6) 「公平」と「平等」との違いを理解することが重要だ
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社会的な面で言えば、「公平」と「平等」との違いを理解することが重要だ。
同一性よりも独自性を表現する、それが生きとし生けるものの基本的な本能だ。
平等を、言い換えれば経済的、政治的、社会的な「同一性」を実現しようとする社会のメカニズムは、最も偉大な考えと最高の目的にまったく反している。
最高の目的とは、新たな真の自分を再創造していく機会を得るということだ。必要なのは機会の平等で、現実の平等ではない。それが公平ということだ。
《神との対話3-P282》(一部略)
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『神との対話』では、「公平」と「平等」との違いを理解することが大切だといっています。
「公平」と「平等」とは、同じものではありません。
「平等」とは、個人の個性、能力、性別、年齢、人種などに関係なく、社会的な価値はおしなべて等しいとするものです。
これに対して「公平」とは、これらの差異からくる機会の不平等を無くし、全ての人間に等しく機会を与えることをいいます。
人間には、生まれもった独特な個性や個別性があり、同じ人間は一人だにいません。
「平等」という考えは、個性をもつ人間を同一化、均一化してしまうのです。
全ての人間は、「平等」ではなく「公平」であるべきで、社会システムもそれを保証するものであるべきだと、『神との対話』ではいっているのです。
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