第14話 修道女の旅の記憶
私の名前は、マリア・テレジア。
しがないある協会の雑用だった。私は両親を魔物に殺された。その後教会に拾われて教会で育った。その教会の神父の元で、治癒魔法を習得した。もともとその方面に覚えがあった。私はいつしか、治療に携わる仕事を目指すようになる。
しかし、十六歳の時に、魔王討伐の決意を固く心に誓った。
この魔法を、人間のため、魔王討伐のために使おう。
「そう思った私は、折よく勇者さん達と出会いました。勇者である、カピンプス……それから力持ちの戦士、アブジ……知識豊富で頭の回転が速い、かつ武道に心得のあったタオ。私が彼らに拾われた時、既に、彼らは相当の経験を積んでいました」
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