二章 火星にて

私たちはかがわとともに宇宙船U-DON56に乗ってサタンがいる火星へと向かった。

「ここ、すごい魔界に似てるね」

「サタンさんがいる訳だし、火星の元の色もこんな感じだし、そう見えると思うよ。」

私がそういうとルカは納得した。そしてかがわが言った。

「エルダードラゴンに私たちの居場所を知られているのならここもだいぶ危ないので気を引き締めていこう。」

「そうだね…」


私たちが進んでいくと、緑のゴーストの群れに遭遇した。

「コイツラカ…エルダードラゴンサマガイッテイタキョウイトワ。」

「ソウラシイナ。ターゲットハッケン。タダチニエルダードラゴンサマニレンラクシ、ハイジョスル」

「君達は誰っ?」

「ワレラハ、エルダードラゴンサマノシシャ、ヘルィル…」

「ヘルィル?おかしな名前。」

かがわがそう言うと、ヘルィルは怒った。

「タダチニ、ハイジョスルッッ!!」



くっそ…こうなったからには戦うしかないようだ。

「パニックスロー!」

ルカの投球がヘルィルの群れを直撃する。

「ウッ…」

「ナニヤッテルンダヨ。アレ、イクゾッ!

そう言うと一斉にヘルィルらは魔術を唱え始めた。

「パワーブレイブ」

「パワーブレイブ」

「パワーブレイブ」

「パワーブレイブ」

「パワーブレイブ」


どうしてだろう。ヘルィルはパワーをずっとチャージしている。。。

相手が攻撃してくる前に早くケリをつけないと…。

「マリン!」

「あつあつうどん!」


私とかがわの技が炸裂する。ヘルィルは瀕死状態であった。

「あと少し!一気に畳み掛けよ!」




しかしそう言ったときにはもう手遅れだった。


「イクゾ。イッセイコウゲキ、カイシ」


ヘルィル達は一斉におそいかかってくる。

もう終わりだ。かがわの額に傷が付いた。

ルカ、そして私には大きな傷が付いた。

「ハア、ハア…」

ルカが苦しむ



その時私の何かが切れた。


「もう…許さない。

リストブレイク!絆と友情の力!」



「バ、バカナアアアア…」

私の魔術で取り敢えずヘルィルらは撃破した。様々な件で私のエルダードラゴン達への怒りが増していた。



私たちはサタンのいる町へ行くと、町の前でサタンが待っていた。

「よかった!無事だったんだ!」

「じゃあ早速サタンのとこでうーどん食べたい!」




「………サタンではない………我はエルダードラゴン…」




エルダードラゴンにとりつかれたサタンは剣

を握って襲いかかってきた


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すばるクラフト2小説版 ~魔龍の逆襲~ ふたばベホイム @hutababehoimu

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