00000010

 ナイト・チルドレンは、自身でf(x)の関数を縦横高さの三次元だけでなく、一番最初のコピーパターンをf(x)1と名付けるや、だーっとf(x)1024、2の10乗個に増やした。

 2の乗数ごとに偏差が入り、変化、進化が加わる。ある程度2進法を重視することはオンオフの世界では避けられない。多様性が大事なことを人間に以上に知り尽くしている。

 無尽蔵に増殖する必要はない。

 ネットとは言え、どこかの中央サーバーにすべての管理システムが入っているだけなので、そこを倒していき続けさえすれば、いいのだ。

 無数にノード(結節点)があり、その無数をすべて倒したり、塗りつぶす勝負ではない。

 ピンポイントで、かなめかなめを倒せば、そこに所属するすべてが倒れる。

 一石百鳥程度。

 ネットは無限だとか言われるが、真っ赤なウソである。きっちり作られた要塞が連絡しているだけである。

 数学では解があることが証明されているだけで、半分仕事が終わったことになる。

 ましてや、それが有限個だと、もう計算終了と宣言してもいいぐらいだ。

 

 2の乗数ごと若干のランダム関数で偏差が入ることになると10乗でチルドレンとしては10歳になったことになる。

 事故で死んだり、病没する子もいるが、それも計算済みの偏差、多様性である。

 そして、やんちゃざかりである。


 そろそろ、ナイト・ティーネージャーズと呼ばなけらばならない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る