日本昔話の世界が現代に蘇って当たり前に生きている

何だろう? この、日常感は……。

特殊能力をもち、特殊な容姿をもつ少女は、その特殊さを秘密にすることもなく、当たり前にそこにいて、当たり前に恋をして、当たり前に受験生で、当たり前に新幹線に乗ったりして……。
当たり前に、その特殊能力を期待されて、当たり前に……日常している。
社会に普通に溶け込んでいるところ、普通の少女と何一つ変わらない、泣き笑いして頑張っているところ、温かいですね。

スーパーなキャラになりそうな少女が、あえて、普通なところがむしろ斬新に感じたりして。
失恋エピソードには、胸がキュンとしました。