応援コメント

 あとがき」への応援コメント


  • 編集済

     完結おめでとうございます。
     最後の感想を書くのに、最初から読み直してみました。
     エリートがぐだぐだやっているところでヒラの人たちが最後に踏みとどまって大逆転してみせるという大きな流れがあって、ここは空自の現場の皆さんのおかげで引き締まったクライマックスになっていて読み応えがありました。

     サイバーセキュリティ小説コンテスト向けということでサイバー方面のほうはというと、こちらは勢いがあって楽しいけれど、少々上滑り感がありました。
     インフラから軍用の組み込みまで何でも感染できるAIウイルスというのが超絶しすぎていて、それを一人でねじ伏せつつ片手間に依頼主の背景まで探っているという鷺野さんが超人すぎるといいますか。なんでこんな人が普通の国立大を出たのにポスドクに進まず練馬の物置部屋に行き着いたのかについては、ちゃんと設定の梁を入れておかないと、鷺野さんのキャラの偉大な重みで物語の舞台を踏み抜いちゃいそうな気がします。

     サイバー空間のウォーゲームがまんがの「キングダム」みたいな光景になっているのは、とてもユニークで楽しめました。0101の世界を鷺野さんの共感覚で捉えるとこんな感じなのでしょうか。AI刺客の荊軻さんと現実世界の鷺野さんのアクションや数学的な解釈が噛み合う描写があったら面白そうと思いながら読ませていただきました。
     鉄道君のあたりを削るというのはいい考えだとおもいます。出来上がりも楽しみにしています。読ませていただいてありがとうございました。

    作者からの返信

    Kayo1984様の応援コメントとか、応援、書き込み、もちろん読んでいただいたこともですが、いつも励まされながら書いていました。
     本当にありがとうございます。

     他視点にして同時多発ぶりをパニック小説風で描き出すことを最初目指していたのですが、力量不足で完全に破綻しました。
     なにはどうあれ、基本的にはエンタメですって小説を目指していてサービス、サービスともっともっとの過剰感で書いているうちに人間描写とかドラマとかがこの作品は(いつもうすいのですが)特に薄かったと思います。
     ご指摘はすべてそのとおりです。

     私自身、ミリオタで兵隊さんの話とか慣れているので長い割にあまり執筆には苦労せず時間もかかりませんでしたが、もうそろそろなんでも軍隊やミリタリーで煽るのは控えようと思っています。
     ただ空中戦もうまく描けず、実はあんまりミリタリーのこともそんなに知らないことも逆に教えられましたが、、、。

     本当に、Kayo1984様、ありがとうございました。