3 すれ違いと別れ
高校生になって私が友達の幅が増えると、彼は必要以上の束縛をしてきました。男子友達が気に入らなかったのでしょう。学校では極力話すな。オンラインゲームをやるな。写真フォルダに男子がいようものならヒステリックになり責められました。
そして私もだんだん我慢が効かなくなりました。高校生に異性と話すななんて事は正直言って無理です。絶対にです。私はとくに少年漫画やゲームが大好きで、そこから友達の輪を広げていました。もちろん女の子の友達もみんな大好きでした。友達の幅を制限されることに抵抗を覚えました。が、彼の寂しい気持ちも分かっていたので、なんとか我慢して耐え続けました。
しかし、ここには書けませんが(笑)彼の束縛は日が経つごとにエスカレートし、ストーカーに近い行為までしてくるようになりました。散々我慢した結果、最後はプツンと糸が切れる音がして、私は思い立ったその瞬間彼に電話をかけました。実際の会話がこれです。
「もしもし!別れよ!」
「は?何言ってんの?」
「もう無理!いいよもう!ね!別れよ!」
「いや待てよ3年も付き合ってこんな終わり方ある?お前の家行くから待ってろ」
「ううん!来なくていい!じゃあね!」
半ば強引に彼との電話を切り、清々しい気持ちに私はこころが踊り狂ってました。
あの悪夢が訪れるまでは
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