぶっぶー」
ハヤト「えーっと……イレキンサダナイ、とか?」
謎の女性X「………だめ、もう入れません」
ハヤト「(今一瞬迷った?)えー、どうすりゃいいんすか?」
謎の女性X「だから入れないって、
ハヤト「
謎の女性X「『サクラ』では、祖父から託されたサクラがアンドロイドであると判明するまでの一部始終が描かれたわけだけど、サクラがGENEの
ハヤト「この状態で続けますか……確かにありましたけど、えっ、これそういうこと?!」
謎の女性X「小説の中では、チップによる物理的なもので、
ハヤト「3回でだめなんですか……?」
謎の女性X「何回も、それこそ無限にできちゃったら、あてずっぽうでもそのうち成功しちゃうかもしれないでしょ。」
ハヤト「そんなに何回も頑張れないですよ。」
謎の女性X「人間は……ね。サイバー攻撃する側は、普通コンピュータにやらせるのよ。例えば、パスワードが2桁の数字だったら、00~99まで全部試せばどれかで必ず開く。桁数、文字種類、が増えても、試行回数と試行時間が無限ならどんなパスワードでも必ず開くことができるって寸法。これ、ブルートフォースアタックっていう有名な攻撃方法よ」
ハヤト「そうか、だからセキュリティを高めるために試行可能な回数を少なくするわけですね」
謎の女性X「ご名答。後はユーザ側からすると、パスワードの文字数長くするとか、文字の種類を多種類にすると必要な試行回数が増やせるから、さらにセキュリティ的にいいわね」
ハヤト「とりあえずそのへん気を付けておけばいいかんじですかね?」
謎の女性X「他には……可能なら、接続サイトごとにパスワードを変えることかな。2018年あたりはメールアドレスが
ハヤト「めっちゃ否定されてる気分……ところで、あの、そろそろ入れていただけませんでしょうか……?」
謎の女性X「言い忘れてた。この扉、3回失敗したら次に
ハヤト「……」
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