第2話 不思議な生き物?!
「いやーーなにこれなにこれ、なにこれーーー!!」
手のひらを下に向けても、ブンブンと手を
何をしても手から
肩で息をするほど動き回り
「なんで取れないの!」
「んっ?!」
自分の手のひらをいろんな
感じとった
これは集中した時に思わず出てしまう
悠海の
「んん?」
もう一度「うむむむむ」と口に出すと、
「いやーーーー!!」
悠海はまたも
その事に落ち込み泣いていたのに、
「どうしよう」
水道から水が出ない。それを
あれだけ
今度は手のひらのお化け(仮)のことが
悠海の
「えっ!?」
ふっくらとしたお化け(仮)は、手のひらほどの大きさから指を広げた手の
悠海がハッと息を飲み込んだ
見ているというのは
つぶらな
悠海は
「っ……!!……っ、はっ、はあああ、はぁ」
まんまるとしている形はそのままだが細くなっている
…
お化け(仮)を
うるうるさせた目の上、おでこであろうあたりに指を持っていくと、ふよんっという
左手の人差し指だけだったのが、中指が
「はぁー
目は?というお化け(仮)からの
「名前は?あっ、つけてあげるよー♡」
お化け(仮)の
「んー、ボブテイルみたいな
「タマ!あなたの名前はタマだよ!」
夏の海に
決められた名前に
これはもう
悠海以外にタマの
大きく左右に
ウルウルしている目をニッコリと
「わあ、こんなに
もっと大きく
「良かったー。ねえタマ、
タマを
「えっ?」
自分の手を見てもそこにはタマはいない。
どこから来たのか白い
「えっ?!」
タマがいたであろう場所に左手も
手の中になにかあるような感じはしない。
「えっ?」
白い
何かの
「タマ?」
手の中にある赤い
返事はないがこの
これはなんだろうか?
左手をくぼませて赤い
光を通して
その
ギョッとした悠海は急いで赤い
「えええええ?!」
自分の左手の
一体何がどうなって体に中に赤い
しかし、目の前で自分の手の中に入っていったことは
〔
「へっ??」
頭の中で声が聞こえると
この教室にある黒板もどきのような白いウィンドウにはいくつかの
一番上の
「なにこれ?どういうこと?」
顔や目を動かしてみるが、悠海に
何度も
目をぎゅっと
ゆっくりと目を開けると、そこにあったはずのウィンドウが消えて無くなっていた。
「良かった。ずっと消えないのかと思った。また
そう
「えっ?なんで?」
「さっきは消えたのに…」
さっきのように消えて欲しいと
「えっ?」
悠海はパチッパチッと
手を
この差はなんだろうか。
さっきは白いウィンドウが
悠海は
(
すると、右下に白いウィンドウが
今度は消えてと心の中で言いながら白いウィンドウが消えるイメージをすると、たちまち目の前から消えていった。
声に出して見たらどうなんだろう?
考えていないと
「白いウィンドウ」
声に出してみるが目の前に
「うーん、やっぱり
次は頭の中で白いウィンドウが
「白いウィンドウ」
だが、今度も白いウィンドウが悠海の前に
もしかしたらもう白いウィンドウは
「どういうこと?」
その後、何度も
これは、頭の中で考えないと
「確か…
悠海の
「声に出すときはちゃんと
今度は声で消えないのかと
「なんか、これってゲーム?っぽいよね」
『ステータス』という言葉がゲームには出てきたはずだ、白いウィンドウもゲームっぽいと思えば、どんどんとそういう風に見えてくる。
しかし、ゲームといえば小さい
『ステータス』という言葉も、その女の子の
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