1) 宗教のことは忘れなさい
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霊性に戻りなさい。宗教のことは忘れなさい。
なぜなら、あなたがたのためにならないから。いいかな、組織的宗教が成功するためには、ひとに宗教が必要だと思わせなければならない。
《神との対話2-P314》
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宗教がしたことがはっきりと見える者なら、宗教には神はないと思うだろうね!
人びとの心を神への恐怖でいっぱいにしたのは、宗教だから。宗教はどこへ行っても分裂を創り出す。
《神との対話2-P316》(一部略)
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『神との対話』では、キリスト教、イスラム教、仏教などの宗教集団を指して、「組織的宗教」と呼んでいます。「組織的宗教」と、個人の心の内にある宗教心、信仰心(「霊性」と呼んでいます)とは区別しています。
『神との対話』では組織的宗教に頼らず、自分の内なる霊性(魂)、内なる知恵に目を向けなさいといっています。
神は、すべての人間に平等に語りかけ、導いています。人間の魂と神は通じていますから、心の奥深いところにある魂で神を訪ねれば、神を見いだすことができるというのです。
ところが、現実世界の出来事にとらわれ過ぎると、エゴ(自我=『神との対話』でいう精神)が前面に出てしまい、その奥深いところまでなかなか到達することができません。幻想ともいえる現実世界の出来事に翻弄されてしまい、神性を体験しているという人生の本質を見失ってしまうのです。
組織的宗教の作り上げた世界が、今の世界だといっても過言ではありません。それが今はうまくいっていないというなら、自分の内なる霊性に戻りなさいといっています。組織的宗教には限界があり、今の世界を進歩させるだけの力が無いのは、自明の理だというのです。
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