第2章

2話📎仲間を見つけました

《彩千華side》


はぁ~今日も疲れた↓↓


もう、あの空間にいるだけで参る。


仕事の間だけとはいえ、

精神的に疲れる‼


どいつもこいつも

他人ひとを見下して

何が楽しいんだかさっぱりわからない……


今日は金曜だし、

久しぶりにあそこに行こう。


駅からバスに乗り、デパートに来た。


月に三回程行くスイーツのお店。


男性でも抵抗なく入れる

お店の雰囲気はいいと思う。


そして、私は此処で

運命の出会いをする。


********************************


後ろに座った男性の

たまたま聞こえて来た。


どうやら、私と色々同類らしい。


が聞こえるらしく、

職場で辟易してるみたいだ。


心の愚痴が聞こえて来た。


可哀想に……


その気持ち、わかるわ。


表面上は普通にしていても心の中じゃ

何を考えているかは

本来ならわからないはずが

私や後ろの席に座っている彼には

全て丸聞こえなのだ。


私のこの

彼に聞こえいるだろう。


❁……❁……❁……❁……❁……❁


〈伶貴side〉


疲れきった心を

癒そうと入ったスイーツ店で

まさか、仲間が見つかるとは

思いもしなかった。


彼女も会社での人間関係に

辟易としているみたいだ。


普通なら聞こえない

俺達は嫌でも聞こえてしまう。


厄介な能力ちから

持って生まれてしまったもんだ。


そんなことを考えていたら

心の愚痴が聞こえてきた。


俺の愚痴も彼女には

聞こえいるのだろう(苦笑)

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Possiamo sentire tutto 華愁 @ichhigopanda0303

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