第11話 回想・ローブル聖王国攻略余話 【DEVIL CATは今日も愉怪?】

~これは狂気の沙汰~


時系列

 ローブル聖王国がデミウルゴス主導の元に、派手に攻略される中。戦列に加わっているのは、人間を食料として喰らう亜人種のみとは限らない。軍勢の大部分が亜人種が大半を占めるとしても、極一部は督戦部隊としてデミウルゴス直属の部下が目を光らせている。


 その中には、必然的にプルチネッラも含まれている。


 その当時のプルチネッラが口ずさんでいた行軍歌マーチ


 一応、督戦部隊であるために、相応の体裁を整えると共に、もし万が一のことに備え、変装する必要が在るのではないかと思われる。あまり意味はないと思われてはいるが、そこは各々の判断と任意に委ねられた。


 変装。それは思いもよらぬ格好であることが最も望ましく、その常識からはかけ離れた異様な才覚センスによって、日常からかけ離れた存在感で認識を塗り替える行為。要は、知っている者から、誰? と思われ、よもや其の者と思われることのない扮装コスプレが最も効果的である。 うそうそ



 【プルチネッラは嬉々として変装をする】



 似合わないだろうからこそ、あえて【猫耳】を生やし、魔法使いや魔女が被る三角帽子をその猫背で猪首いくびな頭部に載せ、でっかなエノコログサねこじゃらしに似たハタキを指揮杖代わりにその長い手に携え、陽気に暢気に歌いながら戦列に加わる。


【猫耳プルチネッラ誤誕バグたん?】


猪首

 =首が太く短い様。首にくびれがない様をいう。肩から首の境目の見分けがつかない様。



   ・・・   ・・・   ・・・



【カワハギでぇもん】

 作詞:プルチネッラ


   ぷるるぷるっぷ、るっぷっるっぷ♪


でぇもん、でぇもんでぇもん、カワハギでぇもんでぇもん

 悪魔がデェモン来たりて皮を剥ぐ~ぅ♪

でぇもん、でぇもんでぇもん、カワハギでぇもんでぇもん

 アカ しろ 脂肪キイロと 顔色ぶるー Pink


シワシワ皮ゎをペリペリぺりぺりとぉ~♪

 やめてとうてもペリペリぺりぺりとぉ~♪

  邪魔を する奴、ペリペリとうひひひひベリベリとぉふひひひひぃ~♪



   ぷるぷぷるっぷ、るっぷっぷっる♪


でぇもん、でぇもんでぇもん、カワハギでぇもんでぇもん

 ケンカをしてたら両成敗♪

でぇもん、でぇもんでぇもん、カワハギでぇもんでぇもん

 泣こうと、叫べど、皮を剥ぐ~ぅ♪


頭のか~わを、ペリペリぺりぺりとぉ~♪

 指先一つで、ベリベリべりべりとぉ~♪

  お顔のかぁわも、ペリペリむひひひと、ベリベリむひょひょひょと♪



   ぷぷるぷるっぷ、るっぷっぷっる♪


でぇもん、でぇもんでぇもん、カワハギでぇもんでぇもん

 邪魔者どんどん減っていくぅ~♪

でぇもん、でぇもんでぇもん、カワハギでぇもんでぇもん

 次から次へと減っていくぅ~♪


体の皮をペリペリぺりぺりとぉ~♪

 生身のかぁわベリベリべりべりとぉ~♪

  牧場ファームに全員、連れて行く、のがさなぃい♪



   ぷるぷるぷっる、るっぷっるっぷ♪


でぇもん、でぇもんでぇもん、カワハギでぇもんでぇもん

 今度ワお国に挑戦チャレンジだぁ~♪

でぇもん、でぇもんでぇもん、カワハギでぇもんでぇもん

 アクマでカチコミ、聖王国ろ~ぶるぇへ~♪


でぇもん、でぇもんでぇもん、カワハギでぇもんでぇもん

 血河けつがで皮をぉ~ハギましょうぅ~♪

でぇもん、でぇもんでぇもん、カワハギでぇもんでぇもん

 ブラッドリヴァーでハギましょうぅ♪



   ぷぷるぷるっぷ、るっぷっるっるぅ♪


でぇもん、でぇもんでぇもん、カワハギでぇもんでぇもん

 地平の果まで、追いかけてぇ~♪

でぇもん、でぇもんでぇもん、カワハギでぇもんでぇもん

 血 骨 金髪に 面皮 脳味噌♪

  血 骨 脂肪に 顔色 腸♪

   血 骨 胆汁に 面皮 Hart♪

    血 骨 湯放ゆばりに 顔色 レバぁ~♪



   ・・・   ・・・   ・・・



 この様に歌いながら、プルチネッラは変装した姿で戯けつつも、大真面目に仕事を遂行したのであった。


 ちなみに、デミウルゴスはプルチネッラの扮装して歌っている姿を見つけた際、吹き出して爆笑したそうな。    ウソウソ


   ///   ///   ///


 一応、これは妄想であって、ほぼ想像の産物フィクションです。

 こんな風になるのかなぁ~といった、悪魔の囁きじょ~だんです。


 真に受けないで、冗談として笑って流して貰えれば幸いです。


   ///   ///   ///


「枯れ木に皮を 、干しましょう~」


 ざぁっと、手にした皮を枯れ木? に投げ掛けるプルチネッラ。

 細く捻じくれた枯れ枝の如きかいな、その先に伸びる長い爪に、次から次へと剥いだばかりの皮が重ねられる。


 皮の回収と選別は、主に枯れ木の悪魔=頭冠の悪魔サークレットが担っていたとか?



 なんか、奪衣婆風になっていた。らしいっちゃ、らしいかな。

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お~ば~ろ~ど 【ぷるぷる・ぷるちねっら?】 トータス @tortoise

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