SNS活動期

第77話 SNS時代開始

雪子ファンの男性はその後、連絡をくれるんだけど

事故を起こして、その事で大変だったから連絡できなかったし

この後も、一人でいたいと言うのでそのまま終わった。



この後の私は、それまでの出会い系やメル友恋愛は終わり

SNS交流が主体になっていく。


時期はちょうど某大手SNS『M』が始まった年だ。

私は30歳になっていた。


『M』がサービスを開始したのがこの年の3月。

けれどこの頃はMを利用している人からの招待が無いと

会員になれないという制度だった。


クリエイターでもネットに関わる仕事をしているわけでも無かった私には

会員になるツテはなく

翌月4月からサービス開始になった『F』(フェイスブックではない)に

登録をした。


まだ世の中の人がSNSという言葉を知らなかった頃だ。


このFでは色々な人に出会った。

この頃のSNSは、友達に友達を紹介して人脈を増やす

という感じだったので


友達に安心して紹介出来るためにも

本名と顔写真を載せる人は多かった。

本名はまだしも、顔写真載せてない人は信用度が薄く見られたものだった。


私はそれまでにネットで出会っていた趣味の友達や

日記サイトで交流のあった人たちをそのFに誘った。


そうしながらそのFの中で活発に活動している

ある若い女性に友達になってもらい

その人を通じて、F内の色々な人と繋がっていった。


Fでは日記を書く事とサークルに入って交流する事で

F内の人と仲良くなる事が出来た。


そこである少女マンガの趣味が同じの1つ年下の男性が目に留まった。

軽くて面白い感じなのに、ちゃんと思想を持っていそうなところに惹かれ

私から積極的に彼に近づいた。


そうしたら彼の方も私に興味を持ってくれたのだ。

その彼ミズキくんとは毎日のようにFで交流し

出会って一ヶ月半後ぐらいにデートする事になった。


Fは日本全国、海外からの参加者がいる。その中で

ミズキくんはたまたた隣県に住んでいたので会いやすかった。


そして私たちは付き合う事となった。

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