第15話 出会い

「あの、皆さん、どうして新米の私なんかを拾ってくださったんですか? 皆さんすごく強そうですし、私足手まといになっちゃいそうで……」

「いやーこのメンバー肉弾戦ばっかりだし。本当は魔法使いがいたんだけど、抜けちゃってね。魔法使える人探していたんだよ」

 と勇者カピンプス。

「まあこれでむさ苦しいパーティにも華が! 嬉しいぜ!」

 と戦士アブジ。

「アブジ、そんなんなじゃマリアさんが怖がりますよ」

 と武闘家タオ。

「皆さんよろしくお願いします」

 と私、マリア・テレジア。

 こうして私と勇者と戦士と武闘家四人の旅は始まった。私は途中乗車だったけれども。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る