2) 映画を作り見る神《神が映画をつくるんだよ》

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ニール:おいおい!ここで話したとおりの映画にロビン・ウィリアムズが出演しているじゃないか、と。『奇蹟の輝き』という映画ですが。


神:よく知っているよ。


ニール:ほんとですか?神さまは映画を見るんですか?


神:神が映画をつくるんだよ。「オー・ゴッド」という映画を見たことがないのかね?


ニール:そりゃ、ありますよ。でも。


神:それでは、神は本を書くだけだと思っていたのかな?


 《神との対話3-P99》

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 このくだりは、神とニールが地獄について語り合うところに出てくるものです


 ニールは、「前に神は地獄はないといいましたよ」と語ります。


 それに対して、「地獄を経験できないなんて言ったことはないよ。地獄は存在しないと言ったのだ」と神は答えているのです。


 つまり神は、地獄は人間が自分で創り出し経験するものだといっているのです。


 ここに出てくる、俳優ロビン・ウィリアムズ主演の『奇蹟の輝き』という映画は、地獄を映画によって表現している作品なのです。


 ニールはこの会話をしながら、「おいおい!ここで話したとおりの映画にロビン・ウィリアムズが出演しているじゃないか」と驚くのです。


 神は、「よく知っているよ」と、相づちを打ちます。そして神は映画を見るだけでなく、作るといっているのです。


 神が映画を作るといっても、 神と一体である人間を通して映画を作るということです。


 映画を作り、見る神という親しみのある神の性格が、ここに表現されているのです。

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