第九十九話
/*** カズト・ツクモ Side ***/
司祭派と聖騎士派の集落は、竜族のブレスで壊滅させた。
死体だけが残されていた元集落は、遺体を集めてブレスで浄化した。
壊滅と浄化の違いは、気分的な物で特段指示を変えなかったが、竜族にも気持ちが伝わったのか、壊滅と命じたときには攻撃の様に激しく、浄化と命じたときに建物を燃やすようにしてから、炎で遺体を覆っていた。
そして、俺たちは、ミュルダ区に到着した。
まだ全部が終わったわけではないが、気分的には半分以上消化した気分になっている。
馬車で到着したのだが、ミュルダに近づくなり、リヒャルトに拉致された。
すごく笑顔だが、すごく嫌な予感しかしない。
ミュルダ区には、リヒャルトの顔で簡単に入られたから文句は言わないのだが・・・なぜ、俺が拉致されなければならない。
立派な部屋だ。どうやら、リヒャルトたち大商隊がスキルカードを出し合って用意した拠点らしい。
正面に座るリヒャルトが口を開く
「ツクモ様・・・はぁ・・・貴方は」
大きくため息をつかれてしまった。
人の顔を見るなりため息って酷いよな。
「どうした?俺なにかまずいことをしたか?それなら教えてくれよ」
どうならなにかまずったらしい。
「お父様。ダメですよ。無自覚なのでしょう」
娘は父親をどかして俺の前に座った!
なんてことを考えないとやってられない状況だ。
「ツクモ様!」
「俺?なに?」
「最前線にでた事はいろいろ言いたい人が他にも居ますので、それは他の人に譲ります。お聞きしたい事が2点・・・いや、3点あります」
「え?3つもあるの?」
「ツクモ様!3つに絞らせていただいたのです。本当なら、ここにミュルダ老やシュナイダー老やゲラルト殿やヨーン殿やショナル村のミーハン殿・・・他にも、獣人族の長たちをお呼びしなければならない状況なのですよ?」
「え?そんなに?」
「えぇどうしますか?」
先延ばしが理想的だ。
その上で、ログハウスに来てもらえばさらによい。俺のフィールドで話を聞かないと不味そうだ。謁見の間で話を聞くことにすれば、スーンも居るしデータとかで困る事は無いだろう。
「ゴメンなさい。3つ・・・拝聴します」
「そう言って頂いて嬉しく思います。私から個人的にお聞きした事を1点追加させていただきます」
怒られるときには、まず”謝る”その上で相手の言い分を聞いて、納得したフリをして反論を行う。一個一個論点を明確にしながら話をすればいい。
「わかった・・・それで?」
なおかつ今は子供の姿だ。
あざといくらいに可愛く首を傾げてみる。
「はぁ・・・まずは、ツクモ様。ロングケープだけではなく、街道沿いの村や集落からアトフィア教を一掃したとお聞きしましたが本当でしょうか?」
「うん。相手から仕掛けてきたからね。それに、殆どがアトフィア教の自爆だぞ」
「流れは、ヨーン殿などからお聞きしましたが・・・街道沿いの集落はやりすぎだったのでは?」
「うーん。これから、ペネムからロングケープ街への移動が多くなるよね?それなら街道を綺麗にしておいたほうがいいでしょ?それに、俺がやったのは、竜族に集落を浄化してもらっただけだよ?3ヶ所以外はアトフィア教の残党が壊滅させていたからね」
「私たちは、ツクモ様と竜族の関係を存じております。ペネム街に住む者たちも
とある冒険者は・・・ナーシャで確定でいいだろう。甘味抜き2ヶ月の刑だな。
「どういうこと?」
「そうですよね・・・ツクモ様。竜族は、今までヒルマウンテンに居て滅多に姿を現しませんでした」
「へぇ」
「はぁ・・・それで、その竜族がペネム街には頻繁に現れます」
一言一言に、俺の顔を見ながらため息を入れるのはやめて欲しいな。俺が悪いことをしているように思えてしまう。
「まぁエリンも居るからな」
「はい。そうですね。私も聞いて唖然としました。竜族の姫だったのですよね?」
「あれ?言ってなかった?」
「はい。伺っておりませんでした。それはよくありませんが、今はいいです。その滅多に現れなかった竜族が一つの街に味方して、敵対した集落や街をブレスで焼き払ったと言われています」
「えぇぇぇそんな事してないよ」
「そうでしょうね。ツクモ様ならそんな事しなくても殲滅位できるでしょうが、知らない者からしたら、竜族がやったと考えるのが自然なのです。竜族の長に話を聞きに行きましたが、人族などの悪評など別に問題ないと言われて、私たちは途方にくれています」
「え?なんで?長が問題ないというならいいと思うけど?」
カトリナは、何度目かのため息をついた。
ため息の数だけ幸せが逃げるぞ・・・なんて言える雰囲気ではない。
「あのですねツクモ様!実際はどうあれ、ペネム街に逆らったら竜族がブレスで攻撃仕掛けると思われているのですよ?」
「うーん。そうか・・・でも、俺らは困らないよな?実際違う事はわかっているのだし。ん・・・・あぁぁぁそうか、竜族の力を背景に無理な商談を仕掛けると思われているのか?それとも、ペネム街の商隊や商人じゃないのに、名前を使って暴利な商売をしている奴らが居るのか?」
「!!ツクモ様・・・その両方です」
「そうか・・・そこまでは考えていなかったすまない。リヒャルトも悪かったな」
「いえ。構いません。ツクモ様がおっしゃっていた通りなのですが、前者はそれほど問題にはなりません」
リヒャルトはそこで言葉を切った。
そりゃぁそうだよな。実際に無理難題をふっかけているのなら別だけど、普通に商売をしているのなら相手がビビってくれている位のほうがやりやすいのだろう。問題は、後者・・・かぁ・・・・。
「リヒャルトでも、カトリナでもいいのだけど、問題を起こしている奴らが主に取引している場所は解るか?」
「確認はできているのですが、この大陸全域になります」
「場所で絞るのは無理か・・・取り扱っている商品なんかは?」
「それが、どうやらミュルダ区やアンクラム区やサラトガ区で売っている物のようです」
場所でも商品でも特定できないとなると、もう認証を考えるしか無いよな。
俺が得ている知識だと、認証に使えそうなスキルってないよな?なにか、組み合わせとかでできないかな?
「そうか・・・なぁカトリナ。もし、”アーティファクト”でペネム街所属の商隊だって証明できる物があったら解決に向かうか?」
「あるのですか?あれば、それを見せなければ偽物とか言えるので、理不尽な事を言っている偽物を排除できます」
「そうか、この問題は俺にあずけてくれ、少し考えてみる」
「はい!」
スキル創造でなにかできないかと思っていたけど、認証系のスキルが無いからな。
作ってみるのもいいかも知れないな。できたらラッキー程度で考えておいてもらう必要はあるけどな。
「ダンジョンから持ち帰って鑑定していない物も多いからな。何かあれば程度だからな期待するなよ。最悪は、割符で対応だろうな」
「わりふ?ですか?」
「え?割符とか使っていないの?」
「それはどういう物ですか?」
簡単に説明した。
1対1になるが、自分たちの証明には使えるだろう。
「そんな方法が・・・お父様!」
「あぁツクモ様。その考え利用してよろしいですか?」
「いいけど、1対1じゃ面倒だろう?」
「それは考えます」
ま・・・考えるのなら、そうしてもらおう。
なにか考えが有るのだろう。
って事があと2つ?
今日帰られるのかな?
「カトリナ。それで二つ目は?」
「はっそうでした」
「無いなら無いで俺は困らないからな」
「いえ、あります!ツクモ様。ロングケープ街はどうされるのですか?」
「どうする・・・って、今までと同じでいいと思っているけど?ダメなの?」
「え?それでいいのですか?支配下に置いてなにかするのだと思っていました」
「それこそ、面倒だよ。ライマン老が上手くやってくれると思うから、今までどおりにしておこう」
「ライマン・・・デッセル・ライマン殿ですか?」
「そうだけど知っているの?」
「・・・お父様・・・」
バトンタッチのようだ。
「ツクモ様。デッセル・ライマン殿は・・・」
リヒャルトの話を要約すると、ライマン老はすごい商隊の隊長だったという事になる。
それがなんで奴隷商をしていたのかはわからないが、なにか有ったのだろう。いい人材を拾ったようだ。これで、ロングケープ街は大丈夫だろう。
「そうか・・・でも、ロングケープは、今までと同じでいいぞ?今後の話として、ミュルダ老やシュナイダー老がライマン老と話をして、ペネムに属するのなら、ロングケープ区にするだけだ・・・あぁそうか、税の問題があるのか?」
「そうです」
「どっちが楽だ?」
「え?」
「ペネムで一括して払うのと、支払いに税を含ませる方法がある」
「・・・」
「わかった。今度、全員を集めた時に話せばいいかな?」
「そうしていただけると助かります」
税の基本は、1人いくらの人頭税になっている。
しかし人頭税は廃止しようと思っている。収集が面倒だからという事もあるが、どこで払っていいのかわからない様な冒険者も多いためだ。所得税は計算が面倒だから導入は考えていない。あと、街に・・・今は、区になっているけど、区に入るときに税を払う事になっているが、これもやめようと思う。ぶっちゃけ街の運営の為に税を集める必要がそれほどない。
ダンジョンの入場費と買い取った物の販売でまかなえてしまっている。他にも、ダンジョン内で作った道具の販売でも膨大な利益を上げている。俺は別にいらないと思ったが、街での出店許可証も年次更新でスキルカードを収めさせている。
「カトリナ。それで?」
「ツクモ様。ツクモ様がミュルダに来られる時に、馬車を引いていたのは、バトルホースですよね?」
「あぁ他にも居るけどな」
「・・・バトルホースはどうされるのですか?」
「ん?ダンジョン内で繁殖させるつもりだよ?ダメ?」
「いえ、繁殖させてどうされるのですか?」
「あぁそういうことか、どうしたらいい?繁殖させるまでしか考えていなかったよ。俺が移動で使う馬車を引かせる程度だと思うけどな」
「ツクモ様。商隊に貸し出したりできませんか?」
「ん?必要?商隊それぞれホース系の魔物持っているよな?」
「はい。しかし、格が違いすぎます」
「そうなの?」
「バトルホースなら、まず間違いなく、街道に出る程度の魔物なら蹴散らします」
「安全性が高まるのならそのほうがいいな。レンタルでいいのか?販売のほうがいいのか?」
「れんたる?」
「あぁ貸出でよければ、貸出にするし、販売のほうが良ければ販売にするぞ?」
「ツクモ様・・・バトルホースをいくらで売るつもりなのですか?」
「え?もしかして、レベル7数枚くらいはするの?」
さすがに数百万って事は無いだろう。
馬の相場なんてわからないけど、競馬じゃないのだし、いいところ五,六十万だろう?
「・・・はぁレベル7数枚で買えるのなら私が全部買いますよ。レベル8が4~5枚で買えれば安いかも知れないですね」
四、五千万?
イリーガル種はもっとすごい事になりそうだな。バレる前に告白しておこう。
「そうなの?バトルホース・・・じゃなくて、半分は、イリーガル・パワー・バトルホースとかだけど大丈夫?」
二人が固まる。
あっやっぱりダメだったようだ。
「ツクモ様・・・今なんといいましたか?イリーガルとかいいましたか?」
「あっうん。忘れて!ダメなのだろう?」
「偽装できるのですよね?」
「それは大丈夫!」
「お父様。基本貸出にしましょう。ツクモ様をご存知の方に販売・・・」
「あっバトルホースの値段でいいよ。それも一回で払えなければ、数回に分けて払ってもらうとかでいいと思うよ。ミュルダ老に管理してもらおう。行政区預かりでいいよな?」
面倒な事は、行政区に丸投げ!
それにしても、バトルホースがそんなにいい馬だったとは・・・確かに賢いし力強い。あれなら、改造馬車を引かせても問題なさそうだよな。今度、本格的に馬車の魔改造をやってもいいかも知れないな。
ノーリたちを主軸に置いた馬車展開も面白そうだ。
「そうだ!カトリナ。馬具とかどうする?聖騎士たちを見たけど、裸馬に乗っていただろう?鞍とか付けて、馬具一式も一緒に貸し出すか?」
「ツクモ様。”ばぐ”とは?」
「え?馬に乗せて乗りやすくするものだけど?無いの?」
二人の反応を見るとなさそうだ。
スキルがある世界だから、必要ないのかも知れない。確かに、イリーガル種だけでなく、進化したバトルホースや他のホース種は、”一体化”なるスキルを持っていた。他にもなにかスキルが有るのかも知れない。
でもな・・馬具は付けたほうが絶対にいいよな。ゲラルトに言って作ってもらおうかな。
乗馬とか楽しそうだからな。
「ゴメン。忘れて。今度、ゲラルトに言って作ってもらった物を見てもらう事にする」
「わかりました。その件は後日お話させて下さい」
リヒャルトが一歩下がってくれてこの話が終わってよかった。
でも、これで3つは終わったよな。
ふぅ・・・。さてっと
「ツクモ様?」
「あれ?3つだよね?」
「えぇ私から一つだけお聞きしたい事があります」
にっこりと微笑まれてしまった。
「はい。なんでしょうか?」
「ツクモ様。連れてこられた、ツクモ様の後ろに控えていた女性」
「あぁシロか?それがなにか?」
「シロ殿ですか?」
「そうだよ?」
あっこれは気がついているって感じだな。
シロで押し切ろう!それがお互いのためだ。
「そうですか・・・てっきり”ヴェネッサ”様と呼ばれている方かと思いました」
「へぇ似ているの?」
「えぇそれはびっくりするくらいにそっくりです。少し幼い感じはしますけど、本人かと思うくらいでしたよ」
「そうなのだね。それで、そのヴェネッサって何者だ?」
「そうですよね。ツクモ様とアトフィア教の現教皇の孫娘が一緒に居るわけが無いですよね!」
そんなに睨まないでもいいと思うけどな。
リヒャルトも逃げようとしないで、娘を抑えろよ。なんだよ、その無理って顔は!
「もちろんだ!それで?」
「あっはい。ヴェネッサ様は、アトフィア教の良心と言われていた枢機卿だった父親の影響を受けていまして、獣人やエルフやドワーフにも接して導くと言っていらっしゃった方です」
「ほぉ立派な方だったのだな」
「えぇ彼女が枢機卿になれば、アトフィア教も変わるのではと言われていましたからね」
当人が聞いたら赤面して否定しそうだけどな。
今度、シロに聞いてみよう。”アトフィア教の良心”かいい事を聞いたな。
「へぇー」
「そうですよね。教皇の孫娘で、元枢機卿の娘で、自分自身も筆頭聖騎士で司祭のヴェネッサ様が、アトフィア教のシンボルも持たずに、獣人と魔物の王と噂されるカズト・ツクモ様の後ろで従者の様な振る舞いをするはずは無いですからね」
シロの話は聞き流せるけど、俺が”獣人と魔物の王”?おかしくないか?
リヒャルトも否定していないことだし、おかしいと思っていない・・・ナーシャ辺りか?問い詰めなければわからないな。皆を集めた時に聞く事にしよう。
カトリナは、確実に本人認定をしているのだろうな。シロが超絶お嬢だって事はわかっていたけど、アトフィア教以外にも知られていたのだな。
「それで、カトリナ。シロが、ヴェネッサだとなにかまずいのか?」
「いえ、違います。まずい・・・と言えばまずいですが、アトフィア教では異端扱いでしたし、大丈夫だと思います」
「そうか・・・なんか、奥歯に物が挟まったような言い方だな」
「ツクモ様!正直にいいます。アトフィア教が怖くないのですか?」
怖い?
経済圏が違うし、面倒だとは思うけど、こちらから絡まなければ大丈夫だと思っているから、怖いとは思わないな。それに、聖騎士の実力がシロ程度だとしたら、100倍の戦力で攻められても怖いとは思わないな。
「なんで?シロは、アトフィア教とは関係ないよ。髪の毛だって切ったしな」
リヒャルトが”あっ!”という顔をした。さすがはリヒャルト気がついたようだ。
「ツクモ様。そういうことなのですね」
「お父様!」
「カトリナ。シロ殿は、アトフィア教とは関係ない。ツクモ殿もそれでいいのですね」
「あぁ」「だから、そんな事わかっていますが、無理ですよね?」
「無理じゃない。カトリナ。アトフィア教は、巡回中や浄化に出たときに、敗北やミスをした時に、自害を言い渡されている。その後どうするのか知っているか?」
「え?あっ!髪の毛・・・そういう事なのですね。自害・・・あ!ロングケープから、ペネム街を攻める隊の隊長だったのですね!」
答えにたどり着いたようだな。
「何のことかわからないが、問題は無いよな?」
リヒャルトが一礼する。
カトリナはなにかまだブツブツ言っているが後は親子で話してくれ。
俺は、リヒャルトたちの屋敷を出て、馬車の所に移動した。
「カズト様!」
「シロ。どうした?」
「大丈夫だったのですか?」
「あぁリヒャルトの所に行って話をしてきただけだからな」
「そうだったのですか・・・カーマン商会の者ですよね?」
「えぇーと。多分そうだと思う。リヒャルト・カーマンだったと思うからな」
「カズト様?」
「どうした?」
「いえ、なんでもありません。本当に、カズト様は・・・」
リヒャルトってそんなに有名なのか?
「なんでもないのなら、気にしなくていいな。それよりも、シロ、フラビア、リカルダどうする?このまま、ペネムまで移動するか?疲れていないのなら、ノーリの脚力なら先に進んでも問題ないと思うからな」
エリンとギュアンとフリーゼは、バトルホースの群を率いて、ミュルダ区を迂回してもらっている。
バトルホースの群も膨れ上がって、500体近くになっている。ホース系の魔物なら繁殖ができるという事だ。
餌に関しては、基本は何でも大丈夫だという事だが、1番いいのは魔素を含んだ水で育った草だと言っていた。
魔素を含んだ水がよくわからないので、スーンに連絡して用意してもらっている。
「ツクモ様。私たちはその・・・」
「あぁ気にするな。シロもフラビアもリカルダもギュアンもフリーゼももう関係ないのだろう?」
「はい」「もちろん」「はい!」
3人は死んだことなっているし、シンボルも持っていない。
アトフィア教とは関係ない人物だ。
まぁなにか問題があっても、黙らせればいいだけだよな。
「3人に問題がなければ、ミュルダ区を出てペネムに向かおう。途中休める場所は沢山有るからな」
「「「はい!」」」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます