第113話 夫が好き過ぎる
結婚して8年目ですが、いまだに夫が好き過ぎます。
むしろ年々、好き度が増しています。
付き合っていた頃はこんなに好きでは無かったはずなのに。
夫が好き過ぎるからでしょうか、正社員共働きであっても出来る限り家事は私がやりたいと思えます。
疲れている夫を少しでも快適にしてあげたい。
夫がこれを知ったら
「何言ってるんだ、全然足らんわ」
と思うかもしれないけれど、私の気持ちとしては夫が好きだからこそ夫を心地よくしたくなる。
怒らせて不快にさせる事も多いけど、私の本当の気持ちは、「夫に心地よくなってほしい」なのだ。
なので世の中の共働き夫婦が、家事の分担で揉めたり快く思ってないような話を聞くと私としては
「自分のパートナーに心地よくなってもらいたいと思わないの?」
「好きな相手だからこそ、痒いところに手が届くようにしてあげたいと思わない?」
と疑問に感じるのだ。
うちは子どもはいないけれど、子どもがいたとしたら、子どもにはそこまでやってあげたい、あげようとは思わないと思う。
けど夫は、好きで好きで仕方の無い相手だから夫の嬉しい顔が見たくなるのだ。
休日の日に2人で外出して、疲れて帰ってきた後などに私はすぐには休憩しない事が多い。
それはまず、夫にコーヒーを出してあげるか、夕食の準備をして早く食べさせてあげたいからだ。
この事に関しては私が勝手にやっている事なので、夫は
「まずは休憩したらいい」
と言ってくれるのだが、休憩前にコーヒーやら夕食作りの準備ぐらいはした方が安心して休めるのだ。
私にとっては自分が疲れていても、夫が喜んでくれるかもしれない事の方が大事なのだ。けどどうやったら喜んでくれるかはまだ完全にはわかりきれていない。
夫は口数が少ないというか、理数系だからだろうか?
思っている事、感じている事をあまりこちらに言葉として具体的に伝えてこないので私はいつもアンテナを張らして夫の気持ちを探らなくてはいけない。
夫の攻略本があったら、どんなに良いだろうと思った事が何度もあるけれど、夫に一番詳しいのは私なので、これからも私が模索するしかない。
夫に聞いたら、きっと痩せればいいと答えそうだ。
分かっているけど、それで簡単に痩せられるのなら、夫好みの体型にすぐにでもなりたいものだ。
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