昨今の異世界転生ものファンタジーの隆盛は、優に100万人を越える投稿サイトユーザーが成功した作品をベンチマークとして、さらにオリジナリティーを加えて新しい作品を産み出そうとした結果に他なりません。この傾向に拍車をかけたのが、出版社側が、莫大な投資に対する保険として投稿サイトの人気投票を拠りどころとしたこと。結果は、作品傾向が収斂(異世界転生もの等)することに結び付きました。投稿者の頭数が数百万に及ぶ現状なので、ビジネスとして成立するも頭打ち感が出るのではと心配しています。筆者のように悩みつつも多様な分野に手を出せば、こける可能性も高いが、創業者的な利益を得る可能性もあると思います。