第4伝.まどにちコラボ

※青野さんからきちんと許可を得ています。


ここは真っ白で何もない空間。


この空間で二人の少女が対峙していた。


「……、何でこんな所に魔導少女のがいるのかしら?」

(しかも私と容姿がそっくりだし!)


「そう言うあなたは、何故、『唖喰』の混血

があるのかしら?」


「『唖喰』じゃなくて、『妖怪狐』!

……、まぁ、いいや。

ちょっとばかし、大人しくさせてもらう

からね!」


そう言って妖狐は、ゆずに手刀を顔に目掛けて

放つが、


「あら、いきなり襲うのはよろしくなくて?」


妖狐の攻撃を片手で止める。


「ありゃ、奇襲作戦は失敗か……。

でもっ!」


妖狐の『鏡夢なる玖尾狐』の内包能力の一つ、

電気を操る力で、体内から電気を発し何処かへ

目を眩ませた。


「何なの、今の光は。」


そう呟くゆず、「妖狐」を探そうと思った、

その時。


「悪いけど、こっちよ!」


そう言った妖狐は、空中へ飛び、再び奇襲を

仕掛けるが、


「甘い!」


ゆずは一瞬の隙を見て、妖狐の腹に蹴りを入れる。


「甘いのはどっちかな?」


蹴りが入ったにも関わらず、妖狐は喋って

いる。

妖狐お得意の幻術である。

幻術でゆずの気を逸らして、油断させる作戦である。


その作戦にまんまと引っ掛かった、ゆず。


そして、妖狐の手刀がゆずを襲う、が……


「……?」


「悪いね、これ組み手だから。」


「……何故、止めを刺さない。」


「二度も、同じ事をさぁ、言わせないで

よね。」


その後、二人の意識は元のところへと戻った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

actors~番外伝~ Darsan @DARSAN

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ