6) タントラの行者は、あなたがたのなかでは罪とされることがある自慰を奨励した
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自分にたっぷりと喜びを与えなさい。そうすれば、他者にもふんだんに喜びを与えることになるだろう。
タントラの行者は、そういう意味でセックスを知っている。だから彼らは、あなたがたのなかでは罪とされることがある自慰を奨励した。
そんな体験のことを(みんな体験しているはずだが、誰も語りたがらない体験だね)もち出したのは、もっと大きなことを説明するためだ。
大きなこととは何か。「自分にありあまる喜びを与えなさい。そうすれば、ひとにもありあまる喜びを与えられるだろう」ということだ。
《神との対話2-P113》(一部略)
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『神との対話』では、キリスト教では罪とされる「自慰」についても、語られています。
その神の言葉に、「自慰ですか?驚いたな。ずいぶん、思いきったことをおっしゃいますね」と、ニールが驚いています。
タントラ(Tantra)とはサンスクリット語で、インドに古くから伝わる宗教の経典のことをいいます( Wikipedia参照)。
タントラの修行者を例えにして、自慰は罪でも何でもなく、自分を愛することの一つの表現だというのです。
ちなみに、動物たとえば猿が自慰行為をすることは、動物学者の観察によって確認されています。
『神との対話』が一貫して強調していることは、「自分を愛しなさい、大切にしなさい」ということです。そしてその自分という定義を、自分の家族、自分の隣人、自分の社会というように広げなさいといっています。
それが、イエス・キリストの説く「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」(新約聖書マタイによる福音書第22章39節)という聖句に、表わされているのです。
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