第4話 魔法の実技指導?!
「えっ?なんで?」
開けようと力をどれだけ
画面を見直しても
何が始まるのだろうか。
ドキドキとしながらドアに近づき
「やっぱりうちの学校なのかな」
〔
「え?え?」
「ええ?!!」
足は短くちょこちょこという
その
「ううう、なんか気持ち悪いというか」
〔
「は、はい」
頭の中で聞こえてきた言葉にビクンと
「フ、フレイム!」
両手から飛び出した炎の
炎の
〔
「は、はい」
どうやら
手の向きが
しかし、
「〈家庭科室へ〉か」
四つに
家庭科室のドアをゆっくりと開けると中からいい
「んっ
ドアから家庭科室の中へと顔を
スポンジを焼いた時のような
〔
「タブレットっていうのは聞こえたんだけど、タブレット、タブレット…」
きょろきょろと
一つ一つの机を引き出しを開けながら見てみるがタブレットのようなものは見つからず、ショートケーキが
「くぅ、すごくいい
近づけないと分かってはいるけど、つい近くに
悠海はごくんと
〔その机から
「はいいい!!」
頭の中に強く
〔
母親に
同じ手足を出してギクシャクした動きで歩いて行っているが悠海は気づいていないようだ。頭の中に聞こえてくる声もつっこむことはせずに、タブレットを手に取った悠海に〔
「うーん、頭の中で聞こえる声って、ヘッドフォンしている時みたいに他の音が聞こえづらくなるんだけど、こう、音って下げられないのかな」
いきなり声が聞こえるのはやはり
決して、先ほどの声が怒られたような感じがして
自分の足音や服の
〈
悠海の
そういえば理科室にあったタブレットに
悠海は二度ほどボタンを
〈
〈自分の名前を
〈マツナガ ユウミ〉
〈サカモリニシ 小学校 五年一組〉
〈受験者ナンバー ○☆&¥?%#$◇€!〉
〈レベル 0〉
〈MP 68〉
〈魔法
〈フレイム〉
〈なし〉
「あっ、MP!そっか、
最初に見たときは〈MP 100〉となっていたはずだ。
今は
理科室も
〈MPの
〈
ホワンと頭から
悠海はぐーっと大きく
「はふう」
〈
〈タブレット横の青い布を手に取り、中央の机に
さっきまで無かったはずの青い布が
悠海はその布を手に取るとしげしげと見回してみる。
〔おめでとうございます。
「え?食べていいの?」
ケーキに手を伸ばすと
「やった!
いい
机の下にしまわれている
「んー!
しっかりと
「
冷たい氷水を飲みきって
「むしろ朝から食べ過ぎかも…」
自分のお
「朝からケーキを食べて怒られないのかな…」
〔食べ終わりましたら
「きゃっ!…あっ、はい!」
悠海は立ち上がるとお
「びっくりしたぁ。はぁ、そういえば
理科室とは違い家庭科室の水道は出るようで、横に
お
水が
「よし!
〈
〈
〈
〈エクストラ
〈洗い物をする
〈マツナガ ユウミ〉
〈サカモリニシ 小学校 五年一組〉
〈
〈
〈クリアしました。レベルが一つ上がります。〉
〈次のステージに向かう場合は
「エプロン〜…」
「すっかり忘れてた、あーあと少しで満点だったのにー」
「次に進むか、ログアウト…?えっ?ここか出られるって事??」
知っているような知らない
「これ、あれだよね。ここから出るってだけじゃなくて、私のよく知ってる
不安から声に出して見ても誰も返事をするものはいない。いいタイミングで頭の中に声を
「どうしよう…」
数十分は
〈ログアウト、ですね。では、青い
家庭科室の入り口に青く光る
悠海は
「ロ、ログアウト!!」
〈ログアウト
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