第4話

送られた座標に到着したリクは辺りを見渡す。


「街の外にこんな大きい建物があったなんて知らなかった」


リクの住んでいる都【ユーフィス】より離れた場所にそのお屋敷はあった。


「来たわねヴァリアブルのパイロットさん」



お屋敷の中から女性が現れ門が勝手に開くリクはさっき街で戦闘していた時に通信で聞こえてきた。



女性の声はこの人なのかも知れないと思った。




「私の名前はアイリ・マクスウェル確かあなた私の学園に通ってる生徒ね」


リクの着ている制服は【スペリオル学園】の制服のままだった。


「そうだが僕もアイリさんのことは知っている確か学園長の孫娘で良い所のお嬢様って聞いたことがある」


フフっと笑うアイリは一歩リクに近づく。


「そう、私は学園長の孫娘でお嬢様よヴァリアブル・オーガスのテストパイロットでもあるけど」


「テストパイロット君が?」

「君じゃあないわアイリって名よさっき名乗ったでしょ?で、今度はあなたが名のる番よパイロットさん」


アイリはリクの横を通り抜けてヴァリアブルオーガスの前に立つそれは自分が乗るはずだった機体を見上げる。


「俺はリク・ハサウェイ数カ月前にスペリオル学園に転校してきた」


「リク・ハサウェイ……あなたがノワール帝国からやって来た生徒ね。まだ来て日が浅いのに魔獣の戦闘に巻き込れて破滅の遺産ヴァリアブル・オーガスに乗って戦闘した。これって運命だと思わない?」


破滅の遺産ってさっき乗っていた機体のことだろうかっと思うリク


(破滅の遺産……それに運命?俺がこの機体に乗ったことが運命だって言うのか)


リクが考えているとアイリは手をパン!っと叩く。


「はいはい、考えるのは後でにしましょうこの小型兵器を隠さないといつ共和国兵達が来るか判らない私が隠す場所案内するから乗ってついて来て」

「判った。とりあえず今のところは指示を聞くよこれが隠せたら色々と聞かせてもらうおうかさっきの話し」


アイリはお屋敷の方向に歩いて行き後ろをむいてリクの顔を見る。


「ええ、あなたはその機体についてと私達がどういう組織か教えてあげるわ」


アイリはこっちよっとリクを呼ぶ。ヴァリアブル・オーガスに乗り機体を動かすリクは少し何か考えたあと。


「組織ってすらっと言っていたが、まったく一体あのお嬢様は何者なんだよ」


リクはアイリの案内に従い機体を隠せる程の場所に移動をした。


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