2) セックスは大いなる愛の表現である

┌----------

 相寄ってひとつになりたいという激しい切実な欲求は、生きているものすべての本質的なダイナミズムだ。


 セックスは大いなる愛の表現である。


 わたしはあなたがたに恥ずべきことは何も与えていない。ましてあなたの身体や身体の機能を恥ずかしがることはない。


《神との対話1-P282》

------

 他者を傷つけることになるなら、どんな行動も成長を早めることにはならない。


 他者と関係するどんな行動も、他者の合意と許可なしにはしないこと。


《神との対話2-P141》(一部略)

└----------


 セックスは、「ひとつになりたい」という人間の遺伝子に組み込まれた欲求を実現する、自然の営みです。人間だけでなく、生きるものすべての本質的な営みなのです。セックスは何ら恥ずべきものではありません。


 セックスという行為だけではなく、人体の生殖器、性機能についても同じことがいえます。


 神はセックスを楽しみなさいといっています。ただし、その無邪気さ、美しさをこわさないようにしなさいといっています。


 さらに、何事においても相手の合意と許可なしには、すべきではないともいっています。


 セックスを恥ずべきもの、忌むべきものと説いたのは宗教(キリスト教)なのです。


 キリスト教では、人間の堕落によって生じた原罪を、セックスは伝播するという観点からセックスを罪悪視しています。


 歴史的にキリスト教が世界中に広まるとともに、反セックスの倫理観が、世界に形成されていったのです。


 その教義を基に築かれた倫理観が、家庭教育、学校教育を通して、セックスに対する罪悪感を、ひそかに人間に植え付けてきたといえるのです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る