5) 高度に進化した統治システム
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高度に進化した統治システム、高度に進化した教育、高度に進化した経済システム、すべてが優雅なほどシンプルなのだ。
《神との対話3-P390》
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「2章神と宇宙(4)地球外生命体」で述べたように、『神との対話』には、「地球外生命体」について書かれています。
そこには、地球文明と対比するかたちで、人間のより進化した高次の姿を例示しています。
宇宙には、地球外生命体の文明は多数存在し、その多くは、地球文明よりはるかに進化しているといっています。(それをHEB:高度に進化した存在 highly evolved being と呼んでいます。)
HEBの特徴をまとめてみると、次のようになります。
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①他のほとんどの文明があなたがたよりも進んでいる。
②すべてのひととすべてを分け合う。
③所有という言葉や概念はない。
④人類よりもずっと長生きする。
⑤産む人間と育てる人間が同じでなくてもいい。つまり子供をつくるのは、よく発達した強い身体をもつ若者の活動。子供を育てるのは、よく発達した強い精神をもつ年長者の活動。
⑥罪悪感や恥を感じない(HEBの精神自体が高度に進化しているから)。
⑦競争しない。ひとりが失えば、全員が失うことを知っている。したがって、誰かが勝利し、誰かが敗北するという発想はない。
⑪何が「ためになるか」という考え方がまるでちがう。
⑫「もたざる者」はいない。あなたがたの社会のように、おおぜいのひとがみじめなどん底で暮らすこともない。
⑬集落で暮らしている。あなたがたの世界でいえばコミュニティだが、「都市」とか「国家」という考え方はもうやめてしまった。
⑭衣服を着る必要を感じない。高度に進化した文明は環境を創造し、コントロールし、行き届いた管理をしている。
⑮テレパシーでコミュニケーションする。
⑯学校制度はない。
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高度に進化した存在によって創られた文化文明を参考にして、地球文明の高次の政治のあり方を考えてみます。
HEBの世界には、「すべては一体である」という『神との対話』が強調する考え方が、根付いています
それは、HEBの精神自体が高度に進化しているからなのです。
具体的には、
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①すべてのひととすべてを分け合う。
②所有という言葉や概念はない。所有するのではなく、みんなの物を代理で個別に管理している。
③競争しない。ひとりが失えば、全員が失うことを知っている。したがって、誰かが勝利し、誰かが敗北するという発想はない。
④何が「ためになるか」という考え方がまるでちがう。HEBは、「魂」の成長に役立つものに価値を置く。
⑤テレパシーでコミュニケーションする。
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精神が高度に進化しているHEBは、自分の成長には小さなコミュニティが最適だと判断し、その集団で生活しています。
したがって、HEBの世界の政治は、小規模のコミュニティの中での自治、つまり自分たちで自分たちを統治するというシンプルな制度しかないといっています。
それを次のように述べています。
┌《神との対話3-P390》---
高度に進化した統治システム、高度に進化した教育、高度に進化した経済システム、すべてが優雅なほどシンプルなのだ。
たとえば、高度に進化した統治システムには、事実上、自治以外の統治は存在しない。
-《神との対話3-P407》----
彼らは集落で、あるいは小さなコミュニティで暮らしている。
その集落が都市や州、国家に組織されることはなく、お互いに平等に交流している。
政府もないし、法律もない。
議会というか評議会はある。ふつうは、年長者の議会だ。
└----------
精神が高度に進化すると、その基本的な考え方は、「すべては一体である」「自分を大切にするように他人も大切にする」という精神や考え方が、個人的にも社会的にも基本的なものとして根付きます。
政治もそれを基本としたものとなり、コミュニティー内の自治が、政治そのものとなるというのです。現在の地球文明では想像もつかないものなのです。
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