1) それぞれが神の最も偉大な部分を体験しようとみんなで決めているんだ
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1冊めの対話のなかの、小さな魂と太陽のたとえ話を覚えているかな?あれには続きがあるんだよ。
小さな魂は言った。「それじゃ、わたしは赦しを選びます。神のなかで、完璧な赦しという部分を体験したいんです」
そのときひとつの魂が群衆のなかから進み出た。「わたしを赦せばいい」と、その友好的な魂は言った。
「あなたのつぎの物質的な人生に出かけていって、何かをするから、それをあなたが赦せばいい」友好的な魂は答えた。
「それぞれが神の最も偉大な部分を体験しようとみんなで決めているんだ。」
《神との対話3-P421》(一部略)
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他者の課題に仕える喜びを経験するために地上にやってくる魂もたくさんある。場合によっては、彼らはそのためにすぐに地上から去らなければならない。だが 、それはその魂にとっては決して悲劇ではない。彼らは早々に立ち去ることに同意している。
ニール:つまり、わたしたちはほかの魂と協定を結んでいるということですか?いわば「契約」しているってこと?
そう。
《神へ帰るP479》
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魂には、無数の神性が、「概念としての知識」として付与されています。神は自らの性質すなわち神性を、魂を創造したときに、遺伝子DNAのように、魂に組み込んだのです。
人生は、魂が宿った人間の生活活動を通して、神性を実体験して、「体験としての知識」に変えていくプロセスです。すなわち、現実の生活に起こるさまざまな出来事をツール(道具)として、考え行動することによって、「概念としての神性」を体験して、「体験としての知識」を体得していくのです。
魂は、あくまでも被造物であって神そのものではありませんが、両者には表裏一体ともいえる密接な関係があります。例えていうと、神にとっての魂は、人間の全身に存在する五感感覚器(眼-視覚、耳-聴覚、鼻-嗅覚、舌-味覚、皮膚-触覚)のようなものといえるでしょう。
人間に宿った魂(原著には魂が人間を包んでいるとあります)が、人生の中で起きるさまざまな出来事を体験します。その体験は神に直接伝わります。というより神と魂は、共にその出来事を体験するといった方がより正確でしょう。
魂が体験したいと望む神性を、人生で体験できるようにするために、魂と神が共同してその出来事を用意します。魂が発案し、神が備えるといえるのです。
冒頭の「小さな魂と太陽」の例え話は、魂が神性の、ある部分(この場合は「赦し」という部分)を体験したいと望んだとき、ソウルメイト(魂の友達)が協力し、その体験を可能にする人生の出来事をセッティングしてくれるといっているのです。
後述する精神科医ブライアン・ワイス博士によると、魂はソウルメイトによるグループを作っていて、そのグループ全員で様々な出来事の役割を分担しているといいます。
例えば、ある前世で親子という人間関係を持ったソウルメイトが、後の世の人生で、夫婦という関係で、その人生を体験していることもあるというのです。
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