第1章先生
奴隷化
昨日は以外とよく眠れた。俺としては早く起きた方だが先生はとっくに起きていて出発の準備までしていた。そのあと昨日の残りの肉を食べ一息ついた。
「そろそろ行こう。」
こうして俺達は出発した。ん?マップに何か映っている。お、これは王道のゴブリンではないか。俺でも倒せるかチェックしておこう。
名前 無し
種族 ゴブリン
HP 60
STR 50
VIT 40
MP 10
AGI 10
INT 10
MND 10
スキル
棍棒Lv1
一体なら俺でも倒せそうだ。
速度10だし。
とりあえず先生に倒してもらおう。だって体力負けてるし。
ん?先生からパーティーの申請だ。もちろんokを選んだ。
パーティーになると経験値が2人に入ってくるので俺は戦わずとも強くなれる。分割とかも無いしパーティーメンバーの攻撃無効などデメリットがあまり無い。
パーティーになったことだし先生のステータスを確認しよう。今まではプライバシーとか言っていたが一緒に戦うんだったら確認した方がいい。
スキル
名前 ---
種族 人間
職業 教師
HP 500
STR 50
VIT 100
MP 500
AGI 100
INT 500
MND 500
スキル
知恵Lv---
簡易表示Lv---
称号
勇者
まず名前がおかしい。なんでないんだ?まあそれは後で聞こう。
あと、強いのは分かってたけどステータス高過ぎ。これは異常。
そして謎スキル知恵。詳細を確認しよう。
知恵 ごく稀に手に入る先天性スキル。魔法を全て使用可能になるかわりに、MPを本来の5倍消費する。
うん、微妙。
魔法を全て使用可能はすごい。すごいんだけど5倍消費は先生みたいにMPないときついと思う。まあ先生にはいいスキルだと思う。
お、先生が魔法を発動した。
「
一撃でゴブリンを倒した。というか灰になっている。明らかなオーバーキルだ。
「勝ちましたよ。」
いや負けるわけないじゃん。とにかく分かったことは、先生は強い魔法アタッカーだった。あ、王都が見えて来た。王都に着く前に先生に名前の事を聞いておこう。
「先生ってなんで名前ないんですか?」
「え?なんでしってるの?」
しまった。適当にごまかそう。
「俺パーティーのメンバーの名前が分かるスキル持ってるんですよ。」
「そうなんですか。名前が無いのは、私が自分を奴隷化した時のバグだと思います。」
え?
「先生って誰かの奴隷なの?」
「あなたの奴隷です」
どうしてこうなった。
最狂主人公 眼医誕程弧軟 @bakatter2
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